УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

めぐるジャポニスム

2020-04-20 21:55:00 | 日記
今日の静岡では新たな感染者は出てないぞ。
岩手様もご無事だ。

で、静岡ではほぼ全ての博物館美術館動物園水族館とかお休み中ですが、静岡市博物館は週末ギリまでやってたんで、行ってきました。
・・空いてました〜、5人くらいしか来てないし、皆、お一人様でした。

今回の展示は、めぐるジャポニスム・ミュシャと日本、日本とオルリク。
って事で、開国し海外と交流する事になりました日本。
日本美術は浮世絵始め世界に衝撃を与え、海外の芸術家に影響を与えました。
また、反対に日本の芸術家たちも海外の作品から多大な影響を受けました、ってわけで、ミュシャとかオルリクって固有名詞もあるけどそれよりも、その時代の日本と外国の芸術上での歴史展、って感じ。
まずは江戸末期の日本画・浮世絵が海外にどう捉えたのか?から始まり、パリでの日本ブーム、それはパリから欧州に拡散され、チェコでも日本文化への関心が高まる。
チェコにはサクラホテルという和風っぽい建築ホテルがあるそうで、そのポスターも和装っぽい女性画なんですが、漢字で『櫻』って書いてあるんだが、なんか漢字を知らない人が書いた漢字っぽい^_^;;
日ペンの美子ちゃんにダメ出しされそうなバランスの櫻でありました^_^;;
で、チェコから日本に来た人もいるわけで、そう言う人々がチェコに帰国する際は、ウラジオストクから大西洋横断してアメリカに渡りアメリカ横断して大西洋渡ってチェコ、あるいは日本→香港→セイロン→スエズ運河→チェコ、ってルートだそうで。
まあ、南周りの海路はなんとなくわかるが、大平洋→アメリカ横断→大西洋渡る、ってなんか地球一周に近いような??
ロシア通った方が距離的には近い気がするが、当時はロシア帝国だったんかな?
まあ、シベリアとか中央アジアとか通るよりは海渡る方が楽だったんだろうねー。
チェコの人が挿絵つけた『瘤取り爺さん』の話とか、元ネタわからん状態!
で、ミュシャのポスターとかも結構ありまして、ミュシャの場合はミュシャが日本好きってわけじゃなくて、日本人がミュシャからいかに影響を受けたのか?って視点からの展示。
今でも『ミュシャ風』ってジャンル?あるもんねー、確かに。
そして日本がお気に入りで、長くに渡り日本に滞在し、日本画や木版画の技法を学んだチェコ出身のオルリク。
彼の目から見た日本の風景、人々を描いた作品。
また、オルリクに影響を受けたドイツ圏の画家達の作品など。
美術館って言うと、○○の●●の絵を見る、って感じに思われがちだけど、この展示は特定の誰か、というよりもその時代に芸術家達がどう影響を受け合ったのか?という文化論や芸術論視点からの展示、どちらかというと歴史博物館的な要素が結構入ってるなー、と思いました。
チェコアニメ上映イベントとかも予定されていましたが、コロナのせいで中止、つうより美術館自体が休館だしのー・・
前期後期で展示変えがあるそうで、このレベルならもう一度見に来てもいいかな?リピーター割引もあるし、と思ったが・・
コ、コロナめーっ!!
コメント
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