「ピアノ効果」
NOM先生に欧介、道子、町子の三人がピアノを習うことになった。昨夜新居でプリレッスン。それぞれの腕前を見極め、選曲していただく。欧介は、「殻を破れてないのでは?」とNOM先生に言われ、「まだ破れていない殻があった」と感慨しきり。道子はピースにベートーベン、町子はシューベルトをいただく。その後みなで肉食。ワイン二本。信じられないことだが、今朝八時から起きて、子供二人が、かわりばんこにピアノを弾いてる。夏休みが終わったなあ。
「NOM先生語録」
ピアノの鍵盤にはツボがあるんです。それを探して押さえてやるとよく鳴るんです。
道子と二人で初めて生ヨーヨー・マを見る。上手ボックス席。最初のベートーベンでチェロの音を聞く。いつもRSN先生の計算し尽くされたチェロを聞いているので物足りない。これなら、今年の春に聞いたTM君のロココのほうがまだ真摯であった。道子いわく、「オブビアスなんだよ」。魂がそこにない。三善アクセントを山ほどつけてやりたい。踊りもいまいち。しかし二曲目アイブスのエンパイアガーデンでトリオになると何も気にならなくなる。衣装、照明、演出、踊り、どれをとっても予想以上の美しさである。ときおり、ピアノがうまいなあとか、チェロの深い音がしているなあ、などと感じつつ、物語に引き込まれる。特にリーダーの男性と、日本人の女性、金髪の小さな女性ダンサーは表現力が素晴らしい。役者としても一流である。最後のシューマンは傑作だと思う。最初のハグから泣ける。特に三楽章の、とかげ歩き最高。あのよさがバレエ少女にもわかるかなあ。
「ジャパンストリートフェア」
欧介と二人でHMTシャツ着て、屋台祭りに出るHMバレエを応援に行く。欧介は正確に混雑を予想していたが、私には想像を絶する人出で、屋台には近寄れぬ。帰国後のお疲れもなさそうなMM先生と、KOLさんの浴衣姿と、子供ダンサーたちをテントの裏からのぞいて帰る。
いつもここを読むのを楽しみにしていたのですが、しばらくバタバタしていてご無沙汰していました。
お引越しが無事に終わったのですね。
お疲れ様でした!
ぜひ、その24階へまたお邪魔させてくださいね。成長したTちゃんも見に行きたいです。
フェステバルで思いがけずお二人の顔を見てうれしかったです。
ピアノを弾くTシャツ姿の彼の背中も素敵だなぁ・・・
Teaは2週間前に死にました。まだ2週間しか経っていないのが信じられません。ずいぶん昔のことのようです。
合唱団で指揮をしているのですが、手つきがバレエっぽいと褒められました。先生のおかげです。