ニューヨー句

1ニューヨーカーの1ニューヨーカーによる1ニューヨーカーのための1日1ニューヨー句

おにぎりの角立てにけり今朝の秋

2009年08月27日 | Weblog
「落選」
今年の受賞は三十三歳の女性。去年は四十八歳の女性。だんだん、年々、夢が遠ざかってゆくのであろうか。しかし私としては、年々上達してきていると信じる。俳句を始めて十九年。私の犬が死んだ年は前厄にあたり、悪いことが重なってた。姉が見かねて俳句に誘ってくれた。初めての吟行句会で、大阪城で欧介に会った。犬が死んだとき、一緒に死のうと決めてたのが、欧介がたまたま電話して、(気楽な声で)吟行に行きませんか? と誘ってくれたので、ベランダから飛び降りるのを延期した。吟行が楽しくて、けっきょく死に損なった。まだまだ精進して、美しい句を産み続けたい。五十年後には、「第110回角川俳句賞はベルリン在住のMapleさん(100歳)に決まった」というニュースを見たいものだ。
 
「ベルリン」
なぜベルリンかというと、一つにはベルリンに住んでみたくなったから。そもそも昨夜TAKAさんと飲んで、いやもっとさかのぼってピアノのNOM先生が、「ベルリン芸大はいいですよ、国立だから学費ただだし」と道子にすすめてくだすった。TAKAさんも昨夜、「ドイツはほんとにいいですよ」と言ってくれた。道子がベルリンに受かったら、私も同じ町に住みたいなあ。ベルリン国立バレエも見れるしなあ。
TAKAさんと飲んで、映画の話とかして昨夜は楽しかった。アル・パチーノがジュリアードに講演にきたんですとか。大阪芸大はフランキー堺だったのよとか。ショパンのプレリュードは(ノシタシオンと同じく)ピアノのテクニックの粋を集めているとか。プレリュードが無性に聞きたい、生で今ぜんぶ。
 
「ベルリン2」
なぜベルリンか。二つ目の理由は、バレ友のYm子さんから贈られたカードが素晴らしかったから。画家はベルリンのミヒャエル・ゾーヴァ。「ヌレエフの犬」という本の挿絵だそう。さっそく日本語訳をアマゾンで購入する。私の好きなケストナーもドレスデンで生まれ、ベルリンで詩人をやってた。名作”二人のロッテ”はミュンヘンとベルリンが舞台。どっちも行ってみたい。
私はファッションにはうといが、Ym子さんのブログ「ハミングバード」は毎日かかさず見る。なぜか。普通のおしゃれブログと彼女のブログは根本的に違う。ファッションも、料理も、アートも、美を追求している。人生を豊かにしたいと、軽やかに、そしてまじめに取り組んでいる。私のブログとは題材は違っても憧れるものは同じだと感ずるから、励まされる。普通のブログなどは、「私って美味しいものも、素敵な服も、知的なイベントも知ってるのよ」という自慢止まりなので、見る気が起きない。偶然、彼女の最新の記事に、「ベルリン」という言葉を発見して嬉しくなった。
 
 

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2 コメント

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Unknown (ys子)
2009-08-28 10:56:59
こんにちは。バレエでご一緒していたys子です。NYを懐かしみつつMapleさんのブログを拝見していたら、ミヒャエル・ゾーヴァとあったので、思わず出てきてしまいました。ゾーヴァの絵、大好きなのです。カレンダーもゾーヴァで、5月はバレエの絵でしたよ。これからも、ブログ、楽しみにしています♪
新生活はいかがですか。 (Maple)
2009-08-28 22:30:12
ゾーヴァ、いいですね。私もファンになりました。またいつか一緒に踊りましょう。