ちょっとした絵(?)日記

思うところをつらつら書き並べているだけです。深い意味のない場合が多いですかね?

愚者の言い訳・・・

2010-02-07 09:59:46 | 世相
己の間違いを素直に認められないということは何かあるのではないかと疑われても仕方がない。
ましてや、それを追求する側から追及される側に立場が変わったとたんに言動が逆になるなどは・・・出来の悪いドラマを見るようだ。

先日4日の参議院予算委員会の質疑を途中からラジオで聞いてて、自民党石破氏の質疑の中で「個所付け」ということを言っているのを何だろうと思いながら聞いていたら、昨日、このようなニュースがあることを知った。

 民主党が国会の予算審議より前に「個所付け」と呼ばれる公共事業の配分案を地方に示していた問題で、日本テレビは地方に配られた資料の一部を入手した。

 「部内限り」と記された資料は、民主党が先月、地方に配ったもので、来年度に見込まれる公共事業の場所や事業費が具体的に書かれている。備考欄に「知事や県連から要望あり」とされた事業のほとんどは事業費が概算要求時より増えていた。事業費が示されていなかった岩手県の胆沢ダムは「県連の要望あり」で「185億円」となっていた。

 自民党は「国会を無視している」などと批判し、予算委員会に資料を出すよう求めたが、政府は拒否した。

 前原国交相は「党から地方に流れたことは極めて遺憾」としている。


引用:2010/2/6 News24

自民党政権下が正しかったとは言えないかもしれない。
しかし、現政権が犯した罪は日本の国の行政、立法という権限をもつ組織を無視した行動であり、明確なルール違反である。
本来、予算は国会の承認を得て成立するものであり、この「個所付け」という資料は予算成立までは秘匿されていなければならない資料という解説を目にした。

百歩譲って自民党もやっていたとして、それを”正します”というのが民主党の選挙時の公約ではなかっただろうか?
いや、いや。マニフェストに書いていないのでいいのだ・・・。それは通じない。
”政治倫理”という言葉で一括りの問題なのだ。

この問題が表面化して誰も国交副大臣の辞任を求めないことも問題であるし、国交大臣が「遺憾である」という一言で済ませてしまっていること自体にも問題がある。引責辞任クラスの問題ではなかろうか?

現政権の”愚者の言い訳”を数多聞いたが、これほどまでに馬鹿馬鹿しく、国民を舐めきったものはない。
現政権を最良と判断した人たちはこの件をどのように思うのだろうか?政治の不正を糾弾しますと言っていた人たちなのだよ・・・この人たちは・・・。



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