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「情報リテラシー」ってこれからを生きる子供たちに不可欠?そもそも「情報リテラシー」って何なの?どうやって培う?

2017年04月04日 | 21世紀型子育て

国立政策研究所が提案する「21世紀型能力」の中核は「思考力」

その「思考力」を支えるのが「基礎力」

そして「思考力」を方向付けるのが「実践力」とされています。

 

21世紀に求められる「三大柱」ですね。

 

以前も載せましたが、こんな図で表されてます:

 

育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と評価の在り方に関する検討会(第6回)平成25年6月27日配付資料より

 

 

この「基礎力」のところに、言語スキル、数量スキルと並んで、

「情報スキル」とありますよね。

 

こちらの国立教育政策研究所のレポート:

「社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本原理」 – 平成25年3月研究代表者 勝野 頼彦(国立教育政策研究所教育課程研究センター)

によると、

 

「言語スキル(リテラシー)」とは、

話す・聞く・読む・書くスキル。

 

「数量スキル(リテラシー)」とは、

数式、図、表、グラフ、統計など数学的な情報を理解し活用できる力とのこと。

 

それで、「情報スキル(リテラシー)」というと、

「情報を活用する力」になるわけですが、

これって、具体的にはなんなんでしょうね。

 

 

 

「情報リテラシー」って具体的に、何?

上のレポートによると、

「情報スキル(リテラシー)」とは、

「ICT(情報通信技術)活用」と情報モラル」から構成される

のだそうです。

 

「ICT(情報通信技術)活用」とは、

・情報を検索する

・コミュニケーションをとる

・ICTを使って効果的に表現する

といったICT関連を使いこなすスキル。

 

情報モラル」とは、

・アイデアの交換や借用などを通じた社会的な知識創造の在り方を知り習熟する

・権威的な情報ソースの建設的な使い方を知る

 ・情報社会の法律・ルール・マナーについての基本を知る

 ・情報セキュリティについての知識を得る

といった、ICTを活用する際に求められるルールやマナーや安全性についての知識 だそうです。

 

 

つまり「情報リテラシー」とは、

ルールやマナーにのっとって、安全に情報通信技術を活用できる力

ということですね。

 

 

 

 

「情報リテラシー」はやっぱりこれからますます不可欠ですよね

今後、ますます教育現場でも、ICTが活用されていくのでしょうね。

 

例えば、こちら我が家の暮らす学区でも、

来年度から公立高校でもオンライン授業を通常の授業枠で選択していいことになります。

1時間目は教室で講義をうけて、

2時間目はオンライン授業だけど自分は求められるペースより先に進んでるから、

その間チューターのボランティアをしたり、他の宿題をしておこうというのもあり。

 

今でも、小中高校からの親に向けての知らせは全てネット。

中高になると宿題の提出からディスカッションまでの多くがオンラインでされています。

小学生でも算数の宿題はほとんどオンライン。

 

去年暮らした学区では、小学校4年生から全ての生徒にノートブックパソコンが支給されてました。

パソコンがなければ学校が成り立たない状態です。

スマートフォンも生徒たち授業中も活用してますし、

持っていない中高生はみたことないかも、というほどです。 

 

そしてそうした授業も宿題も、

インターネットは欠かせないリサーチのソースでもあります。

キーワードをタイプすれば、瞬時に世界中の情報がなだれこんできます。

 

数十年前の子どもに比べ、

ほんと現代そしてこれからの子どもというのは、

桁違いの情報量に囲まれ暮らしていくんですよね。

 

 

先日、スマートフォンで宿題をすませ、

お友達とテキストする娘に、

「ママの時はさ、携帯電話さえ子供がもつなんて考えられなくて、せいぜい交換日記だったからね」と、

「交換日記」の何たるかを説明したところ、

まるで「この世のものじゃない」といった目で見つめられましたね。←化石?

 

情報の量からスピードから、コミュニケーションのあり方までも、

大きく変わってますよね。

 

こうして子供を取り巻く環境も劇的に変化してますから、

確かに「基礎力」として、従来の「読み書き算数」だけでなく、

「情報リテラシー」などを、新しく教えていくことは大切ですよね。

 

 

 

 

では、この「情報リテラシー」、どうやって培えるんでしょう?

日常的に心がけることのできる一部のアイデアを記しておきますね。

('Developing Research and Information Literacy' By: Reading Rocketsを参考に)

 

1. 事実か意見かを考える

これは、以前あげた「批判的思考力」を鍛えることにもなりますね。

 

「今日は真っ青な空で晴れてるね(事実)。きもちー(意見)」など、

何気に子供が話すこと、周りの人々が話すこと、本やネットの言葉を前に

「どれが事実で、どれが意見かな?」と考えてみます。

ゲーム感覚で楽しむといいですよね。

 

 

 

2.情報元を評価する

情報を前に一歩立ち止まってみます。

 

・誰が情報の著者か?

・その著者や組織について何を知っているか?その人はどんな専門知識や体験を持っているのか?他者に尊敬される組織か?

・どうしてこの情報は書かれたのか。著者は何かを購入してもらおうとしているのか?

・この情報は事実?それとも意見?

・いつ発表されたもの?

 

確かに、こうした情報の背景を知ることで、

その情報をより適切に生かすことができますよね。

 

 

 

後ほど引き続き、子供と情報リテラシーについて、

まとめていきますね。

それではみなさん、今日も良い日を!


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