マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

競うことを嫌う「敏感っ子」が競技会で学ぶこと、もしそれほど嫌がるのではなかったらおススメですよ

2017年06月05日 | ハイリーセンシティブチャイルド

ここ2ヶ月ほど、毎週末、陸上競技会が開かれていました。

所属する陸上クラブでまとまって参加し、

コーチからの指導もあり1人1人を熱心に励ましてくださいます。

 

とはいえ、家庭によって熱の入れようも全く違います。

ジュニアオリンピック出場や

将来陸上競技で奨学金をもらって大学進学などを考えている家庭は、

やはり毎週欠かさず参加。

(小学生から中学生対象のクラブですが、既に目指しているんですね)

個人トレーナーをつけたりと家族皆で力を注いでいるのが伝わります。

一方、時々顔を出したり、練習だけで競技会には参加しない家庭もあります。

 

各家庭の「目的の多様さ」を包み込むこうしたクラブの柔軟さのおかげで、

様々な家庭の子どもたちや親御さんに出会うこともできました。

 

我が家の下3人の参加目的は、もっぱら

「身体を動かすこと」

(身体を動かし発達促進:http://blog.goo.ne.jp/managaoka/c/aeca69db2e0d020e35467916437af17c

そして、「多様な体験を重ねる機会のひとつとする」です。

ということで、子ども達の様子を観ながら、

我が家では、競技会へは1週おきぐらいに参加してきました。

 

陸上競技会は1日中と長く、

それでも3-4つほど参加する種目は見事「一瞬」で終わります。

「参加したいけれど、何時間も何時間もひたすら待つのがこたえる」末っ子7歳は、

昨日なども、参加する競技種目をひとつふたつに絞り、

夫が直前につれてきて、終わったらすぐに帰ると調整。

←上の子たちは、仲良い友達ができ、競技の合間に遊ぶのに夢中。

その子の年齢や性質や状況などから、ホンとニーズが異なりますね。

 

 

さて、

これまで17年間の子育てを通し、

様々なスポーツの競技会や試合に参加してきました。

水泳、サッカー、ホッケー、レスリング、チアーリーディング、陸上、トライアスロンなど。

 

夫も私も、スポーツには縁のない人生を送ってきましたから、

競技会へは、

子ども達本人の「いきたい!」や「行こうかなあ」や「行ってもいいかなあ」

といった気持ちに引っ張られるようにして出かけるわけですが、

スポーツというのは勝ち負けや競走結果がはっきりと出る世界。

 

期待はずれの結果に、

落ち込み、涙をぬぐいながら帰途に着くことも

何度かありました。

 

 

競うのが好きではない「敏感な子」

「敏感な子」は、「競う」のが好きでない子が多いですよね。

周りからのプレッシャーや緊張感で力を発揮できなかったり、

強烈に感じやすい子にとっては

ひとつひとつの結果も突き刺さるでしょう。

私も子ども時代苦い思いをしましたから、よーく分かります。

スポーツで打ちひしがれたHSC時代の思い出、マインドを鍛え具体的スキルを身につける大切さ

 

エレイン・アーロン氏のHSCやHSPの自己診断にも、

・見知らぬ人が見ていないところでベストなパフォーマンスをする。

・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

などがありますね。

 

 

来週末の陸上競技会はこれまで参加した選手だけが参加できるのですが、

こちらで紹介した友人の息子君娘ちゃんも、

日常風景、敏感な子とスポーツ&「じっとできない子」が学校に合わないのは成長の仕方が異なるため

練習には顔出すものの、結局、競技会には一度も参加せずシーズンを終えました。

 

私の前でも、娘ちゃん息子君に、

「1回だけでも行ってみようよ」と

ママが説得していたことが何度かあるのですが、

「競走したくないの!競争は嫌なの!」と気持ちが動くことがありませんでした。

 

競技会以外にも、

身体を動かしたり、その子が多様な体験を重ねられる機会はいくらだってありますから、

何の問題もないですよね。

 

それでも、もし、

子どもが競技会等に少しでも興味を持つようならば、

是非参加してみることを、私は、おススメします。

 

子ども達を観ていて、スポーツ競技会を通し、

本当にたくさんの貴い体験をしてきたなあと思います。

それらの体験が、

いかに子ども達に「幅」や「力」を与えてくれたかを、

しみじみ感じています。

 

今日は、

ではスポーツ競技会のどういうところが「貴い体験」となってきた/いるのか、

まとめてみますね。

 

1・自分の身体を知り、自ら調整することを学ぶ

寒い、風が強い、暑いなどの気候の変化で「結果」も変わってきます。

陸上ならば、寒いときは、走る直前まで上着や長ズボンをはき身体を暖めておく。

暑い時は、できるだけ日陰で過ごし水分をたくさん取るよう心がける。

また、競技会の前の日や前後に、何を食べるといいかなど、

身体の状態や、身体に入れるものに、より気づけるようになります。


 

2.熾烈な競争の最中にも、

周りとの比較より自分との比較にフォーカスする姿勢を身につける

スポーツの世界では、周りと比較しての順位が突きつけられます。

いいときは意気揚々ですが、期待通りにはいかないときは落ち込みます。

 

勝っても負けても、とにかく

「以前の自分と比べて改善しているか、タイムは縮まっているか」

そう「自分との比較」にフォーカスするよう話します。

 

昨夜も、

これまでのタイムや走り幅跳びの長さを比べ、

どれほど上達してきたか、どの種目が伸びたかなど話し合っていました。

こうした自分のこれまでの変化がチャートなどで眺められると分かりやすいです。

 

 

熾烈な競走の中でも、

昨日の自分との比較にフォーカスすること

特に「敏感な子」ほど、周りの「順位結果」も強烈に迫りますから、

周りとの比較に引っ張りまわされないよう、

何にフォーカスを調整するのか、繰り返し学ぶ機会が必要ですよね。

 

 

次女のお友達は、

ほとんどが今年ジュニアオリンピックの予選を通過した子達ですから、

だいたいいつも中の上ぐらいにつけている次女も、

周りと比べていたら、劣等感しか残りません。

常に、自らが改善しているかにフォーカスするように話しています。

今では、順位がどうであろうと、

「ママ、〇秒早くなった!」と喜んでいます。 

自分と比較するからこそ、前へ進んでいけるんですよね。

 

 

そしてこれは、負けた時もですが、

勝った時にも大切です。

 

三女と次男は、クラブでも上位にいて、

周辺地区のクラブを集めた競技会でも、

ちょこちょこ入賞するんです。

特に次男は、だいたい入賞します。

次男の場合は、サッカーでも賞をもらったりと、

ちびっ子なんですが、どうも「敏捷」なんですね。


 

次男のサッカークラブは、

「12歳までは勝敗に力を入れないほうがその後伸びる」という方針なのですが、

では、何にフォーカスするかというと、技やスキルのマスターです。

試合中でも、ゴールや勝敗より、いかに技やスキルを取り入れるかを励まされます。

こんなスキルチャートに沿い、

スキルを10、20とマスターするたびに、

バッジがもらえます。

 

それでも、常に、上には上が常にいます。

勝ってばかりのところ、負けてしまったときのもろさ。

オールオアナッシングで、一気に投げ出してしまいます。

ですから、勝ったときにも、

常にタイムやスキルを見、改善した点にフォーカスするようにしています。

 

そしてこうした周りと比較せず、自らの上達にフォーカスする姿勢は、

家庭の中に、入賞リボンをもらうことのない子と、いつももらってくる子がいる場合にも、

とても大切になってきます。

 

兄弟姉妹を比較せず、

「あなたはあなたに与えられた課題に取り組みこつこつと改善していこうね」

そう伝え続けること。

 

競技会は、

「大切なのは、自分との比較なんだ」と繰り返し身につけるために、

最適な場です。

 

そしてこうした姿勢とは、

社会に出て競走に囲まれる中、着実に生き生きと駆け抜けていくための、

土台となると思いませんか?

 


3.勝ち負けだけがゴールではないという視点を培う

スポーツは、「勝敗だけが全て」になりがちですが、

それでも、他にもたくさんゴールがあると話し合い、

何度も繰り返し思い出していきます。

 

技を磨けたか

今後の改善点が明確になったか

フェアに取り組めたか

チームメートをサポートできたか

それまでの努力が存分に発揮できたか

楽しんでいるか

などなど。

 

ついつい「狭い一点」にフォーカスしてしまいがちなところ、

少し引き離し、多方面から眺める姿勢を、

競技会や試合を通して繰り返し学んでいけますね。

 

 

 

4.チームワーク精神が育まれる

ホッケーやサッカーなどチームでするスポーツはもちろんですが、

陸上などの個人競技でも、

同じクラブに入っている子を、

一生懸命応援したりと、チーム一丸となって頑張ろう!という気持ちが育まれます。

 

とはいえ、「敏感な子」は、相手を思いやる力に長けている子が多いですから、

相手を思いやるということを強調する必要はないことも多いでしょうね。

そこで、観ていて、周りの人々や相手のいいなりばかりにならない、

ということを学ぶ機会にもなっているなあと思います。

 

「相手をサポートし尊重しつつ、

それでも、自分もできる限りの力を発揮してこそ、

初めて、チームとして成り立つ」わけです。

 

そうしたチームの雰囲気をひしひしと感じつつ、

自己主張をはっきりし、最善を差し出しあうよう、

学んでいるなあと感じています。


 

5.競走の最中でも落ち着く感覚を身につける

昨日も、競技会場へと向かう車の中で、

子ども達「あ~、緊張する~」と言ってましたが、

初めに比べ、断然今の方がリラックスしています。

 

「慣れ」って大きいです。

 

また、不安感やナーバスな気持ちには、深呼吸もいいですし、

こちらにもまとめましたが、

ハーバード大学研究「不安感を導くメソッド」、「不安のかたまり」は「ウキウキな躍動感」と隣り合わせ

「うわあ、ワクワクするよー!」と叫んでしまうのもいいですよね。

 

競技会に参加することが、

こうして緊張感や不安感へどう対応するかを自分なりに工夫して、

繰り返し体験する機会になってます。

 

 

6.えっ?と思うものが「得意」だったり新しい自分を発見する場合もある

陸上の場合、種目によって合う合わないが如実にあるんだなと学んできました。

思い整理&子育て風景:夫との同意、この子がビリなわけじゃない、子宮の暗闇

 

そして昨日も陸上コーチが言っていました。

「もしタイムが伸びないようならば、

十分に努力していないか、自分に合ってない競技種目カのどちらかだろう」と。

 

我が家を見ていても、身近な周りの子達を観ていても、

競技種目によって順位が違ってきます。

子ども達も、

自分は、200M走が一番得意、100Mより400Mの方がいいタイムが出るんだなあ、

などの発見をしてきました。

 

そして皆でびっくりしたのが、

3人とも、「走り幅跳び」が、結構得意だということ。

 

まさか、試さなかったら、

「走って遠くへ飛ぶこと」が結構得意なんてこと、

気づきやしないですよね。

 

それで、走り幅跳びが、人生に役立つかといえば

まあそういう場面はそうはないでしょうが、

でも、こうしたオープンマインドで自分についてそれまで気づかなかった部分を見出していく姿勢自体は、

人生でも、とても大切だと思いませんか?

 

やってみなきゃわかんない。

踏み出すなら、新しい自分を発見できるかもしれない、

そう思えたら、

何だか、物事に向かう時も、少し軽く、楽しくなりますよね。

 

 

 

無理強いはしなくとも、

少しでもスポーツや競技会に興味を持つようならば、

前へ踏み出すのを励まし、

貴い体験を積み重ねていきたいですね。

 

それではみなさん、今週もよい日々を!

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