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子供の健やかな成長に不可欠な「大人の事情や時間=大人帽子」を脱ぎ捨てる時、「忙しい!」日常での工夫

2017年05月22日 | 子育て全般

こちらの『虹色教室通信』の奈緒美さんの記事、

ゆる~いオーラと、忙しんだから話かけないでオーラ

私自身、子育て生活を通して、

何度もはっとさせられ学んできたこと、

そして今も学んでいることが書かれています。

 

“「昔は(数年前のちょっとだけ昔でも)子どもを取り巻く人々の中に、
「ゆる~い」印象を放射している人がたくさんいましたよね。

ムダというか、余裕というか……子どもの目にも暇そうに映って、
おしゃべりしたいときは自由に話せて、
相談すれば、喜んで乗ってもらえそうな……
24時間、一生懸命じゃない人。”

 

「子どもが変わった、難しくなったといわれるけど、

大人こそが、変わったからじゃないでしょうか」

と問う奈緒美さんの言葉、確かになあと響きます。

 

 

 

社会的な枠の中では、

時間どおりに最大限の物事を達成していくことが要求されますから、

多くの大人は、「1分たりとも無駄にしないぞ!」と突き進んでいきます。

 

これは、

時間に追われた焦りや切迫感にイライラしながらという場合もあるでしょうし、

向上心があったり、仕事にやりがいを感じ夢中になっている場合の、

より前向きな「1分たりとも!」もあるでしょう。

 

 

「大人帽子」をぬぐということ

以前、子ども達を受け持ってくださった先生の中に、

教室で、時々、「あっちへいけ!(BUG OFF!)」と書かれた帽子をかぶり、

机に向かって仕事をする先生がいました。

 

「この帽子をかぶっているときは

集中しないといけないから、

危険だったり体調が悪かったりといった緊急事態以外では話しかけないようにね」

と生徒達にも伝えられていました。

 

ハエが飛んでいる飾りのついた帽子で、

子ども相手にはどうにも際どい「ジョーク」なんですが。

←他にも「ひいき」や「裏表」が激しかったため、

親御さんからこの先生への苦情は随分とありました。

とはいえ、「テヌアー(終身在職権)」をとってしまうとなかなかなす術もないんですよね。

未だに子ども達の間でも話題になることがあります。

まあ、「反面教師」になってとにかく鍛えられましたね。

 

 

 

私は、子どもがその年齢に応じて、

「今はこれをしないといけないから話しかけない」といった

「大人の時間や事情」を尊重することを、

少しずつ学んでいくことも必要だと思います。

 

それでも、子どもが育つ上で何が最も大切かといえば、

「時間枠」や「~するべき」を離れて過ごすひととき、

つまりこうした「大人帽子」を脱ぎ捨てた時や場なんですよね。


「なんとなくこうしたいなあ」といった気持ちや感覚を思う存分広げて、

「効率」などそっちのけで、好きなように試して、寄り道して、

うまくいかなくなって、立ち止まってみて、あっちかなあとまたうろうろ探ってみて。

 

「一分たりとも無駄にしないぞ!」とは対極にある時や場。

奈緒美さんのおっしゃる「ゆる~い」時空。

 

 

 

小さな頃ほど、

こうした「ゆる~い時空」をたっぷりもってやること。

それが、後々、

その子の想像力や創造性や遊び心や余裕や幅や発想や心の豊かさの土台を築く、

そう思います。

 


「大人帽子」かぶりっぱなしの大人に囲まれる現代の子どもたち?

それでも、確かに現代は、

私自身もそうですが、詰まった予定や果てしなく続く「するべきリスト」に、

ついつい、「大人帽子」をかぶったまま子どもに接し続けてしまえます。

 

昔だって、忙しい大人も多かったでしょうが、

とはいえ、奈緒美さんもおっしゃるように、

昔はもっと、子どもは子ども同士で、

「大人帽子」なんて関係のない「子どもの世界」を

たっぷり堪能する時や場がありましたからね。

 

今は、少子化や密なコミュニティーも減る中で、

子どもが子どもに接する機会すら減っています。

それで周りを囲む大人たちが、

「忙しい! 忙しい! 1分たりとも無駄にしないぞ!」と

「大人帽子」をかぶり続けて走り回っていれば、

それはやっぱり、子供も変わってきますよね。

 

 

「大人帽子」をかぶったままで走り続けていると、

我が家もそうなんですが、子どもの気になる行動が増えていきます。

笑顔が減ったり、ぐずぐずと聞き分けの悪さが倍になったり、

やる気が落ちて覇気がない雰囲気だったり、切れやすくなったり、

落ち着きのなさが倍増したり。

 

 

私自身気づいてきたことですが、

専業ママさんでも兼業ママさんでも、

忙しく走り回りながらも、

子どもさんがスクスクと健やかに育っている方々を見ていると、

この「大人帽子」をかぶったりぬいだりの「切りかえが上手」なんですよね。

 

その子の年齢や発達に無理のない「大人帽子」姿を示していきつつ、

それでも、ここぞというときには、

さっと「大人帽子」をぬいで、子ども目線になり、

日常に、子どもと一緒になって「遊び心」全開なひとときが、散りばめられている。

 

特に「敏感な子」の場合、

より敏感に周りの「大人帽子姿」を感じ、

我が家の体験からも、如実に変化が表れてきますから、

意識的に「大人帽子」を脱ぎ捨てる時って、

本当に大切だなあと感じています。

 

 

でも、この「大人帽子」を脱ぎ捨てたときって、

結局、全体的な時間の流れでみると「無駄」どころか、

「切り続けるノコギリを研ぐ」ひとときというか、

発想の転換だとか豊かな気持ちだとかと、

大人にとっても実は「糧」になっている場合の方が多いんですよね。

←ノコギリ研がずに切り続けていれば切れ味は悪くなっていきます。

 

 

 

「大人帽子」を「まとまった時間」脱ぐのが難しくても「一時」を散りばめる

とはいえ、どうにも忙しい日々です。

私自身も、気がつけば「笑っちゃうようなスケジュール」になっていたりします。

 

「何かを減らす」を念頭にいれつつ、

同時に、丸々1日とか、丸々午後となるとハードルも高いですから、

「大人帽子」を横におく「ひととき」を、

日常に10分5分3分1分でも散りばめていくようにすると、

随分と違ってくる、そう思っています。

 

・10分でもゆったり座ってその日の様子を聞いてみる

 

・話しかけてきたら、取り組むことを一旦停止し目を見てマインドフルに聞く

←できないときは「ちょっとこれ終わらせちゃうから5分待ってね」と声をかけてから。

こう繰り返していると、「話しかけてはだめオーラ」を察知する「敏感な子」が、

萎縮したり、自分を抑え込むこともなくなっていきます。

 

・出かける時・帰ってきた時・起きた時・寝る前には、

取り組むことを一旦停止し「アイラブユー」と抱きしめる

←こうして動作と言葉で表すことで、子どもは本当に違ってきます。

安心して落ち着きますよ。

日課にしておくと、「大人帽子」を脱ぎ捨て「我に返る節目」のようになりますね。

 

 

「あ、大人帽子かぶってる」と気づき、

帽子を脱いで子どもに接するひとときを、

日常に散りばめていきたいですね。

 

陽だまり読書な三女と次男(詳しくは漫画に夢中なんですが)。

 

最近様々な出会いが続き、みなさんにお伝えしたいこともたまっていきます。

こつこつとつづっていきますね。

「プログレッシブ教育」のトレーニングの方は、

もうまさに「自分の居場所」を見つけたという心持ちですよ。ふつふつと喜びが湧き上がります。

それでは皆さん、新しい週よい日々を!

 

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