「わくわく」と「ほっ」とが混在できる・・・って何か変な表現かもしれないけど、
でも自分にとっては、そんな感覚になれるのが にほん酒や さん。
初めて行ったのが1年と9ヶ月前…って自分で書いてビックリ。そんな最近なんだっけ?!?!
もう5年くらい通ってる気がしちゃってる。
ほっとするカウンターに腰つけると、何気に目の前に、すごいお酒が(笑)。
年季の入った ひこ孫 大吟醸
しかも、ちゃんと中身入りで。No.6905 なんてシリアルナンバーも書いてあるし。
神泉醸延壽 って、どういう意味なんだろう?
最初の日本酒は、ちょびっと発泡感のあるやつが飲みたいとお願いすると、
風の森 笊籬採り を出してくれる。
味こゆ~くて、がっつん!と来る。飲み始めにイイカンジ。
発泡といえば、みんな、未だにあの時のインパクトが。
「今日はキケンなお酒はないので、ご安心を(笑)」
「未だに店内を掃除してると”あれ?なんでこんなとこがベトっとするの?”ってことが(笑)。」
などなど、さっそくワイワイと盛り上がってしまう。
友達のリクエストに高谷さんが出してくれるお酒のラベルが可愛くて、思わずパチり。
「大那」と「こんな夜に」
おつまみは、高谷さんのtwitter を事前に見ていて、「これはつまみたい!」と思っていた
からすみと青森ニンニクのカナッペ を。
カメラにどうしても赤く写っちゃうのだけど、まるで卵の黄身みたいな色。
からすみの色をイメージしてたからびっくり。
でも、食べると「からすみだぁ~~♪♪」
良い香りがふんわりと鼻に抜ける。そしてやっぱり青森にんにくって全っ然臭くないのだ。
次の 白子のスモーク も、「キター!」な味わい。
すごい新鮮な良い白子を仕入れられたから、ほんの少し香りをつけるくらいしかスモークしなかったとか。
見た目はしっかり色がついてるけど、食べると、ほんと!
スモークの良い香りがありつつも、白子そのものは生のままの濃厚な味わい。
く~~~、冷たいお酒もほどほどに、お燗がさっそく飲みたくなります。
「白子のスモークに合いそうなお燗をお願いします!と頼んで、
十旭日 生もと 22BY を。
ふわ~~良い温度です~~~。
ほ...っと肩の力が抜ける瞬間、、、みたいな。
キレもよくて、白子の味を引き立たせてくれる感じ。
次は 丹沢山 足利山田80 熟成山廃純米
むむむむむ、これもイイです!
2008年度醸造ということで、味がちょうど乗って来てるのかな。
そうそう。
日本酒を好きになり始めたばかりの友達を前に、高谷さんと「醸造年度」の話に盛り上がってしまう。
日本酒って、ラベルに、例えば 2000年醸造 と書かれているのに、
下の方に小さく 製造年月日 2012年11月 なんて表示があるのだ。
知らない人が見たら「どういうこと?」になってしまうのは当たり前。
この日も友達には
「蔵でこのお酒が作られたのが ”醸造” って書かれている方の年で、
それを数年出荷しないで熟成させておいて、瓶に詰めた時が "製造年月日" なんだよー。」
と、偉そうに。ホントにこんな説明で合ってるのかな。
でも、ほんっと、分かりにくい~(>_<)。
「瓶詰め日」とかの方が分かりやすいのに。
あと、「なんで ”H22BY” ??」 なんて話も。
これも知らない人が見たら、ぽか~ん だよなぁ(笑)。
何となく、H22 ってのは、平成22年? って日本人なら分かるけど、海外にはまず間違いなく通用しない。
しかも今の天皇陛下がお亡くなりになったら、また今度は別のアルファベットがついて「1」から始まる。
ややこしーーーー(>_<)!!
しかも、BYって「バイ」とかじゃなくて、Brewery Year 。
あのーーなんでココだけ英語なんすかね・・・。
別に悪口を言ってるわけじゃなくて、
ただ単純に「なんで?」って思う日本酒のおもしろ表示について話し出すと、
ついつい盛り上がってしまう。
さて。
続いて、またも高谷さんの青森のご実家から届いたという 里芋の含め揚げ 。
これが、大きくてびっくり!!!
すんごいな~、青森の里芋って。いや、高谷さんのご実家がスゴいのか。
これがまた、里芋の自然な甘みがぎゅ~~って感じで、チョーんまい!
この日のオススメの中で、これも気になっていた一品。
めじ鮪のオイル漬けといちじく 。
いちじくがイイ!!
老舗の居酒屋でも、たまにイチジクがつまみにあったりするけど、
この甘みと日本酒が合うのって何でだろう?
さぁさぁ。
お燗を飲むペースもがんがん上がってきましたよー!
奥播磨 誠保 20BY
神亀 純米酒
東日本大震災 義援金プロジェクト 十旭日 純米酒 に 酉与右衛門(よえもん)
最後に何か、ちょびちょび系でもう一品・・・という時には、迷わずコレ!
青森シャモロックのレバーブリュレと岩塩クッキー 。
カリカリに焼かれているブリュレの上を割って、
下にあるレバーをたんまりと岩塩クッキーにつける。
そこらのバゲットじゃなくて、クッキーにも拘ってるのがステキ。
最後には 梅津の生もと をお燗で。
19BY 山田錦 60
は…!
書いてて思ったけど「醸造年月日」って書くより、「BY」って書く方が楽なのは確か(笑)。
梅津さんのお酒がにほん酒やさんでも飲めるようになったなんて、なんだか感慨深い…。
しかも年々、やっぱり飲みやすい味わいになってきてるような。
一旦「6人団体」が飛び込みで来て慌ただしかった店内が落ち着くと、
またお店のお3方とお喋り。これがまた楽しい。
「わくわく」して、でも「ほっ」として、元気も貰えて。
もーなんというかなーー・・・
すきーーー(>_<)
って感じ。
(怪しい意味はないからね!)
[ にほん酒や ]
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 レディーバードビル101
0422-20-17228:00~14:00 / 17:00~24:00
定休日:木曜日・朝ご飯は水曜日も
[前に来た時の日記]
・2011/5/27 送別会をネタに飲む
・2010/12/30 感動の人生初体験
・2010/10/4 レバーブリュレ
・2010/2/28 初めまして
ひょっとしてRCサクセション好きなんじゃないかな?
「こんな夜にお前に乗れないなんて~こんな夜に発車できないなんて~」(雨あがりの夜空に)を思い出すんです。
オイラはS51BYです(どうでもええか)
かと思っちょりました(^_^;)
20BYの奥播磨「きもと」も飲めるのか?
BYもいいのだけれど、H○○BYって書いてた所が突然西暦で2008年BYって書き出すと・・頭の中でいちいち計算せんといけんのでなんとかしてほしい。
神亀の太古酒は昭和○○年に・・もっと、ややこしぃ~。
っておもってりゃ、西暦で書いてあるのもあるし、いいかげんにせ~や。
梅津 19/60だね・・あれも変えさせなきゃ・・12月に行ったら進言してもよう、次から西暦になるかもしれん。確かに、平成はあと何年かもしれしな。
神亀の昔のラベルですね。ちょっと前に大吟醸を仕入れしたときに外箱に貼りついてたから、剥がしてHPにアップしてある(No.~はないけど)
製造年月日だけ。
ワインほど何年ものの日本酒とか知られてないですしね、一般的には。
新酒か古酒くらい。
日本酒は新酒、それも口開けに限ると思ってる人もたくさんいますからねぇ。
自分もまだまだ勉強せねば!!
山椒魚とか、山女とか、鹿とかがラベルのモチーフになったりしてる
シリーズなのですよ~。
「こんな夜に」って検索しようとすると、
>「こんな夜にお前に乗れないなんて」
って一番に出てきますね(笑)
正確にはBreweryみたいです。
ほんとに統一感ないっすよね~(笑)。
たとえばアメリカなんかで感じたのは、
ラベルの表示に絶対盛り込まないといけないこととか
文字の大きさなんかも細かく規定があるらしいのですが
(詳しくはよくしらないっす)
そうなると、それはそれで蔵元さんが大変?!
ごまかしがきかなくなるとか(笑)。
梅津さんの19/60は初めて見たとき、さっぱり分からなかったっす。。。
そうそう、ちょうどつい最近天皇陛下の調子が・・・
なんてのがニュースにもなったので、
平成が終わっちゃったらどうなるんだろう~?
なんて思ってたところでした。。。
と思っている人、そういうお酒が本当にんまい!と思ってる人は、
このblogを見てくれている人くらいで、
まだまだ世の中は、新酒や口開けが一番フレッシュで美味しいという見方がほとんどですよね。。。
そいえば、この前たかさんも「なかなか難しい~~」っておっしゃってたなぁ。
NYだけど(笑)。
でも東京に通じるものもあります・・・。
表記方法には問題があると思いますが、こういう表示がきっちりされるようになったのは、そんなに昔からじゃないんですよ。
これが、ちゃんと表記されるから、「BY違えば、違うお酒」という観念が理解されるようになったと思います。
Hがなくなってまた1から始まると、きっとこんがらがるんですよね~。
実は昭和は自分の生まれた年から足したり引いたりしてすぐに判断できるんですが、
平成何年、って言われると「え?いつ?」ってなんだか慣れなくて(汗)。
でも、確かに「BYが違えば違うお酒」って思えるようになりましたね。
「20BYはまだ固いけど、21BYはもう飲める、おもしろ~い!」
なんて話もできるようになりますもんね♪