お花見日和の、気持ちの良~い天気になった休日。
大宮の酒屋さんを、バタバタと出なければならなかったのは、
新入社員の頃からの飲み友達、“娘っ子”相棒と、昼蕎麦酒を楽しみに行く時間が迫ってたからなのだ。
向かうは 伊奈中央!
蕎麦きり さいとう さん、久しぶりでーす!! (この前は不覚にも・・・ううう(涙))
こっち側から写真を撮ったのって初めてだっけ?!
周囲に高い建物がなくて、ほんとに・・・ひろびろ~な概観。さすが伊奈中央。
写真を撮ってると、真っ青な青空が気持いい。
「昼から飲むぞ!」って楽しみが、より一層ワクワク。
気分も盛り上がるぞ~!
さいとうさんで飲む時は、開店と同時に乗り込むのがいつものパターン。
入店したての、静かな店内で飲み始めるのだ…
と思ったら。
この日は、なあーんと、開店早々、ほぼ満席状態!!
さらに12時前から既に待ち客が。
並んでる人を見ると申し訳ないけど・・・私たち、これから飲む気満々なんです。ごめんなさい。
と、罪悪感もちょびっと感じながら、遠慮なく(←矛盾してるだろ) 生ビールからスタート。
いいね、いいね~。
この席からは外の青空も見えて、爽やか気分で昼から “かんぱーい!”
ちなみに、今回も、つまみやお酒はお任せにしようかな、とは思っていたけど、
この “開店と同時のお客さんラッシュ” だと、きっと今はさいとうさんもテンパリ中に違いない。
とりあえず落ち着くまでの時間潰しに そば味噌 を頼んで、
しばらくの間、久しぶりの友達と積もった話にワイワイもりあがる。
さいとうさんは初めてな親友と、
「つまみのメニューの種類としてはそんなに多いワケじゃないのに、穴子のメニューが多っ!」
「さいとうさんの穴子は、本当に美味しいよ~。 煮凝りとかだったら、すぐに出せるかな。頼む?」
などと言っていたら、まさにそのタイミングで出してくれる。
「あれ??注文したんだっけ??」
「いやいや!・・・頼んではいないよ。 こりゃ~以心伝心かしらん?」
なんて笑いつつも、きっと我らの声がデカくて聞き入れてくれた、さいとうさんの心遣いかな!?
さらに。
「そろそろビールが無くなるけど、まだ忙しそうだな…」と思っていたら、
またもやタイミングよく、さいとうさんがガラス越しにひょっこり出てきて、
目配せとジェスチャーで 「これ、今からお燗つける?」 と。
思わず、親指をぐっ!と立てて、「いえーーっす!!」 とジェスチャーを返す自分。
と同時に、こっち側に座ってよかった、と思ったりして。
さいとうさんと目で会話ができるんだもん(笑)。
最初につけてくれたのは、最近オススメという 雪の茅舎 山廃純米 生酒 。
秋田の地酒、これって今まで冷たいのでしか飲んだ事なかったのに、お燗でもいけるんだ!
このお酒を醸している高橋杜氏は、“常識にとらわれない” お酒造りをしてらっしゃるそう。
そんな高橋杜氏にならって、
生酒 というと、“常識なら冷たいのか冷や(=常温)” という観念にとらわれず、
お燗で出してくれる、さいとうさん。
しかも、つけてくれる温度がウマイ!
生のむわっと来る感覚もなく、絶妙だ~~。おいしーい♪
続いて出された合鴨ロース。
いやぁ・・・先週も、“蕎麦屋で鴨”をやったけど、さいとうさんのアテには適いません。
さてさて。
「次のお酒をお願いします。」 と店員のお姉さんに言伝をお願いすると、出されたのは
竹鶴 宿根雄町 2007年醸造 。
と!
ブルーチーズの(おそらく)酒粕漬け
くぅぅぅ~~、こんれが、またウマイ(>_<)!!
竹鶴と相性ばっちしというのは言わずもがな、超濃厚に仕上がっておりますっ。
コレが出てきたのは、混雑第一弾が終わり、次の余波が来る前兆だろうか?!
(=我々にはコレをつまませておけば、当分つまみは必要ない)
と、思ったら、まさに第二弾の混雑で、さいとうさん大変そう~~。
でも、ちゃんと続けて 鶏の八丁味噌煮込み も出してくれる。
一緒に飲んでる友達にも、食べて欲しかったものが続々と出てきてうれしい♪
ほんっとに、ここの八丁味噌煮込みは、
“いわゆる名古屋の味噌煮込み” を想像してると、まったく違うまろやかさがあってビックリする。
日置桜 鍛造生もと強力 も、いいキレだなぁ。
さてさて。
こうしてお酒とおつまみと、友達との会話を楽しんでいると、ようやく店内が落ち着いてきた。
すると、おもむろに、深底の器を持って、キッチンから出てくるさいとうさん。
目が何やら意味シン。
何だろう?と思って、器の中を見てみると。。。
きしめん ?!?!
ひゃあ~!
我が生まれ育った町、名古屋の名物ではないですか!嬉しいー(>_<)!!
「ちょっとね・・・チャレンジしてみちゃったんだ。」 と、さいとうさん。
でもねでもね、、、、
自分、名古屋で美味しいきしめんって、どんな味なのかよく分からないんです(笑)。
思いっきり庶民の食べ物だったから、今でも名古屋のホームにある立ち食いきしめんしか記憶がない。
そういう意味で、このさいとうさんが作ってくれたきしめんは、自分が知る以上のモノ・・・
もはや別モノで、
ちょー美味しい平たい麺とちょー美味しい出汁とちょー美味しい揚げ玉のうどん 。
友達と一緒に、さらさら・・・と平らげてしまった。
ホントに、ありがとうございました!
お腹はそろそろイッパイになってきていたけど、
友達と、最初に“これは食べたいね!”と言ってたのを、最後につまもっか、ということで。
穴子の白焼き 。
これも、ほんっと~~に美味しいのだ。
何と言っても、皮目!
コラーゲンを感じる食感で、もちろん穴子の身の風味も噛めばかむほど、口の中にふんわり。
さて!
それでは、いよいよ〆のお蕎麦をば。
この日は 茨城の蕎麦 。
はぁ・・・
しあわせ・・・
(よけいな言葉は添えず、コメント、以上!)
お蕎麦をいただいた後も、蕎麦湯をいただきながら、さいとうさんと楽しく会話も弾み。。。
友達も満足してくれて、よかった~。
これだから、伊奈中央まで2時間かかろうが、通ってしまう。
時間や物理的距離じゃないのだ。
[蕎麦きり さいとう]
埼玉県北足立郡伊奈町小室9819-1
048-722-2725
11:30~20:00 (平日は14時~17時中休み)
定休日:月曜
[以前行った時の日記]
・2009/3/1 牡蠣南蛮
・2009/7/31 湯葉と梅と大葉と茗荷
美味しさが伝わってきますね~
お酒を飲みながらつまみも楽しむ・・・
って、本当に楽しいです♪
「鶏の八丁味噌煮込み」は遠くから行くだけの価値ありですよね!って自分は近いんですけど(笑)!
口に合いましたか?
良かった~(^^♪
山廃純米は冷やもいいけど、やっぱりお燗がサイコーですよね。
高橋杜氏の酒。
今のうちに味わっておいた方がいいですよ。。。
この日は行けずにほんと残念でした。
これ見てるとよけいに悔しさが。。。
でも、お友達も満足したようで良かった、良かった。
埼玉に名店があるのってすっごくうれしいです♪(のわりに行ってないんだけど>汗)
いいなぁ~。
あと、穴子の白焼きも、遠くから来る価値アリですっ!
って、蕎麦屋なのに~(笑)。
まさにkan6さん地元の!
美味しかったですよ~~。
高橋杜氏について書かれた「美酒の設計」藤田千恵子さん著の本はご存知でしょうか?
これを読んだら、ますます興味がわいてきました。
本当に素晴らしい杜氏さんだと思います。
というくらいでした。
そのうちメニューに出るのかな(笑)?!
といいつつ、お蕎麦屋さんだし、やっぱ裏メニューかなぁ。
akikoさんも、近いうちにぜひぜひ♪
しかし、これだけ飲んで食べて、それでそばっすか!?
さすがです。