まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の花:長岡京「乙訓寺」の牡丹(2013/4/28)

2013年04月29日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

昨日、長岡京市にある花の寺「乙訓寺(おとくにてら)」へ行ってきました。聖徳太子が設立した古刹で、牡丹の名所として知られています。乙訓寺に牡丹が植えられたのは昭和15年頃です。昭和9年に発生した室戸台風の被害で荒れた境内に、奈良の長谷寺から2株の牡丹が寄進されたことにはじまります。(当時の乙訓寺のご住職と長谷寺のご住職が親族関係)その後、乙訓寺歴代住職らの尽力により、牡丹の株数が年を追って増加し、今では約2000株 の花が美しく境内を彩っています。

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門をくぐると、新緑のもみじと、手入れされた牡丹の花が目に入ります。カメラを構える方もいっぱい・・・。(^^;)直接見るのもきれいですが、写真だとより綺麗に感じる気がします。

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ところで、牡丹と芍薬のちがいは?共に牡丹科牡丹族ですが、牡丹は低木(木本植物)で木の姿で冬越し、芍薬は草(草本植物)で冬は地上部が枯れ根が生き残るようです。(最近は交配が進み必ずしもそうではないことも)「立てば芍薬、座れば牡丹」・・・」芍薬は草ですらりと伸びてる(高い)、牡丹は木で枝分かれしてる(低い)って覚えればいいかな?

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境内一杯に、日除けの白い唐傘が広げられています。訪ねたのは夕方だったので、牡丹も少し疲れた感じでした。やはり、朝早くに出かけないと・・・。

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乙訓寺には弘法大師も起居されたといわれており、平安時代には隆盛を極め、今よりはるかに大きな寺だったようです。右下写真:弘法大師がお手植えされたと伝わる大きな菩提樹の木です。今年は牡丹が早いですけど、菩提樹の葉が茂るのが遅いような気がします。(写真の左側、扇形に枝を広げている木です)

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牡丹の花は、そろそろ見頃終了のものが多いです。遅咲きの牡丹などもありますので、ゴールデンウィーク中は楽しめますが、なるべく早めにお出かけください。

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乙訓寺 http://www.eonet.ne.jp/~otokunidera/

拝観料:大人500円 中学生以下無料 8:00~17:00 拝観所要時間:30分~

駐車場はわずかで、ピーク時は待ち時間が大変長いです。GW期間中は、長岡天満宮近くから約20分ごとにシャトルバス(片道100円)が出ています。詳細は公式サイトで。

以前の牡丹の様子は【2009/4/24】【2008/5/5】【2007/4/27】にて