写真①:JR筑豊本線わきの高台にある「直方市石炭記念館」
=福岡県直方市直方で、2011年4月23日午後3時撮影
〈直方・町歩きスポット〉 6
:直方市石炭記念館
「直方市石炭記念館」=写真①=は、同市直方のJR筑豊本線わきの高台にあります。明治初めから昭和51年まで約百年間に約8億トンの石炭を産出、日本の産業発展を支えた近代化遺産を学べる施設です。本館は昭和46年、筑豊の炭鉱の歴史を伝えようと建設。別館は明治43年(1910年)、筑豊石炭鉱業組合の直方会議所=写真②=として建設され、市指定有形文化財です。本館の後ろには、同45年に造られた炭鉱事故時の救護隊員の訓練坑道も残されています。
写真②:本館の隣に建てられた筑豊石炭鉱業組合直方会議所
=「直方市石炭記念館」敷地で、23日午後3時10分撮影
本館には、救護隊の装備を展示。本館前の敷地には、貝島炭鉱が輸入したコッペル型機関車も展示されています。近くには、明治27年、貝島太助らが建立したという直方の歴史を高村光雲が刻んだ「直方碑」=写真③=もあります。
写真③:直方の歴史を高村光雲が刻んだ「直方碑」
=「直方市石炭記念館」敷地で、23日午後3時5分撮影
「直方市石炭記念館」位置図
(十字の所)