学級崩壊現象は,もはや珍しいことではなくなった。
この学級崩壊に関して,不思議でならないのは,
教育委員会などの教育行政が実効ある対策を何ら打ち出さないことである。
学級崩壊を教員の指導力の問題に帰着させることが,
教育行政の無為無策の隠れ蓑になっているように思えてならない。
教育行政が教員の指導力強化に目を向けている結果,
教員研修や教員養成などに対する施策は多いようであるが,
学級崩壊そのものに対する人的物的資金的な対応は全く不十分である。
学級崩壊が,学校において異常事態であるという認識が,
教育行政において薄すぎるのではないか。
どうも本気で学級崩壊をなくそうとしているとは思えない。
いますぐ,指導主事に充てられている優秀な教員を,
全員,人手不足の現場に戻し,教員として配属して対応にあたるべきである。
もともと指導主事に教員を充てる必要などないのである。
さらに,専任教員の数を大幅に増やして,
学級に複数担任制を敷いたり(もう二人では足りないかもしれない),
学校にいつでも派遣できるベテラン教員を待機させる,
あるいは,保護者対応専門教員を配置するなど,
いろいろ学級の秩序回復の方策は考えられるではないか。
この学級崩壊に関して,不思議でならないのは,
教育委員会などの教育行政が実効ある対策を何ら打ち出さないことである。
学級崩壊を教員の指導力の問題に帰着させることが,
教育行政の無為無策の隠れ蓑になっているように思えてならない。
教育行政が教員の指導力強化に目を向けている結果,
教員研修や教員養成などに対する施策は多いようであるが,
学級崩壊そのものに対する人的物的資金的な対応は全く不十分である。
学級崩壊が,学校において異常事態であるという認識が,
教育行政において薄すぎるのではないか。
どうも本気で学級崩壊をなくそうとしているとは思えない。
いますぐ,指導主事に充てられている優秀な教員を,
全員,人手不足の現場に戻し,教員として配属して対応にあたるべきである。
もともと指導主事に教員を充てる必要などないのである。
さらに,専任教員の数を大幅に増やして,
学級に複数担任制を敷いたり(もう二人では足りないかもしれない),
学校にいつでも派遣できるベテラン教員を待機させる,
あるいは,保護者対応専門教員を配置するなど,
いろいろ学級の秩序回復の方策は考えられるではないか。
全員,人手不足の現場に戻し,教員として配属して対応にあたるべきである。
>さらに,専任教員の数を大幅に増やして,
学級に複数担任制を敷いたり(もう二人では足りないかもしれない)
>学校にいつでも派遣できるベテラン教員を待機させる
>保護者対応専門教員を配置する
これ,教育改革では?
でも不思議な点は,なぜ「学級崩壊」を校内の力で解決する知恵が語られないのですか?
もう,力がない教員が担任になれば,「学級崩壊」は学校では救えない問題なのですか?
あなたのコメントの不思議な点は,なぜ「学級崩壊」を校内(のみ)で解決する知恵を語らせようとするのかです。
「学級崩壊」は,現在与えられている学校の資源では,解決できない問題です。
それは,教員定数を増やすという最もお金がかかりかつ大がかりな改革を一方では「改革志向が愚か」だと言って批判しているので,なぜ今ある「資源」での解決方法を探ろうとなさらないのか,疑問に思ったからです。
この疑問は不思議ですか?
でも,今のあなたの知る範囲の学校では,学級崩壊は解決不可能な問題だと宣言されたので,よく理解できました。
結局,教員定数の増加は「欠かせない」改革なのですね。
教育学部を目指している高校生です。過去の記事もいくらか読ませていただきました。大変勉強になります。
教育行政はもっと現実をみて、教育者を守るべきだと思います。
madographos様の現在の立場は知りませんが、現場の実態をリアルに感じておられるのがわかります。
大阪府に勤める元同僚から、「学年3人の教師が全員病休になってしまった」「1学期は少人数担当だったけど、若手のクラスが崩壊して、2学期から担任になった」などという話を頻繁に聞きます。
経験の浅い教職員でも、何とか担任がつとまるような時代ではなくなってきているのかも知れません。
私が新任の頃は「君には若さと体力という、かけがえのない武器がある」などと言われたものですが、実際に学級崩壊を起こした若手は、若さと体力だけではどうにもならない現実を噛みしめていることと思います。
しかし実際は、学級崩壊を起こしたクラスの担任を、経験のない若手にやらせるような現場さえあるそうです。
madographos様の言うように人的資源を投入するどころか、今ある資源までも酷使して、枯渇させているのが実態とは皮肉なものですね。