8月中旬に入って少しユーロが持ち直したようですが、レイ高が続いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/65/a0d31930e8eb8d28ae26af0d044f2957.jpg)
上の写真は8月10日の街の両替商のレート。1ユーロを持ってくると3.09レイに両替できます。逆にユーロを買う時には、3.20レイを支払います。日本円からの両替は100円を持ってくると1.7レイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/3d/78597fae25a63a06f24c9dc0b694180f.jpg)
こちらは6月29日のレート。同じ両替商です。1ユーロから3.09レイは同じ、ユーロは3.18レイで買うことが出来ました。日本円の100円は1.75レイに両替できていました。
8月に入ってユーロは持ち直していますが、円に対するレイ高傾向は続いています。いずれにせよ昨年の同時期から見ると、かなりのレイ高。昨年の今頃は、1ユーロ=3.5レイで換算していました。
さあ、レイ高、となるとバカンスは外国へ。EUに加盟し、EU各国ならばパスポートなし・IDカードの提示だけで行き来できるようになって追い風が吹いています。
例年は黒海ビーチリゾートでバカンス滞在していたステファン一家は家族揃ってデンマーク旅行。グリーン・カードに当選しアメリカ移住~アメリカ人と結婚されたロディカ奥さまの妹さんと合流されます。
昨年はおうちのリフォームでひと夏をブカレストで過ごしたマリアン夫妻も、この夏はオーストリー・イタリア旅行。ルーマニア国内でサラリーを得ている人にとっては、レイ高は外国旅行の垣根を低くしてくれます。
ところが、国外出稼ぎ組みにとっては、レイ高は困りもの。EUの平均賃金に比べてルーマニアの賃金は格別に低い(平均月収約300ドル、これはEU加盟27ヶ国平均賃金の約3分の一)ので、以前から国外に出稼ぎに出かける人が絶えません。
ルーマニア総人口は約2160万人、そのうち労働力総人口の4分の1に当たる約250万人が国外に出稼ぎに行っています。これは統計に上がってくる数字で、実際にはヴィザなしで不法に出稼ぎに行っている人もいます。
出稼ぎに行っている人のルーマニアへの出稼ぎ金額は毎年30億ユーロとも言われ、レイ高になってくると出稼ぎ賃金も為替相場により目減りしてしまうのです。
1989年12月の革命以降ほんのしばらくの間、ルーマニアから西側諸国への就労ビザ取得が緩和された時期があったといいますが、ごく短期間。その後は厳しく制限され、西側諸国への入国すら「インビテーション(=招待状)」が必要でした。それでも不法に国外に出る人があとを絶たなかったと言います。
マイダーリンのいとこ達も何人か、国外出稼ぎに行っています。外洋客船乗組員(=カジノのお仕事)に従妹ふたり、ほかにイタリアで大工の仕事、ドイツに行っている従弟もいます。みんなまだ独身、国外での仕事はハードでもお給料がいいので、ルーマニアに戻ってきて働く気にならない、と言っています。
若い人たちが国外に出てしまうと、ルーマニア本国の労働力が不足してしまうのですが・・・。
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上の写真は8月10日の街の両替商のレート。1ユーロを持ってくると3.09レイに両替できます。逆にユーロを買う時には、3.20レイを支払います。日本円からの両替は100円を持ってくると1.7レイ。
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こちらは6月29日のレート。同じ両替商です。1ユーロから3.09レイは同じ、ユーロは3.18レイで買うことが出来ました。日本円の100円は1.75レイに両替できていました。
8月に入ってユーロは持ち直していますが、円に対するレイ高傾向は続いています。いずれにせよ昨年の同時期から見ると、かなりのレイ高。昨年の今頃は、1ユーロ=3.5レイで換算していました。
さあ、レイ高、となるとバカンスは外国へ。EUに加盟し、EU各国ならばパスポートなし・IDカードの提示だけで行き来できるようになって追い風が吹いています。
例年は黒海ビーチリゾートでバカンス滞在していたステファン一家は家族揃ってデンマーク旅行。グリーン・カードに当選しアメリカ移住~アメリカ人と結婚されたロディカ奥さまの妹さんと合流されます。
昨年はおうちのリフォームでひと夏をブカレストで過ごしたマリアン夫妻も、この夏はオーストリー・イタリア旅行。ルーマニア国内でサラリーを得ている人にとっては、レイ高は外国旅行の垣根を低くしてくれます。
ところが、国外出稼ぎ組みにとっては、レイ高は困りもの。EUの平均賃金に比べてルーマニアの賃金は格別に低い(平均月収約300ドル、これはEU加盟27ヶ国平均賃金の約3分の一)ので、以前から国外に出稼ぎに出かける人が絶えません。
ルーマニア総人口は約2160万人、そのうち労働力総人口の4分の1に当たる約250万人が国外に出稼ぎに行っています。これは統計に上がってくる数字で、実際にはヴィザなしで不法に出稼ぎに行っている人もいます。
出稼ぎに行っている人のルーマニアへの出稼ぎ金額は毎年30億ユーロとも言われ、レイ高になってくると出稼ぎ賃金も為替相場により目減りしてしまうのです。
1989年12月の革命以降ほんのしばらくの間、ルーマニアから西側諸国への就労ビザ取得が緩和された時期があったといいますが、ごく短期間。その後は厳しく制限され、西側諸国への入国すら「インビテーション(=招待状)」が必要でした。それでも不法に国外に出る人があとを絶たなかったと言います。
マイダーリンのいとこ達も何人か、国外出稼ぎに行っています。外洋客船乗組員(=カジノのお仕事)に従妹ふたり、ほかにイタリアで大工の仕事、ドイツに行っている従弟もいます。みんなまだ独身、国外での仕事はハードでもお給料がいいので、ルーマニアに戻ってきて働く気にならない、と言っています。
若い人たちが国外に出てしまうと、ルーマニア本国の労働力が不足してしまうのですが・・・。
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