ブカレストに暴突風

5月は季節の変わり目、雨の多いシーズン。日本の梅雨のような長雨ではなく、雷とともにザーッとやってくる劇雨。ときとして雹（ひょう）が降ったりして、トタン屋根に穴が開いたりすることもあり。

今年はまだ雨の日が少なく、今月上旬の11日間の留守（フランス遠征）の間に2回だけ雨が降ったと聞いていました。その後も二晩、サーッと降って朝には止んでいたので、例年のような劇雨は来ないのかな、と思っていたら。
　


やっぱり来ました。昨日の夕方近くになってあれよあれよという間に雲が垂れ込め、ゴ＝ッとほんの一瞬ものすごい風が吹き荒れ、窓という窓を閉めたけれど雨風とともに街路樹の葉っぱや小枝が飛んできました。でも、ほんの一瞬の出来事。
　


その一瞬の突風で、近所でも大きな木が根こそぎ倒れ、道路をふさぎ、すごいことに。



同時に救急車の音が響いてきたのでテレビをつけると、ブカレストのあちこちの大きな木が倒れたそうな。道をふさぐどころか、車3台分の上に倒れ掛かったりしたところもあって、ブカレスト全市の被害状況は即座には伝わってこないほど。
　


近所で起こった上の写真の惨状後、消防隊により倒れた木は切り分けられ、4時間後にはきれいに撤去されました。



近所の人もわんやわんやと、お手伝い。大多数が野次馬ですが。



これらの木屑もじきに片付けられました。



ルーマニアもやることが早くなっています。こんなに太い木がお向かいの食料品店に向かってばっさり倒れたけれど、人的被害なし。電線などが引っかかって切れたのもあったけれど、停電せず、電話回線も大丈夫でした。ひとまず安心。
　
だけどやっぱりルーマニアの5月は要注意、これから6月半ばくらいまで、朝は快晴だったとしても天候が急変するのが常。局地的なゲリラ雨も多し。東のほうでは大雨だったけれど、中心部では何も降っていなかったり、とピンポイント的だったり。

ザーッとやってくる劇雨は、しばらく雨宿りしていればやり過ごすことが出来るけれど、雷雨の後は気温が急降下するときもあるので、うっかり半袖だけで出かけるのは不用意。傘と上着を忘れずに。　

Furtună in Bucuresti!
Mare copac a căzut în vânt.



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