ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレストの出勤風景

2007-07-31 | ルーマニア・ブカレストの日常
先月の上旬のことですが、自宅からトラム→地下鉄→バスを乗り継いで1時間余りかけて陸上競技場での合同練習に通うこと2週間。朝の通勤時間帯に公共の交通機関を利用しているので、ブカレスト市民の通勤風景を垣間見ることが出来ます。
 


まず、市内の交通機関には時刻表が無いので、○時○分の電車に乗る、という感覚はありません。てきと~に家を出て、トラムの駅で待ちます。駅にたくさん人が待っていれば、もうじきトラムが来るだろうし、駅に人がほとんど居なければトラムは行ったところ、しばらく待つことになります。地下鉄もバスも同じ。
 
バス停でバスを待つ短い間にもタバコを吸う人がいます。ルーマニアは喫煙天国、1箱3.5レイくらいから買えるし、分煙も皆無、愛煙家が多いです。バス停は当然、吸殻のポイ捨ていっぱい。喫煙家のマナーも洋の東西、徹底しません。



宅配の新聞はほとんど普及していない(宅配料金が加算される)ので、毎朝新聞スタンドで新聞を買います。ほぼオールカラー版0.5~0.7レイで、これを読みながら待ち時間などをつぶします。下の写真はすいているトラムで、新聞を読んでいるダーリン。



地下鉄の駅では日刊のフリーペーパーが置かれていて、部数に限りあり、朝早くだとゲットできます。我が家の最寄の地下鉄駅では、8時過ぎくらいに無くなってしまいます。みんな素早くブースからとって行くのですが、素早すぎて新聞が散らかっていることも良くあります。車内でこれを読みながら通勤、また、新聞スタンドで買った新聞を読んでいる人も居ます。ぎゅうぎゅうのすし詰め状態ではなく、我慢の出来るくらいの込み具合です。
 


駅の改札では、いったん立ち止まって改札機に回数券や切符を通し、3本バーの開錠を待って自分でバーを押して進みます。パリのメトロも同じ。日本のような、立ち止まらずにすむスピーディな自動改札に慣れているわたしにとって最初は面倒でした。料金はどこまで乗っても均一(2回券2レイ・10回券7レイ・月間パス22レイ・2ヶ月以上のパスはありません)なので、出口ではバーを押して出て行くだけ、再度の改札はありません。
 


駅構内にはかんたんなサンドイッチやパンを売っているお店あり。ここで朝食、または昼食を仕入れて、出勤していくようです。安いものなら0.5レイくらいから売っています。たいてい1~2レイ位で済むようです。食べながら出勤している人もいます。



トラムや市バスは時刻表が無いので、運転速度はドライバーさん任せ。といっても、自家用車急増中のブカレスト、朝夕のラッシュはものすごく、片側3車線の幅の広い道路も車で埋め尽くされ、みんな縦横無尽に車線変更して先を急いでいます。トラムと市バスは安全運転第一、ゆっくりでも文句は言えません。

地下鉄も時刻表なし、でもホームの前方に先の電車が発車してから何分経過したかを示す電光表示があるので、次の電車を待つ目安になります。時として、「ココデ、2分、止マリマス。」のアナウンスがあることもあり~前の電車が詰まっていたりするのかしら、と想像しています。 
 


乗り換え駅で観察すると、先を急ぐ人あり、ゆっくり移動している人あり、込んでいる列車を見送り次を待つ人もあり。そんななかで私は大阪人、移動速度は誰よりも速い自信はありますが(!?!)、こちらでは人の流れに任せています。



 数は多くありませんが、交差点にはこんな信号機も。せっかちが多い大阪では見慣れた秒単位で表示してくれる信号機です。これを見ると安心して渡ることが出来るし、いらいらせずに待つことが出来ます。あ~、わたしって大阪人!



 追伸:視覚障害者用の音の出る信号機や点字ブロックは残念ながらこちらではまったく見かけません。
車椅子用のバリアフリーもほとんど進んでいませんが、大きな乗換駅では階段に増設された車椅子用のエレベーターを見かけます。・・・ルーマニアでは今でも共産主義時代からの古い設備をそのまま使っていて、日本のように地下鉄駅構内をくり抜いてエレベーター増設、という改良工事はありません。


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