ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

大統領選挙は決選投票へ~ルーマニア選挙事情

2009-11-23 | ルーマニアの新聞記事より

 
投票率は54%を越え、かなりの関心事でした、ルーマニアの大統領選挙。結果、民主自由党(PNLオレンジチーム)、現職のトライアン・バセスク大統領と、社会民主党(PSD赤チーム)のミルチャ・ジョアーナ党首(上の写真向かって右)による決選投票へ。
 


バセスクは32.8%、ジョアーナは29.8%の得票率。拮抗していて過半数(50%)に届いていないことから、二人の直接対決となりました。

投票日は2週間後の12月6日。あれ、この日はリスボンマラソンの日です。マイダーリン、投票に行けないよ?ルーマニアでは期日前投票、というシステムはありません。が、大統領選挙に限って、出先で投票できるようになっています。



昨日、TV中継で何度も映し出されるのは、ブカレストの中心駅、ガラ・デ・ノルドでの投票所の様子。地方からの旅行者などが、通過するノルド駅で投票できるようになっているのです。しかもそれが長蛇の列。旅行中や移動中にこんなに並んで時間を取られるのはたいそうな事だけれど、国民の権利を行使しようとする人たちがいっぱい。

国外にいる人が、その国にあるルーマニア大使館で投票している様子も映し出されていました(隣国ブルガリアとウクライナでの様子)。滞在者はもちろんのこと、旅行者であっても出先で投票できるそうです。

マイダーリン、在ポルトガルのルーマニア大使館で投票する、と張り切っています。・・・これは選挙に熱心というわけではなく、単に物珍しいからやってみたい、という好奇心から。「リスボンのルーマニア大使館がどこにあるか調べて。」、私の用事がまたひとつ増えただけ。



いずれにせよ2週間先送りされた大統領の選出。国際通貨基金(IMF)などから総額200億ユーロ(約2兆6000億円)の融資を段階的に受けているルーマニア。先月、内閣不信任案が議決され、オレンジ(PNL)と赤(PSD)による連立政権が崩壊。次回の融資を受けるためには来年予算案の成立が必須とされているので、一日も早い政局の安定が望まれるのです。

大統領選挙、街角の反応は?:
明けた月曜日、いつものように公園へジョグ。ベンチに腰掛けている人たち、散歩しているひとたち、何グループかは選挙のことを話題にしているようです。漏れ聞こえてくる会話、私には判らないけれど、「ほら、あそこでも選挙のこと、話しているよ。」とマイダーリンの解説。たいていは年配の男の人たち。昼間に公園でのんびり過ごしている人の多くは年金生活者。政治が生活に直結するので、関心も高いようで。そして実に気軽に「誰に投票したの?」から話題が始まるのです。

大統領選挙、ほかの陣営は?:
12人が立候補していたルーマニア大統領選挙、黄色チームの若き候補アントネスクは得票率20.4%で3位、予想通りのオレンジVS赤対決、そこに黄色チームが絡んだけれど届かず。昨夜のうちにかなり疲れた表情で記者会見。
ブカレスト市長から立候補したオプレスクは3.3%、ラン仲間のドクターは医者つながりで投票したというけれど、はるか及ばず。
サッカーチーム・ステアの単独オーナー、ジョージ・ベッカリーは1.9%、知名度だけならこの人、ダントツ。小さな子供でも「ジィジィ」と親しみを込めて呼ぶ大富豪。「おじいちゃん」と言う意味ではありません、ジョージの愛称で「ジィジィ」。




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