小樽からの快速エアポートは空港の手前の千歳駅で下車。
ここから支笏湖行きのバスが出ているのだが、銀鱗荘で思いのほかのんびりしてしまったおかげで予定していたバスに10分違いで乗り遅れ、次のバスまでは2時間もある。
時間がもったいないし、我々は小金持ちじゃ、と駅前のタクシーに乗り込んで「ところで丸駒温泉までいくらかかりますか」と聞くと8000円ぐらいかかると言う。「ゲッ、そんなにかかるんですか。それじゃ支笏湖のバス停まででいいです。そこまで宿の車に迎えに来てもらいます」と小金持ちのはずなのにせこいことを言うと、しばらく考えていた運転手さん、「それじゃ支笏湖までの料金で宿まで行ってあげましょう。その先はサービス」と太っ腹なことをおっしゃる。
実際走ってみると支笏湖までは40分ほど、ここまでの料金が6000円。しかし丸駒温泉は
湖をぐるっとまわった向こうの白い建物。さらに15分もかかる。
途中で雨も降ってきたし、宿の玄関までつけていただいて大助かり。
2000円もまけてくださったタクシーの運転手さん、やさし~。ありがとうございました!
さて、こうしてたどり着いた今夜のお宿。
支笏湖の宿泊予約は【湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館】公式サイトで!秘湯 全浴槽が純度100%源泉掛け流しの天然温泉!千歳市・温泉宿
外観は翌朝撮ったので晴れているが、雨の中で見てもモダンで立派な旅館。
ここもおなじみ「秘湯を守る会」の宿なのだが、玄関前の歓迎看板にも「ウィンザーホテルに泊まる旅」ご一行様だの「クルーズと温泉満喫の旅」の皆様だの、これまでの秘湯の宿とはだいぶ趣が違う。
フロントの対応もホテルみたい。
通された10畳の部屋は湖に面して明るくきれい。
しかしクーラーがなく、扇風機とうちわだけなのを仲居さんは恐縮していたが、いやいや、クーラーが要らないことこそご馳走なのだ。
一休みしたところで、さあ、お風呂へ。
この暖簾の向こうは大浴場の脱衣室。
そこをそのままつっきり、扉を2つ開けると
その先には上ったり下りたりの長い渡り廊下が30メートル続く。
そして最後の階段を下りたところがこの宿の名物、天然露天風呂。
支笏湖とは岩壁で仕切られただけのこのお風呂、支笏湖の水位とともに深さが変わるのだそうで、この日の深さはお知らせによると140cm。それゆえ浮き輪まで用意してあるのだが
実際入ってみると160cm弱の人間が直立してこの深さだから120cmぐらいだろうか。
(特別出演、KH嬢、感謝!)
入ってしまうと岩壁で湖は見えないのだが、足元まではっきり見えるお湯は無色透明で、時々底の玉砂利の間からぷくぷくと泡が上がってくる。これぞ源泉が足元から湧いている証拠で、そのお湯がまったくの加水、加温なしで38、9度の適温。肌に柔らかく、実に気持ちのいいお湯でいつまでも入っていたい。
これほどすばらしいお風呂だが、渡り廊下が長いのと、周りの岩に藻が付着しているのが嫌われているらしく、大浴場にたくさんいるおば様方はなかなかいらっしゃらない。おかげで3回入って3回とも独占状態になる時間があり、幸せ満喫。長い渡り廊下、万歳。
ちなみに内風呂とそれに続く展望露天風呂はこんな感じ(写真は旅館のHPから)
3ヶ所のお湯は成分表上はどれも同じナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉なのだそうだが、源泉がちがうために少しづつ色がちがう。特に展望露天のお湯は空気に触れると酸化して色が濁るそうで、においも強い鉄の香りがする。こちらのお湯も悪くないけど、やっぱりあの天然露天のお湯にはかなわない。
とお風呂を満喫してぐったりしたところで夕食の時間。
食事は部屋にお膳で運ばれてくる。
蟹やトマト仕立ての鍋など、華やかなところへさらにヒメマスの姿焼きと揚げ豆腐。
見た目に鮮やかで量も十分以上だが、ヒメマス以外はあまり印象に残らないお料理なのがちょっと残念。
メロンはおいしかったけど。
寝る前に一人で露天を楽しみ、翌朝ももちろん露天へ直行。
天気が良くなってくれたおかげで、お風呂からの景色もすばらしい。
朝食はお客さんで一杯の食堂でバイキング。
朝から思わずとってしまったカレーと焼きたてのクロワッサンがおいしい。
食後に売店をのぞくと面白いものがいろいろ。
この渋いラベルの飲み物は普通においしいサイダーだった。
チェックアウト後は宿の車で支笏湖温泉のバス停まで送っていただき、道中、温泉管理の苦労を伺う。天然露天の岩の藻は回りの木が風で倒れてしまってから発生するようになり、温泉のお湯が抜けないためになかなか取りきれないのだとのこと。
ここに限らず、温泉の管理・維持はどこも大変そう。
苦労しながらもすばらしいお湯を提供してくださる宿の皆さんに感謝。
支笏湖温泉からは路線バスで新千歳空港に向かった。
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ここから支笏湖行きのバスが出ているのだが、銀鱗荘で思いのほかのんびりしてしまったおかげで予定していたバスに10分違いで乗り遅れ、次のバスまでは2時間もある。
時間がもったいないし、我々は小金持ちじゃ、と駅前のタクシーに乗り込んで「ところで丸駒温泉までいくらかかりますか」と聞くと8000円ぐらいかかると言う。「ゲッ、そんなにかかるんですか。それじゃ支笏湖のバス停まででいいです。そこまで宿の車に迎えに来てもらいます」と小金持ちのはずなのにせこいことを言うと、しばらく考えていた運転手さん、「それじゃ支笏湖までの料金で宿まで行ってあげましょう。その先はサービス」と太っ腹なことをおっしゃる。
実際走ってみると支笏湖までは40分ほど、ここまでの料金が6000円。しかし丸駒温泉は
湖をぐるっとまわった向こうの白い建物。さらに15分もかかる。
途中で雨も降ってきたし、宿の玄関までつけていただいて大助かり。
2000円もまけてくださったタクシーの運転手さん、やさし~。ありがとうございました!
さて、こうしてたどり着いた今夜のお宿。
支笏湖の宿泊予約は【湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館】公式サイトで!秘湯 全浴槽が純度100%源泉掛け流しの天然温泉!千歳市・温泉宿
外観は翌朝撮ったので晴れているが、雨の中で見てもモダンで立派な旅館。
ここもおなじみ「秘湯を守る会」の宿なのだが、玄関前の歓迎看板にも「ウィンザーホテルに泊まる旅」ご一行様だの「クルーズと温泉満喫の旅」の皆様だの、これまでの秘湯の宿とはだいぶ趣が違う。
フロントの対応もホテルみたい。
通された10畳の部屋は湖に面して明るくきれい。
しかしクーラーがなく、扇風機とうちわだけなのを仲居さんは恐縮していたが、いやいや、クーラーが要らないことこそご馳走なのだ。
一休みしたところで、さあ、お風呂へ。
この暖簾の向こうは大浴場の脱衣室。
そこをそのままつっきり、扉を2つ開けると
その先には上ったり下りたりの長い渡り廊下が30メートル続く。
そして最後の階段を下りたところがこの宿の名物、天然露天風呂。
支笏湖とは岩壁で仕切られただけのこのお風呂、支笏湖の水位とともに深さが変わるのだそうで、この日の深さはお知らせによると140cm。それゆえ浮き輪まで用意してあるのだが
実際入ってみると160cm弱の人間が直立してこの深さだから120cmぐらいだろうか。
(特別出演、KH嬢、感謝!)
入ってしまうと岩壁で湖は見えないのだが、足元まではっきり見えるお湯は無色透明で、時々底の玉砂利の間からぷくぷくと泡が上がってくる。これぞ源泉が足元から湧いている証拠で、そのお湯がまったくの加水、加温なしで38、9度の適温。肌に柔らかく、実に気持ちのいいお湯でいつまでも入っていたい。
これほどすばらしいお風呂だが、渡り廊下が長いのと、周りの岩に藻が付着しているのが嫌われているらしく、大浴場にたくさんいるおば様方はなかなかいらっしゃらない。おかげで3回入って3回とも独占状態になる時間があり、幸せ満喫。長い渡り廊下、万歳。
ちなみに内風呂とそれに続く展望露天風呂はこんな感じ(写真は旅館のHPから)
3ヶ所のお湯は成分表上はどれも同じナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉なのだそうだが、源泉がちがうために少しづつ色がちがう。特に展望露天のお湯は空気に触れると酸化して色が濁るそうで、においも強い鉄の香りがする。こちらのお湯も悪くないけど、やっぱりあの天然露天のお湯にはかなわない。
とお風呂を満喫してぐったりしたところで夕食の時間。
食事は部屋にお膳で運ばれてくる。
蟹やトマト仕立ての鍋など、華やかなところへさらにヒメマスの姿焼きと揚げ豆腐。
見た目に鮮やかで量も十分以上だが、ヒメマス以外はあまり印象に残らないお料理なのがちょっと残念。
メロンはおいしかったけど。
寝る前に一人で露天を楽しみ、翌朝ももちろん露天へ直行。
天気が良くなってくれたおかげで、お風呂からの景色もすばらしい。
朝食はお客さんで一杯の食堂でバイキング。
朝から思わずとってしまったカレーと焼きたてのクロワッサンがおいしい。
食後に売店をのぞくと面白いものがいろいろ。
この渋いラベルの飲み物は普通においしいサイダーだった。
チェックアウト後は宿の車で支笏湖温泉のバス停まで送っていただき、道中、温泉管理の苦労を伺う。天然露天の岩の藻は回りの木が風で倒れてしまってから発生するようになり、温泉のお湯が抜けないためになかなか取りきれないのだとのこと。
ここに限らず、温泉の管理・維持はどこも大変そう。
苦労しながらもすばらしいお湯を提供してくださる宿の皆さんに感謝。
支笏湖温泉からは路線バスで新千歳空港に向かった。
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