10月6日
昨晩はずいぶん雨が降っていたが、朝には幸いにしてきれいに晴れ上がった。
そこで赤湯と同じ土湯温泉郷に属する幕川温泉まで歩いてみることにする。
歩いたという人が見つからないが、車ならすぐだと言うし、宿のおじさんは「1時間ぐらいかな」と言うのでなんとかなるだろう。
好山荘の脇から土湯峠湿原遊歩道に入る。
木々の間に伸びる道は昨夜の雨でぬかっているが、木道や階段が整備されているので歩きやすい。滑らないように気を付けながら歩けば
春にはミズバショウなどが咲くという湿原に今の時期ではリンドウぐらいしか花は見えないが
さすがにもう紅葉が始まっている。
階段の上り下りで汗をかきつつ、30分で自動車道に出た。
この遊歩道の地図にはここが「幕川入口」とあるから、温泉までそう遠くはあるまい、と車道を歩き始める。
車道沿いの木々も紅葉が始まり、通る車もほとんどないので気持ちよく歩ける。
が30分歩いても建物一つ見えず、ようやく谷の向こうから煙が上がっているのが見えて、ずいぶん遠いがあそこがゴールか、とそこまで行ってみるとどうも温泉旅館ではない。
幕川温泉への矢印があったのでたどってみると道はさらにのぼりになって山の中へ入っていくが、やはり建物の姿はない。
さすがにここで心が折れて道を引き返すことにした。
この頃には空も曇り、やがて霧が出て小雨が降ってきたので引き返したのは正解。
小一時間で赤湯温泉からは20分の鷲倉温泉に着いた。
ここは前夜泊まろうと思っていたのだが一人泊は断られたところ。予想より大きな宿で、ロビーは宿泊の人やら立ち寄り湯の人やらで混み合っている。どうやら昨夜の泊りが赤湯になったのは正解だったようだ。
受付で500円を払い、まずは内湯の大浴場へ。
文字通り大きくて新しいお風呂にはもちろんシャワーやカラン、シャンプー類も完備。
ここで気持ち良く汗を流させていただき湯船につかると、白濁したお湯はかなり熱くて長く入っていられない。
そこで脇の扉から露天に出ると
7、8人は入れそうな石造りのお風呂。
真っ白に見えるお湯は実際は透明なお湯に粉のように細かい湯花がたくさん漂っていて、強くはないが硫黄の香りがする。外気のせいか、こちらは長湯をするのにちょうどの湯温だったが、お湯の鮮度はいまいち。
そこで一度服を着て、ロビーを挟んで反対側、長い廊下の外にあるもう一つのお風呂、岩根の湯へ。
こちらの脱衣場はこれ以上ないほどシンプルだし狭いが、屋根のかかった露天風呂は思ったより大きく、10人ほどは入れる浴槽の周りはちょっとした庭園風になっている。
こちらのお湯は内湯とは全く違う酸性緑礬泉で、赤茶色に濁っているが好山荘の赤湯ともまた違う。
かなり熱くて45℃はあっただろう、入れなくはないが浸かっているより外で涼む方が長く、「とても入れない!」と先に入っていたおばちゃんが水を入れ始めたのも無理はない。でもおかげで鮮度のいいお湯が楽しめた。
脱衣場の外には飲泉所があり、飲んでみるとちょっと酸っぱい。
幕川温泉に行きつけなかったのは残念だが、2時間歩いた疲れを鷲倉温泉で癒すことができてほっとした。
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昨晩はずいぶん雨が降っていたが、朝には幸いにしてきれいに晴れ上がった。
そこで赤湯と同じ土湯温泉郷に属する幕川温泉まで歩いてみることにする。
歩いたという人が見つからないが、車ならすぐだと言うし、宿のおじさんは「1時間ぐらいかな」と言うのでなんとかなるだろう。
好山荘の脇から土湯峠湿原遊歩道に入る。
木々の間に伸びる道は昨夜の雨でぬかっているが、木道や階段が整備されているので歩きやすい。滑らないように気を付けながら歩けば
春にはミズバショウなどが咲くという湿原に今の時期ではリンドウぐらいしか花は見えないが
さすがにもう紅葉が始まっている。
階段の上り下りで汗をかきつつ、30分で自動車道に出た。
この遊歩道の地図にはここが「幕川入口」とあるから、温泉までそう遠くはあるまい、と車道を歩き始める。
車道沿いの木々も紅葉が始まり、通る車もほとんどないので気持ちよく歩ける。
が30分歩いても建物一つ見えず、ようやく谷の向こうから煙が上がっているのが見えて、ずいぶん遠いがあそこがゴールか、とそこまで行ってみるとどうも温泉旅館ではない。
幕川温泉への矢印があったのでたどってみると道はさらにのぼりになって山の中へ入っていくが、やはり建物の姿はない。
さすがにここで心が折れて道を引き返すことにした。
この頃には空も曇り、やがて霧が出て小雨が降ってきたので引き返したのは正解。
小一時間で赤湯温泉からは20分の鷲倉温泉に着いた。
ここは前夜泊まろうと思っていたのだが一人泊は断られたところ。予想より大きな宿で、ロビーは宿泊の人やら立ち寄り湯の人やらで混み合っている。どうやら昨夜の泊りが赤湯になったのは正解だったようだ。
受付で500円を払い、まずは内湯の大浴場へ。
文字通り大きくて新しいお風呂にはもちろんシャワーやカラン、シャンプー類も完備。
ここで気持ち良く汗を流させていただき湯船につかると、白濁したお湯はかなり熱くて長く入っていられない。
そこで脇の扉から露天に出ると
7、8人は入れそうな石造りのお風呂。
真っ白に見えるお湯は実際は透明なお湯に粉のように細かい湯花がたくさん漂っていて、強くはないが硫黄の香りがする。外気のせいか、こちらは長湯をするのにちょうどの湯温だったが、お湯の鮮度はいまいち。
そこで一度服を着て、ロビーを挟んで反対側、長い廊下の外にあるもう一つのお風呂、岩根の湯へ。
こちらの脱衣場はこれ以上ないほどシンプルだし狭いが、屋根のかかった露天風呂は思ったより大きく、10人ほどは入れる浴槽の周りはちょっとした庭園風になっている。
こちらのお湯は内湯とは全く違う酸性緑礬泉で、赤茶色に濁っているが好山荘の赤湯ともまた違う。
かなり熱くて45℃はあっただろう、入れなくはないが浸かっているより外で涼む方が長く、「とても入れない!」と先に入っていたおばちゃんが水を入れ始めたのも無理はない。でもおかげで鮮度のいいお湯が楽しめた。
脱衣場の外には飲泉所があり、飲んでみるとちょっと酸っぱい。
幕川温泉に行きつけなかったのは残念だが、2時間歩いた疲れを鷲倉温泉で癒すことができてほっとした。
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良かった。
この暑さで紅葉は12月に生ってしまうのかと思いました。
2時間歩いた後に温泉に入るのは、疲れも癒されて最高な気分だと思うけれど、帰りも歩いたら湯冷めしちゃいますよね。
来月友人夫妻を先にフランスに帰して、夫と二人でのんびり温泉に行こうと思ってるので、ここも候補に入れておきます。
この辺りは来月ではもう紅葉も終わってしまっているでしょうが、お泊りなら鷲倉の隣の新野地温泉、もしくは高湯温泉の方がおすすめです。
タジキスタンの温泉もすごくよかったけれど、温泉旅館は日本の誇る文化です。