Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西部ヒマーチャルの旅 18 チャンディガール~デリー

2016-10-14 16:25:10 | インド
7月31日

ホテルでのなかなか充実した朝食。
 
緑のジュースがきゅうりみたい、と思ったら本当にきゅうりだった。さっぱりして意外に悪くない。

今日はデリーの空港までひたすら移動の一日だが、チャンディガール出発前にル・コルビュジエ設計のキャピトル・コンプレックスに寄ってくれた。
ここも日程表にはなく、日本を出る前からできたら行きたいとわがままにリクエストしていた場所なのだが、直前に世界遺産登録されたのは絶妙のタイミング。

内部を見学するのはお役所なので大変だそうだし、日曜はお休み、そもそも時間がないので当然外観だけだが、人気のない敷地内に入るにも警備が厳重、かなり離れたところに車を停めて歩いて行く。

 まず見えてきたのはチャンディガールのシンボルとしてコルビュジエがデザインしたオープンハンドのモニュメント。”Open to receive and give”というメッセージが込められているそうな。

 ここから右に折れるとあるのが高等裁判所。
 
カラフルな柱や壁面がモンドリアンを思い出させ、全体にいかにも60年代のにおいがするところがかっこいい。

 この左奥にも気になる建物があったが、こちらはなんだかわからず。
コルビュジエの作品ではないらしい。

高等裁判所の正面は広いプロムナードになっていて、真向かいにあるのが議会棟。その手前の柱だけのような小さな建物は影の塔と言うモニュメント、その向こう、木の陰には巨大な行政庁舎。
 
議場の正面扉の壁画もコルビュジエによるものだそうで、近くで見たかったが時間切れで断念。
いずれ機会があったら中にも入ってみたいものだ。

観光はこれにて終了、ということでチャンディガールの町を離れるが、昨日までお世話になった4WDはすぐ次のツアーのために帰ってしまい、今日は大型バス。
ところがこれが冷房が効かなくて、涼しかったヒマーチャルから平地に降りると暑い!

排気ガスとの二択で窓を開けて走っていたが、そんな道中で目立ったのはなにやら派手な飾り物を担いだ人たち。
  
 
これはカーンワリヤーと言ってハリドワールなどガンジスの源流から聖なる水を自分のお寺まで運ぶ巡礼だそう。
派手な御輿や首から下げた容器の中に聖水が入っていて、ちょうど翌日がシヴァ神のお祭りの日と言うことで、この日は巡礼の最終日、自分の町や村に到着するラストスパートだったのだ。

 
中にはシヴァ神の像を引っ張る人たちもいるし
 
道路脇のあちこちに巡礼を迎えるテントが作られている。
 
宴会の準備も着々と進んでいるようで、こんな光景がずっと続く。どれだけ巡礼がいることやら。

 
それでなくともインドの道は牛がいたり、人で満載のトラックがいたり、退屈する暇がない。

途中、本日も道路脇のダーバでお昼。
 
さすがにクーラーがあるのがありがたく、最後のカレーをいただく。

300キロを無事に走って、デリーには15時に着いたが
 市内に降りるとこの渋滞。

最後の買い物をする時間はたっぷりあると思いきや、ショッピングモールにたどり着くのに1時間以上もかかってしまって
 
広いアンビエンス・モール内を走り回る羽目に。

デリー空港には出発の3時間前に送り込まれたが、夕食は付かないので土産物屋を見下ろすフードコートへ。
  
 シーク・ケバブにマンゴーラッシーを頼んだら、これだけで468ルピーって、恐るべし空港プライス。

文句を垂れつつ、お腹一つ壊さずに8月1日、無事に成田到着。
15分しか遅れなかったエア・インディアも少しは進化しているか。 


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コメント (6)
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