Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

タジキスタン周遊 21 フェルガナ~タシケント

2013-11-02 16:38:25 | 中央アジア
8月18日

いよいよ旅行も最終日。
本日はフェルガナ盆地の観光をしながらタシケントへ戻る。

まず立ち寄るのはフェルガナの隣町、マルギラン。
ここは昔から絹織物で有名なところと言うことで
 ヨドゴキル・シルク工房の見学。

と言っても日曜なので職人の姿はほとんどなく、ガイドとデモンストレーションの人がいるだけ。
繭をゆでたり、糸にするところは日本人からすれば何も珍しくないが、ここでは中央アジア特有のアトラスが織られている。
  
木の枠に経糸を張って模様の印付けをするところが面白い。アトラスは絣なのでこの印に従って糸を縛り、染色する。染色のための天然染料を見せられただが、この鮮やかな色がすべて天然だろうか?染められた糸はすでに中央アジア色。
   
これを織機にセットしたところですでに独特の柄になっていることがよくわかる。

工房見学の後はもちろんお買いものコーナー。
 
このショップの天井は古いものなのか、きれいで見惚れる。

マルギランから30分ほど西にあるのはリシュタン。
こちらは陶器の町ということで、たくさんある工房の中でも一番有名らしいルスタム・ウスマノフ工房へ。
 

きれいな工房の中には古い陶器を集めた一部屋。
  
 
染付のようなブルーの陶器は日本人の感覚にもぴったりくる。

足踏みのろくろにきれいな窯。
  
 
厳密に計算された絵付けも、なにげなく使われている古いスザニもいい。

ということで、もちろんここでお買いもの。
 大きなボウルはUS$12、お茶碗は1つUS$5。
一つ一つ模様が違うのをじっくり選んだが、もっといろいろ買ってくればよかった。

さらに西へ小一時間でコーカンド。
歴史ある大きな町だが、古い建物はあまり残っていない。
 きれいに整備された公園の中の宮殿も再建されたものということで、35℃ぐらいある日差しの中を歩いて行く気には到底なれない。そんなわけで入口の門の日陰でガイド氏が説明し、我々はそれを聞き流しながら写真を一枚撮って終わりという横着さ。

コーカンドからは進路を北へ取り、2267mのカムチック峠を越える。
 
九十九折の道は景色がいいが、キルギスに比べると緑が少ない。

やがて平地に出て、寄り道しながらもフェルガナから9時間ほどでタシケントに到着。
最後はスーパーで買い物をして、夕食をとってから空港へ。

大勢の出国者で大混雑の空港から22:20、無事アシアナ航空で出発。

8月19日

 朝ご飯を食べて、ソウルで乗り換えて
 久しぶりの白いご飯を食べたら成田到着。

またべたべたと湿度の高い日本の夏に戻ってしまった。


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コメント (2)
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