ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

瀬尾まいこ『夜明けのすべて』

2022-09-26 21:28:06 | 本と雑誌
今日読み終った本は瀬尾まいこ『夜明けのすべて』
パニック障害にPMS(月経前症候群)の二人が主人公である。
帯に書いてあるのだが
『生きるのが少し楽になる、心に優しい物語。』
瀬尾まいこの本は厚い本ではないけど深くて読みでがある。
知り合いにパニック障害になった人がいた。
明るくて元気の良い人だったから
聞いたときは信じられなかった。
この本を読んで、よりパニック障害について詳しく判った。
いま、思う事は、もっと理解してあげれば良かったなぁと思う。
その人は満員電車に乗れないので料金は高くつくけど
さほど混んではいない遠回りな電車にしたいので
会社から出る定期券を変えられないかという事だった。
『良いよ、了解、会社に伝えとく』であったけど
パニック障害をあまり理解しないままだった。
自分が患った事が無い分かりにくい病気に対しては
なかなか親身になってあげられないものである。
ましてやPMSについては
『なんか、今日はばかにカリカリしてるなぁ』と
不思議だったんだけど、この本を読んで納得した。
人に優しくありたい。
この本で色々判ったので、もっともっと優しくなりたい。

黒川博行『騙る』

2022-09-23 23:47:53 | 本と雑誌
今日読み終った本は黒川博行『騙る』
美術界の騙し騙されの展開が面白い。
6つの連作短編小説である。
騙った事が無いので感覚がつかめないでいる。
ただ悪党が困るというのは愉快である。
身近で騙るというのを観たとしたら
ネズミ講かなぁ。
何回か誘われた事があるのだが
楽して儲けるという所が胡散臭いのである。
楽して儲けるのであれば
赤の他人に薦めるのではなく親族だけで儲ければ良いじゃん。
という事で汗水たらさずに稼ぐことなどありえない。
だから、騙った事もないように騙るに落ちた事もない。

『図書室のはこぶね』

2022-09-18 23:23:30 | 通販・買い物
今日読み終った本は名取佐和子『図書室のはこぶね』
図書館、図書室物が好きな私は当然に読むのである。
読んで嬉しかったのは私の愛読書であるケストナーの
『飛ぶ教室』が謎の真ん中にある事だ。
『飛ぶ教室』を読んだことのある人にお薦めである。
私は本も映画も同じ作品を2度観ない方だけど
『飛ぶ教室』は小学生で初めて読んでから数えて
数回は読んでいる私のお薦め本である。

湊かなえ『ドキュメント』

2022-09-07 21:51:13 | 本と雑誌
今日読み終った本は湊かなえ『ドキュメント』である。
"イヤミス(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)"ではなく
爽やかげな青春群像小説だ。
放送部と陸上部のお話なのだが
相変わらずキャラクター設定が上手いので
大した事件が起こるわけでは無いのに
次を次をと読みたくなる小説だった。
内面描写が自然で奥が深い。
読んでいると映像が頭に浮かんでくる作品だ。
終わりの方にコロナ禍のため
高校生の色々な行事が出来ない話が出てくる。
相変わらずのマスク生活と凄い勢いの値上げ。
どうなってゆくのだろう?

『灘校物語』

2022-09-04 21:33:49 | 本と雑誌
今日読み終った本は和田秀樹『灘校物語』
灘中ー灘高ー東大医学部とエリートコースと思われるんだけど
どん底の成績になったり深夜放送にハマり過ぎたり
と波乱万丈な所が面白い。
受験の成功方法が判る本なんだけど
すでに私は東大に行くきも無いので、そのへんはサクサク読んだ。
作者本人の欠点も含め赤裸々に書いている所も良い。
登場人物が実存していてライバルというかいじめっ子が
コラムニストの故人勝谷 誠彦氏だったとか
読後に調べて判った話も興味深い。
面白くてためになる本だった。

今日観た映画は『祈りの幕が下りる時』
2018年1月27日公開、東野圭吾原作。
主演は阿部寛
東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した
『新参者』シリーズの完結編にあたる。
映画ぽい映画だったなぁ
『砂の器』に似ていると思った。
ただ、殺しの理由に説得力が無いので
家族を守るために他人を簡単に殺すので
共鳴できないところが致命傷だと思う。
原作を読んだ時には感じなかった違和感。
映像は如何にも映画だったので惜しい。