働き方コンサルタント 椎葉怜子のごほうびブログ

テレワーク、女性の働き方、起業が専門。ルシーダ社長、日本テレワーク協会客員研究員、キャリアカウンセラー。

言葉を取り戻す③「写真」から感じること

2017年06月02日 | 日記
少し前、原美術館で開催されていた個展蜷川実花 うつくしい日々に足を運んだ。




そこには、父・幸雄氏が病に倒れ、亡くなるまでの間に撮影された写真の数々と彼女の言葉が
飾られてあった。





出産後に実家に帰省し、生と死をまざまざと味わったという点は同じだ。


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兄が亡くなってからの2ヶ月、実家にわたしと子どもたち、兄の家族(妻や娘たち)も合流し、
一時的に8人家族が結成された。


この間、まだ生後2ヶ月の長男が夜中になると強烈に咳き込むようになった。
このまま呼吸が止まるのではないかと心配して、義姉や母と交代しながら夜通し抱っこする日がつづいた。
(のちの血液検査で乳幼児がかかると命にかかわる”百日咳”だと分かる)





わたしの父と子ども。兄の遺影のある部屋にて。




懐かしい故郷の海には兄との思い出が多く、簡単に近づいていいものか距離感を見失っている。


兄の遺影は、皮肉にもわたしが撮影した写真に決まった。
わたしの娘が生まれてから、穏やかで優しい表情をたくさん見せてくれたのだ。


カメラにおさめた兄の笑顔を見ていると、「アンタ、考えすぎなんじゃない?」と言われているような気がした。


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