森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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「脱北者」家族漂着から;人の移動の問題
脱北者と思われる家族4人が2日、青森県に漂着しました。
[脱北者]家族4人「万景峰号が寄港する新潟目指した」
今朝の『ズームイン朝』が伝えるところでは、生活苦から子どもたちの将来が不安だったとか。北朝鮮の地図には新潟しか載っていなかったともいいます。新潟は万景峰号の寄港地です。
亡命とよぶには、あまりにも部分であって、この4人のそれが社会的にどれほどの意味をもつのか、考えるわけですが、この家族が藁をもつかむ気持ちで国を脱出したのはまちがいないのでしょう。生きなければ、考えることもできない。家族にアイデンティティなど介入の余地はなかったかもしれません。
亡命は、およそ政治的迫害や国内の深刻な対立、たとえば宗教や民族的対立、そして経済的困窮などが理由でしょう。冷戦の時代は終わりましたが、日本にくらべると西欧は過去、やはりこの問題に直面することも多かったわけです。
亡命、移民の問題は、だから政治的に扱われてきました。国家が国民国家とよばれるものであれば、人の移動は、異なる民族性や文化を持ち込む、持ち込まれることになり、それは社会的緊張を高める要因だととらえられる。アイデンティティを脅かすと考えてきたからでしょう。右派が移民の排斥を主張するのは西欧でも日本でも同じ。たとえば、フランス大統領選挙で極右ルペンが2002年、大量に得票したのはよく知られています。
しかし、こうした国家の論理の貫徹を右からさけばざるをえないのは、一方で、経済の論理が働いているからでしょう。EUの拡大とともに、移民の流動が考えられるわけで、ルペンのフランスでも、そしてトルコ人移民を多数抱えるドイツでも。
この経済の論理は、日本にも貫かれています。かつては移住者を排出してきた日本は、少子高齢化も手伝って、安価な労働力を確保するため、移民の受け入れという圧力と主張が財界などから強まっています。規制緩和の名のもとに広がる、外国人労働者の受け入れです。フィリピンからの看護師、介護士受け入れも伝えられました。
国民国家といいながら、国民を置き去りにしてしまう。皮肉なものです。経済のグローバル化とはこんな一面ももつわけです。第2の総理・御手洗経団連会長が事あるごとに登場してきますが、日本の政治に、財界が前面に出てくればくるほど、こんなゆがみも拡大するようです。
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またちょくちょく拝見させていただきます。
これお・ぷてらと申します。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
拙いブログですが、右から、左から、そして前、後から忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
今後ともよろしく。
すでに現場の労働環境が現に劣悪である日本において受け入れは不可避かと思います。
(今の制度は受け入れたフィリピン人を使い捨てにする内容だとTVタックルで批判してました)
財界が政治を動かしたのは確かですが、現状の介護士ひいては患者の負担が減る事こそ肝要です。
ゆがみはグローバル化や政策だけではなく産業社会の高度化・情報化に由来すると思います。
現代人はパソコン・携帯電話が使えないと仕事ができないわけですが、こういった新しい技能・道具はどんどん要求されていく。そうして企業が求める新人のレベルは高くなり(現実はともかく)教育と設備にお金と時間がかかる。
主産業のコスト増大が、コスト増加が少ない肉体労働などの賃金を下げてしまうのではないでしょうか。その先に受け入れと、フランスの問題がある。
政策で是正できない構造的な問題があり、格差の拡大は国民全体が生活レベルの低下(電化携帯電話を使わないなどしてコストを下げる)を受け入れない限り進行してしまい、それをやると海外に負け電気も買えなくなってくる。
全人類がどんなに使ってもなくならない、環境に悪くないエネルギーでもあればいいんですが……