森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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ベネズエラは漸進、ロシアは何を選んだのか。
チャベス改憲案、小差で否決 「終身大統領」阻まれ打撃(朝日新聞)
昨日の国際ニュースは多彩でした。二つの選挙結果が話題をさらっています。
一つは、ロシアの下院選の結果です。与党の統一ロシアが64%を獲得する圧勝でした。これは、単独で憲法改正が可能な3分の2以上を上回るもので、同党はすでに「プーチン路線にたいする事実上の信任投票」とのべ、勝利宣言しました。米・独などからは、「自由な意思表示ができない」と、選挙のあり方について懸念が表明されています。政権強化の地歩がさらに築かれたというのが大方の見方でしょうか。
この選挙結果を朝日新聞電子版(12・3)はつぎのように伝えています。
統一ロシアの圧勝は、プーチン氏が今後も政策継続の保証人として振る舞うことに正当性を与える形になった。統一ロシアは17日にも党大会を開き、プーチン氏が指名する後継者を同党公認の候補として来年3月の大統領選に擁立する方針。同氏が誰を後継者に据えるかが当面の焦点となる。
いま一つは、ベネズエラの憲法改正案の賛否を問う国民投票の結果です。反新自由主義の波が中南米に広がり、中道・左派政権が次つぎに誕生していくさまに私も無関心でいられませんから、むしろこの投票のゆくえに注目していました。
それだけではなく、今回の憲法改正案が「21世紀への社会主義」への前進をかかげていたわけで、ベネズエラ国民がこれをどう判断をするのか、きわめて興味深いものがあったからです。
結果は、チャベス大統領が提案した改憲案は小差へ否決されました。同大統領はこの結果を受けいるとただちに語りました。
国のゆくえ、あり方を決めるのは国民です。そもそも国民投票そのものが国民の意思を問うものであって、同大統領が結果にしたがう旨、のべたことは当然といえるでしょう。
テレビでは結果が小差であることを同大統領が身振りを交え強調していましたが、国民の意思は、社会主義化に慎重な態度をとることを求めたわけです。一面では、半数近い国民が社会主義への変革を望んだともいえるわけです。が、今後、社会主義化へのむけた議論は拙速にすすめるものではなく、国民の意思を常に確かめながら国民の意思で進んでいくことを選んだという点こそ国民の判断だといってよいでしょう。
ベネズエラでも、70年代のチリ・アジェンデ左翼政権を転覆したピノチェトと同様に、すでに米国からの資金援助を受けて、団体「スマチ」が活動、反政府宣伝を強めていましたし、米国はもちろん、スペイン政府筋も選挙に干渉してきました。
こんないきさつから、投票結果をうけて、反政府干渉がいっそう強まることも懸念されます。
ただし、ロシアの選挙で野党側から不正だと指摘する声がでていることと対比して考えるのはつぎのことです。今回の国民投票のように、チャベス大統領が選挙をつうじて国民の意思がどこにあるのか確認して変革を訴えていく手法を今後もとることが、国民の支持を広げ、国内世論ばかりでなく、国際的な世論を動かすことにつながるのではないでしょうか。
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昨日の国際ニュースは多彩でした。二つの選挙結果が話題をさらっています。
一つは、ロシアの下院選の結果です。与党の統一ロシアが64%を獲得する圧勝でした。これは、単独で憲法改正が可能な3分の2以上を上回るもので、同党はすでに「プーチン路線にたいする事実上の信任投票」とのべ、勝利宣言しました。米・独などからは、「自由な意思表示ができない」と、選挙のあり方について懸念が表明されています。政権強化の地歩がさらに築かれたというのが大方の見方でしょうか。
この選挙結果を朝日新聞電子版(12・3)はつぎのように伝えています。
統一ロシアの圧勝は、プーチン氏が今後も政策継続の保証人として振る舞うことに正当性を与える形になった。統一ロシアは17日にも党大会を開き、プーチン氏が指名する後継者を同党公認の候補として来年3月の大統領選に擁立する方針。同氏が誰を後継者に据えるかが当面の焦点となる。
いま一つは、ベネズエラの憲法改正案の賛否を問う国民投票の結果です。反新自由主義の波が中南米に広がり、中道・左派政権が次つぎに誕生していくさまに私も無関心でいられませんから、むしろこの投票のゆくえに注目していました。
それだけではなく、今回の憲法改正案が「21世紀への社会主義」への前進をかかげていたわけで、ベネズエラ国民がこれをどう判断をするのか、きわめて興味深いものがあったからです。
結果は、チャベス大統領が提案した改憲案は小差へ否決されました。同大統領はこの結果を受けいるとただちに語りました。
国のゆくえ、あり方を決めるのは国民です。そもそも国民投票そのものが国民の意思を問うものであって、同大統領が結果にしたがう旨、のべたことは当然といえるでしょう。
テレビでは結果が小差であることを同大統領が身振りを交え強調していましたが、国民の意思は、社会主義化に慎重な態度をとることを求めたわけです。一面では、半数近い国民が社会主義への変革を望んだともいえるわけです。が、今後、社会主義化へのむけた議論は拙速にすすめるものではなく、国民の意思を常に確かめながら国民の意思で進んでいくことを選んだという点こそ国民の判断だといってよいでしょう。
ベネズエラでも、70年代のチリ・アジェンデ左翼政権を転覆したピノチェトと同様に、すでに米国からの資金援助を受けて、団体「スマチ」が活動、反政府宣伝を強めていましたし、米国はもちろん、スペイン政府筋も選挙に干渉してきました。
こんないきさつから、投票結果をうけて、反政府干渉がいっそう強まることも懸念されます。
ただし、ロシアの選挙で野党側から不正だと指摘する声がでていることと対比して考えるのはつぎのことです。今回の国民投票のように、チャベス大統領が選挙をつうじて国民の意思がどこにあるのか確認して変革を訴えていく手法を今後もとることが、国民の支持を広げ、国内世論ばかりでなく、国際的な世論を動かすことにつながるのではないでしょうか。
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