森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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加藤周一 -未来のために今必要なこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/bd/c58fc07a2423398c4bb72a756117db27.jpg)
私はこれまでの民主党には懐疑的だが、それでも沖縄知事選での野党共闘の枠組みを尊重したいし、共闘の維持にあたった同党の努力もまた評価したい。だが、民主党の態度はここにきてどうか。
法案提出者の民主党・枝野幸男は「手続き法がないとおかしいという意見はあるが、ぜひつくれという意見は大きくはない」としながら、「つくらないでいいことではない」と語っている。この開き直りにはほんとに辟易する。手続き法案の審議が今後の改憲にむけた一階梯であることはだれの目にも明らかだろう。手続きに関していま与党案も民主党案もいずれも、民意をくみつくそうという立場にたっておらず、下手をすると有権者2割の賛成で改悪案が承認されかねない。他の法案同様、この法案も重大な局面にある。あらためていえば、世論調査の結果をみても国民はいま改憲をのぞんでいるのではない。
歴史にはターニングポイントとなる局面がむろんある。昨年の自民党大勝から今日、そして来年の参院選まで、のちのち振り返って歴史の画期になるのかもしれない。こんな状況のなかで、護憲か改憲かをめぐる問題の所在を、簡潔で、しかもとても分かりやすく本質をえぐった発言に出くわした。加藤周一の発言である。
その思考の明晰さを疑う人はおそらくいないだろう。加藤は以下の発言でもそれを如何なく発揮している。平和を考える上で、憲法をめぐって日本が今後採らなければならない選択肢について、端的にこれほど明快に考察し説いたものを私は知らない。九条の会・憲法セミナー(11・25)での発言である。 加藤は、いまこそ未来のために私たちが考えを深めることを説いている。
セミナーは、仲間を広げることと、考えを深めることという、二つの仕事のうち、深めることに重点があります。 考えを深めるため、問題提起をしたい。もともと平和は対外関係です。九条を守ることと、対外関係における判断の独立性は無関係ではない。そこで、二つの独立変数、護憲か改憲かと、独立か従属かを組み合わせると、今後の日本には四つの選択肢があります。 一つは、憲法をそのままにして独立する。二番目は、憲法はそのままだが従属する、独立の程度が低い。三番は、改憲して、独立を強める。四番は改憲をすると同時に、従属的な態度をとる―この四つの選択肢です。 一番は理想的です。憲法を守りながら、独立の外交政策の自由度が大きくなる。それを使って周辺国との緊張関係をなくしていくことができる。平和が強まれば軍備の必要も減っていく。 二番は現状のまま。平和主義だが外交での自由は非常に限られる。長い時間がたつとへだんだんと外国いいなりが嫌だという考えが強くなる。 嫌ならアメリカから離れて軍備を増強するか。それが三番です。しかし、アヅアの緊張を高め、アメリカからも歓迎されない。どんどん軍備を増強すると、ある段階で核兵器も、ということになる。すべての国との関係が悪化する。非常に非現実的です。 四番はどうか。これが今進んでいる改憲の方向です。そこで軍備を増強すれば、米軍に従属したものとなる。日本人が日本のためでなく外国のために戦死することになる。そんなことは受け入れられない。 一番現実的で未来のために必要なのは一番です。武器による安全保障ではなく、外交的手段で安全を保障することは、アジアでも非常に歓迎されます。どの可能性が一番現実的で日本人にとって受け入れやすいのかよく考えて、その可能性を推進すべきだと思います。 |
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年初に朝日新聞に投稿していた中に、
従来の護憲論批判もありましたが、
この4つの選択肢と似た響きでしたね。
原理主義と如何に闘うか?
従来の護憲論を踏み越える議論が必須です。
藤原帰一さんでしょうか。見落としていました。たしかに従来の論者とちがって彼の議論はアメリカの核の傘にも理解を示す議論ですね。
ともあれ安倍の改憲の方向は加藤の指摘どおりでしょう。加藤の指摘はとてもクリアだと私は思っています。
この時期に国民の一人ひとりがほんとうに考えるかどうか、とても大きい気がします。
老人と学生の未来-戦争か平和か
2006年12月8日、東京大学駒場900番教室
http://www.eizoudocument.com/0106katou.html
⇒前編 53分53秒(WMVファイル、138.5MB)
http://www.eizoudocument.com/01kyujou/06-01katou.wmv
⇒後編 42分24秒(WMVファイル、108.9MB)
http://www.eizoudocument.com/01kyujou/06-02katou.wmv