風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

壊れた色は僕の原色

2016-10-30 23:37:02 | 
朝も見ていた壊れた欠片
無垢で伝えた僕の原色
命はどこで輝くのだろう
日々の舞台で涙は光る

教えていない隠した音が
雨の日のリズムに乗っている
届かないのは誰かの声と
空の祈りと間違えたから

夢の合間を求める子供
転ばないよう遠くへ歩く
花はやがて種に還そう
ここにいるのは誰かの優しさ

形にこだわる僕の過ち
吐息で分かる単純なもの
敷かれたレールで生き損ねたけど
答えは待ってる扉の前で

時々見ていた遠くの君に
カギは渡しておくからね
心の色はあせはしないよ
壊れた色は僕の原色



空を切り取る鳥のように

2016-10-30 16:17:37 | 
空を切り取る鳥のように
この街の欠片を僕に下さい
呼んでいるのは誰の声
泣いてる君は僕なんだね

何度も見ていたあの風景
君の答えを聞きたいから
キャンバス広げて待っている
灰色に染まってしまうその前に

もろくなった骨で生き
厚くなった皮で笑う
心は通わなくなったけど
明日の夢はまだ見るんだね

強さに疲れた顔をして
今は何も見たくないのに
心を燃やした陽炎に
痛みを忘れた僕がいる

昨日忘れた言葉は2度と
思いを糧に燃やせないから
街を切り取り僕に下さい
僅かな心を残しておくため



心を何かで売ったなら

2016-10-30 14:55:01 | 
雨が降る街角の風に
優しさ一つ求めていたよ
太陽の沈まぬ場所を求め
私欲に埋もれるこの街で

優しい言葉は要らないよ
憐れみの針が刺さるから
無理して笑う僕の手を
心はどこへつれ行くだろう

妥協の海が広がっている
幼さの船で漕ぎ出せば
沈み行く夕陽と同じだね
僕らはとっても弱いから

真実はいつでも涙の光
答えはとっても単純さ
掴んでいてね真実を
弱さを許せるその日まで

心を何かで売ったなら
朝陽を探しに遠くへ行こう
街が目覚めるその前に
自分自身を愛したいから




明日という名の巨人

2016-10-30 14:15:27 | 
駆け抜ける空は広く
限りある人はもろく
もう一度夢に懸けてみる

いつの日の友達は遠く
隣側の影は薄く
一人きりまた夢を見る

たった一度の世界に
心奪われることもなく
存在を忘れて歩いている

きっとここは誰もが
欠けた明日の世界で
目を閉じ息をする

虹色の夢を見せて
地の果てで言えば
遠すぎるものを知る

明日という名の巨人
僕は誰とでもなく
君を引き連れ生きている

生まれたての僕が
さまよう街の群れで
かけがえのない場所
どこだろうか






答えを求める僕だから

2016-10-30 13:12:38 | 
難しい夢壁になり
目の前をただ塞いでる
走り続けるその先の
答えを探し求めてる

君が言ってた空の果て
ポケットの中に隠してた
人はとっても小さいね
風が明日を求めてる

泣かない事に意味はあるのか
僕らはそれでも弱いから
故郷の町は赤く染まる
都会で偲ぶいつの日も

この街並みは誰の風景
人ごとみたいにうそぶいた
もうすぐ流れる街角の歌
遠い時間に心を寄せて

要らないんだよ答えなんて
誰かが言ってた強さの言葉
走り疲れた僕も言おう
強さの意味を噛みしめたいから