風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

羽ばたく明日

2015-11-29 01:40:42 | 
悲しいだけでうつむく日々は
乾いた風の冷たい涙
情けない明日見えないふりで
遠慮とごまかし強がっていた

信じることに疲れ果てて
苦し紛れの明日への言い訳
羽ばたく人の影にのまれ
臆病な姿隠そうとした

だけど今は
時を急かすような心
ただ信じて行くから

明日を強く求め
風をきって
強く踏み出そう
誰より
弱い僕が羽ばたくため





明日へ

2015-11-28 04:34:20 | 
例えば雨が降らない日々は
ほら土の香り探してる
大切なものが残酷なほど
人は強くあろうとするけど
飾らない弱さ自分だから

どこかで道を失くした今日は
風が運んでくる明日待ってる
ため息の空が優しげなほど
人はとどまろうとするけど
頬をなでる風に誘われて

今日の息吹も
明日の息吹も
確かにここにあるから
その痛みも背負って
感じる全て
明日へ繋げたい

昨日の傷が
迷いの道へ
確かに僕を連れ去っても
踏み出すことを
信じる全て
明日へ繋げたい


今の全て

2015-11-23 09:42:01 | 
凍える風に白い吐息
身を寄せ合う人々に
寂しくなって
街角の端で戸惑うけど

傷つきながら明日に
夢見ることに敗れた
僕だから
今こそは

いつの日も追い求めた
無理してる強さなんて
捨てさって
生きよう

ありのままで踏み出せる
その先が
今の全て

いつまでも夢を

2015-11-18 19:31:43 | 
いつまでも夢を
追いかける君が好き
夢中な今が
輝き続けている

遠い日の空を
思い描く僕
ほんの少しの勇気さえ
過去へ連れ出せたら

幼すぎた
叶わぬ夢と
色あせた今の
言い訳

今でもずっと
心のままに行く
遠い日のままの
笑顔の君が好き

いつまでも夢を
追いかける君が好き
ひたむきな君が
明日の空だから



片隅の君

2015-11-18 12:19:04 | 
まるでのら猫みたいに
懐かない君が
都会の路地の片隅へ
駆けていく

愛されることに
慣れないことは
寂しくはないと
震わせた肩背を向けて

幼なさの残る影
街中の足音を避け
雑踏の中に溶け込まぬ様
生きていく

人波の孤独
遠い目で見つめて
切なそうに笑う
それがいつものように

まるでのら猫みたいに
馴れ合わなぬ君が
本当は一番この街に
似合っているのは不思議だね