風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

戦いの中へ

2015-12-14 02:43:48 | 
戦うこと知らず怯えていたいつの日も
生き抜くその術を人任せでいた
流れるまま見てた変わりゆくもののその先を
誰かのその両腕に託したりもして

無限に今を信じられるほど
子供のふりなわけじゃなかった
思い描いた地図がくしゃくしゃに破れていく

つたない言葉で描いた今日が明日も続き
無駄に思えて止まるけどまた歩き始める

今日でも明日でもない日を静かに求めながら

何かを変えて願い掴むなら戦いは避けれはしない
逃げ出せば大事なものを失っていくから

やりきれぬ思いあるからずっと砂を噛み
誰かに明日委ねてきたけど
今は違う

答えならもう知っているのさ
立ち向かう明日の向こうへ

果たしたい願いがあるなら
約束をしよう
挫けぬ思いを今強くするために
少しぐらい転んだって良いさ
それでも歩いていける




掴めないイメージ

2015-12-13 22:59:04 | 
流がして行きゃそれでいい
単純だよな
振りきって行くんだ
新鮮な風をイメージして
手探り進みながら

書かない自画像がなんだか寂しくも思える
掴めない自分の事いつも気にしてるんだ

僕に見える空に1つの大きな雲
真っ青に栄える空にはっきりと見える
汚れなき青空をよごすみたいに
不完全過ぎてありふれてキレイだ

重なる虚像を全力で吹き飛ばせ
自分さえも分からなくなる前に
再度も築いて行けばいいじゃん
ゼロからでさえも今よりは楽しめる

どんな日もしていたことが
きっといつか思い出せる
憧れのあの人に憧れて
背伸びしていた

隠してた自分をさらけ出してやりゃ良い
時代に似合わない自分でいながら
変えて行こう今が良いぞってぐらいに心誇りながら
誰かに作られ苦しんだ自分を

勝ち組と笑ってたあの人が
勝つことで得たもの
手にしなくても思うよ
昨日の自分に勝っていたい

めがけた遠くの方で誰かが呼ぶんだ
駆け出すことにわけなんてない





歩き出せば君が

2015-12-12 04:12:26 | 
歩き出せば君がそっと並んでくれた
歩幅合わせずっと
たくさんの足跡に紛れたままで
僕らの分も

いくつもの君といくつもの僕が
すれ違う人波に押されそっと彼方へと流されていった

側にいると分かってしまう微かな涙
手を伸ばせばここに
始まりの雨の日の横顔と同じ
愁いがにじむ

強がった僕の弱ささえも信じて
僕だけに見せてくれた本当の素顔で寄り添ってくれた

寄り添ってくれた

君の旅路

2015-12-11 23:07:12 | 
君のその歩幅がわずかに先へ
知ってる僕らは昔から変っていた
涙振りきっても季節は戻らず
互いの傷を埋め合う時間を過ごした

きっと戻らないで
どこか遠くに歩いて
二人の風景が重ならぬ様に

今が楽しければと無理を重ねた
僅かな言葉を残して僕らは旅立つ
いつを思い出しても今は苦しい
遥か遠い季節まで笑顔を閉ざして

どうか振り返らないで
君の心失くさないで
旅路は遠いけどたどり着くから

君のその声が聞こえた気がした
駆け足で過ぎる雑踏に聞こえた気がした



太陽の景色

2015-12-11 11:42:04 | 
太陽の登らない東の空
朝やけのない静かな灯台
暗い海を漂う小さな方舟
色のない風景ばかり

もし全ての人々が
今をわけあっているなら

国境線に意味なんかない
切り分けられた空もない
銃声の響かない夜
明日の夢を見て眠るだけ

もし全ての場面が
色彩を持っているなら

絵空事だと笑われても
明日の風が太陽を連れてくるまで
ポケットに手を入れたまま
冬の街に暖炉を探しに行く

持ち物なんて意味がない
身軽な方が飛べるから
少しだけ持っていくなら
あの景色の写真が良いな

優しさはまだ見つからない
沈み行くこの街じゃ
でも望みが消えたわけじゃないんだ
僕らは手をとりあえるから