organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

時計草

2007-06-29 | 暮らしのこと
いつもの小径に毎年この時期になると
つい、立ち止まって見たくなる花が咲く。
フェンスに絡み付いているつる性の常緑樹の
所どころに直径5~6cmくらいの花が咲いている。
近づいて見てみると、何と言っても花の形状が
複雑でおもしろい。
がくも花弁も、真ん中の糸状の花冠も全てが不思議。
時計の文字盤に似ているため”時計草”
英名では”パッションフラワー”というそうだ。
ブラジル原産で品種がとても多く、さまざまな色と形があり
同じトケイソウ科の仲間とは思えないような
いかにも、熱帯・亜熱帯地域の花と唸らせるものもある。

道ばたで見る時計草は、紫と青色、緑がかった白の花びらの
色のバランスが涼しげで粋できれいで
テキスタイルに起こしたくなるほどだ。
繊細で不思議な姿・形は、和風っぽくも見え魅力的だ。
自然ってすごいし、美しい。
去年のこの時期、同じ場所のこの花の前で立ち止まり
やはり写真に撮っている。
そしてやっぱり同じこと、
今年こそ浴衣を着よう!と思ったわけだ。
もう何年も着ていない浴衣。
朝顔市、ほうずき市、七夕に花火などなど
これから江戸の夏の行事が目白押しだ。
暑い夏、江戸っ子気取りで涼しい顔して
そんなイベント横目に、浴衣で食後の散歩も洒落ている。
はたまた、浴衣の女の子を集めて氷か西瓜を食べるpartyの
イベントも楽しいかもと、頭の中がグルグル回転し出す。
ともかく、今年こそ浴衣を着よう。




organic fusilli

2007-06-28 | オーガニックライフ
昔よく食べたフルーツドロップを
思い出させるような、カラフルでカワイイパスタは
お料理をする前から楽しくなってしまう。
ちょっとお腹が空いたので
サラダよりも少しボリュームが欲しくて
ある材料でパスタをつくることにした。
原料はオーガニックで、小麦セモリナはもちろん
グリーン色はほうれん草、オレンジはトマト、
赤は何と赤かぶだった。
茹であがった色はトーンが少し落ちて
パステルカラーになり、お皿の上で生き生きとしていた。
スパイラル形なのでオイルが少量でも絡みやすいのが
うれしいし、見た目もきれい。

完全なるマクロビストでもベジタリアンでもない私だが
お肉をほとんどいただかない食事が中心というだけで
お肉好きの、恐らく無いと生きてはいけない人たちからは
葉っぱだけを食べて生きている人のように思われがちだ。
長生きをしたいわけでもなく楽しんでいるわけだが
時々その話をした途端に、腫れものに触るようになったり
間のシャッターを閉ざしてしまう人がいる。
食べるものを選ぶことが、その人をつくり
生き方に繋がっているという考え方が
理解されるのは難しいし、簡単に説明する気もない。
自分の仕事、住む場所、着るもの、友だちを選び
環境を整えることと、食べるものを選ぶことは同じだ。
ストイックな苦しい食生活でもないし、いたって
健康で元気に暮らせる。
自分がどんな趣味を持っていて、どんな生き方をするのか、
そしてその環境を楽しんでいるのか、
愛する人や大切に思う人がいる。
ただそれだけだ。

かわいいオーガニックのフジッリだけで
充分ウキウキ出来て、残り野菜で使った簡単で
おいしいものがいただければ、かなり
シアワセと思う"オーガニックライフ"を
これからも自分らしく続けていこうと思う。





Dolphin Dance surfing

2007-06-26 | 海とsurfing etc.
私にとってはちょうどいいサイズのいい波だった。
セット間長く、ちょっと厚めの割れにくい波だったが
午後から夕方にかけ人が少なくなるに連れ
波はどんどん良くなってきた。
夕方から小雨がパラついてきたが
むろんsurferには何の問題もない。
お天気のsurfing、夕焼けsurfingも好きだけれど
こんな薄曇りのメロウな波も実は気に入っている。
鉛色の空と地平線との境の見分けがつかない同じく鉛色の海。
グロッシーな海面はハーフトーンの印画紙のようで
手で触ると別世界へと引き込まれそうにさえ錯覚する。
小雨が海面の鍵盤を奏でているかのようで
耳を澄ますと微かにメロディが聞こえてくるようだ。
こんな時に決まって思い出すのが
" Herbie Hancock "  Maiden Voyage(処女航海)の中の
" Dolphin Dance " だ。
surfingをはじめるずっと以前から、このMaiden Voyageが好きで
ジャケットが好きで聞いていたが、surfingをするようになり
小雨のまったりメロウな日の海の上で、いつからか
なぜかこのジャケットを思い出すようになっていた。
タイトルになっている " 処女航海 " もたまらないが、
海の上ではやはり" Dolphin Dance " な訳で
メロウリーなイントロを口ずさんで気持ちよくなっているうちに
surfingもそっちのけで、このままずっと波待ちを続けていることを
選びたくなる程だ。
この梅雨の季節から必ず体験するこの海の上での特別な世界。
今年は何回口ずさめることだろうか。



" Herbie Hancock "  Maiden Voyage >>





並木薮蕎麦と浅草寺

2007-06-25 | 暮らしのこと
急に思いつき、浅草の"並木"薮蕎麦に向かうことにした。
用事を済ませ、大急ぎで行くと閉店15分前。
セーフ。まだ1組並んでいた。
さすがに閉店時間前とあって、この日はすぐに座ることができた。
空いていた席は小上がりの相席。
黒のスーツ姿の初老の男性3人組とご一緒する。
久しぶりの並木でこんな相席もいいだろうと思っていたら
案の定、水戸と小田原からいらした蕎麦好きの方たちで
蕎麦を食べに各地を歩いているが
この店ははじめて、やっと来られたといううれしさと
並木の薮蕎麦の味とたれについて、ちょっとほろ酔い加減の三人に
興奮して話しかけられた。
のんびりした週末の浅草の蕎麦屋では、こんな知らないおじさん達と
会話をし、蕎麦を食べている間だけ、時間を共有するのもいいだろうと
話に加わった。

並木薮蕎麦は薮蕎麦御三家の1つで、本家・神田薮蕎麦の店構えもいいし
池之端の粋な感じもまたいい。
でも並木はまた格別で、私は好きだ。

1913年(大正2年)創業の老舗で店構えもこじんまりしていて
古いが掃除が行き届いていて気持ちがいい。
真っ白の頭巾と仕事着を身につけたお店のおばさんたちが格好いい。

私もはじめて訪れた時には驚いたものだ。
”もりそば”頼んだのだが、出てきた蕎麦は
職人のつくったであろうこだわりの丸い伏せたざるの上に
細めの蕎麦がさらっとのってくる。
「そば、なんつうもんはたくさん食うもんじゃあねぇよ!
ちっとすするものなんだ」と江戸っ子の声が聞こえてくるようだ。
たれがまたいい。
いかにも、たくさんのかつおぶし、昆布、しいたけのだし汁を
使っていますと、コレミヨガシのそばつゆの店が多い中
ここは、お醤油のしょっぱさ、極辛口だ。
ここでまた、「そばつゆは蕎麦をどっぷり浸すもんじゃあねぇよ!
ちっと先っちょだけ付けるものなんだ」と江戸前蕎麦の食べ方を
教わっているような気がしたものだった。
私はお酒が飲めないが、酒は菊正宗の樽酒と決まっていて
何から何まで江戸っ子気質を見せつけられるようで気持ちがよく
思い出しては、この並木に通い続けている。

そんな蕎麦通のおじさん達と別れて、散歩がてら浅草寺に向かう。
雷門から仲見世を通り抜け、山門、本堂へと近づくに連れ
五重塔も含めライトアップされていて驚いた。
昼間見るのとはぜんぜん違い、朱色がひと際艶やかで
幻想的な空間を醸し出している。
優美で粋で情緒的だ。
人もまばらのせいか山門の提灯がいやに大きく見える。
浅草寺は昼間来るところと思っていたのだが
2003年からライトアップを始めていたという。
おかしなもので、ちょうど夏至にあたるこの日は
温暖化防止対策のイベントとして " 100万人のキャンドルナイト "が行われている。
東京タワーも消灯していたわけだが、この浅草寺は
キャンドルナイトはどこ吹く風で煌々と絢爛豪華に光り輝いていて
お見事であった。
帰りはきれいになった伝法院通りを抜け、ぶらぶらと夜の
浅草の散歩を楽しんだ。
雑踏の東京も好きだが、江戸のある東京もいいもんだとしみじみ思った夜だった。







かぼちゃの種のディップ

2007-06-23 | 食べ物のこと
先日、かぼちゃの種のディップを作ったら大好評だった。
マクロビオティックを実践している人も、していない方にも
たいていはびっくりして喜ばれておいしいと感心されるものの1つだ。
私もはじめはそうだった。
お菓子に使ったり、トッピングに使うことはあるだろう。
使う材料はメーカーによって出来上がりに違いが出てくるため
少しずつアレンジを繰り返し、今のレシピに行き着いている。
だいたいかぼちゃの種で作るのだから、まずそれだけでも興味津々だ。
ビタミンやミネラル、鉄分も豊富なのがうれしい。
炒ってぷっくらとしたかぼちゃの種の香ばしさと、コクのある濃厚な味は
"チーズ"にも似た何ともいえないおいしさと
見た目の色もきれいとあっては、出来上がって食べてみて
歓声が上がるのも頷ける。
野菜のディップとしてはもちろん、揚げものと一緒にいただいても
とても相性がいい。
主張はしないのだが、さりげなく存在感をチラっと示す。
あくまでも脇役に回り、主役を殺さず活かしながらも
自分も他のものたちとうまくバランスをとり
一体となった味のハーモニーを創る。
お料理は全体のバランスとハーモニーが大切だと思っている。
このディップは自己主張をし、決して主役になろうなどとは思わない。
自分をよく知っていて、でも相手にとってはなくてはならない必要な存在。

こんなかぼちゃのディップみたいな人って、時々いるよなぁと思い出す。
ふだんは大人しいが、必要に応じて自分の意見をさりげなく言ってくれたり
こちらの気分を高めてくれたり、一緒にいて落ちつけて気持ちのよくなる、
そんな人。
だれでも主役にまわりたいと思うこともあるだろうに
脇役のプロに徹するわけだ。

そんなかぼちゃのディップが何だか急に愛おしくなってきた。
また、作ろうッと!




water girls

2007-06-22 | 海とsurfing etc.
ふだんは海で会っている女の子と
陸で会うとびっくりすることがある。
サーフィンをしている時には、真っ黒のフルスーツ姿で
そのうち暖かくなるにつれて、ロングジョン、ロンスプ、スプリングと
だんだん薄着になっていくが、ロンガーはあくまでも
ラバーやジャージの黒色がほとんどだ。
それがタッパにボードパンツ姿になるあたりから
その人の個性が垣間みられるようになる。
女の子は水着になり、色とりどりの鮮やかな
夏のビーチへと変化していく。
最も楽しい華やかな water girls たちが眩しい時期だ。
そんな彼女たちの波乗りの後のファッションもさまざまで
その人の趣味や個性が少しわかったりするものだ。
それが今度は都会の仕事帰りに会うと、これがまたまた違って
きれいにお化粧をし、アクセサリーを身につけたりと
海ではできない、海とは違った女性らしいファッションが
見ていてとってもチャーミングだ。
中には、海ではあんなにアグレッシブに波乗りをしているのに
ちょっと地味めの丸の内のオフィスレディのようだったりと
仕事柄かギャップがある人もいておもしろい。
そんな water girls たちは、そこここで自分を上手に表現しながら
いろいろなことにチャレンジし、時間の許す限り存分に
楽しんでみたいと欲を張る。
一生懸命でエネルギーに満ち溢れていて
とってもかわいいと思う。
私もウカウカせずに、そんな "water girls" に着いて行かなくっちゃだ。





"MILCO" にて

2007-06-21 | イベント
大勢でワイワイつくるお料理も
楽しいものだとつくづく感じた。
先日は、前回同様、神宮前の”MILCO"カフェで
「ecomacro」のクッキング会を行なった。
集まってくださった方の気持ちがつくるお料理は
いつもの自分のものとは違うやさしいお味で
格別においしかった。
ほとんどの方がほんの数分前にはじめて会い
その後、数人に分かれてお料理をはじめるのだが
クッキングという作業の持つおもしろさ、
コミュニケートしながら表現できるすばらしさ、
創作のエネルギー、そしてある種の癒しにもなってくれるお料理。
スポーツや芸術に共通するものをも感じ
お料理ってやっぱり偉大だと思った。
短い時間ではあったが、集まってくださった方たちと
楽しい時間を共有できたことと
あらためて料理の力を認識できたことに感謝したい。
次の会でも、みなさんにお会いできますように。





有機ソイホイップクリーム

2007-06-14 | 食べ物のこと
よく行くお店で新しいものを発見した。
こういう瞬間って自然に顔がほころんでいるのだろうなと思う。
ともかく、見つけたものは、ごく最近発売されたもので
有機大豆からつくられたホイップクリームだ。
パッケージのデザインがよく、裏や両サイドの色もカラフルで
すっごくカワイイ。
ホイップクリームのデザインらしくないところがまたいい。
これはドイツ製で" BIO " のマークがしっかり光っている。
豆乳と植物脂だけでつくられていて、もちろん乳製品を含まない。
脂肪分11%、コレステロール、ラクトース0%とある。
有機のてん菜シロップが入っているので
なんにもプラスすることが無さそうではある。
冷やしてハンドミキサーで2分泡立てるだけで
" ソイホイップクリーム " が出来上がるとある。
意外と大きめの300ml入っているのもうれしい。
これがあればスイーツをつくるにも手間入らずで
ケーキ作りも楽しく簡単に出来るかも、とワクワクする。
でも、このパッケージがちょっとキッチュで
雑貨っぽくって気に入ったので
もうしばらくは、キッチンに飾って眺めることにしようと思う。
300ml 、577円。



後ろのデザインもカワイイ!




トランポリンと青い空

2007-06-12 | 仲間や人のこと
この季節の子どもの頃には、学校から帰った後に
子どもたちが集まってくる広場があり
知っている子も、見たこともないどこかの子も一緒になって
汗を流して笑いながらはしゃぎ回ったり
近くを探検したりなど、外で飛び回っていたものだった。
その遊びも仲間も楽しかったのだけれど、いつからか
私は家から離れたわざわざバスに乗って行く、
なおみちゃんの家に通うようになっていた。
なおみちゃんは、その当時はどこにもなかった「へ」の字の形をした
赤い屋根の、遠くから見てもすぐに彼女の家とわかる大きな大きな家の子で
少し高台にあるその家は、子ども心に、まるでお城のように見えたものだった。
そんな家のなおみちゃんは、とてもやさしく、おとなしい子だったが
あまり友だちがいなかった。
そんななおみちゃんに声をかけられ、好かれ、家に遊びに来て欲しいと誘われ
はじめて行った時には驚いたものだ。
部屋がいくつもいくつもあり、きれいに片付けられていて
見たこともない豪華そうな花器やシャンデリアに
ソファやテーブルもとても大きかった。
キッチンのカウンターには、シルバーのコンポートの上に
飾り物のように色とりどりのきれいなフルーツが盛られている。
やっぱり外観から見ていたように、お城のようだとわくわくしながら
いろいろな部屋に案内され驚嘆したものだった。
なおみちゃんは他のお友だちと違って、はしゃがず、口数の少ない子だったが
いつもやさしく接してくれて、話し方も柔らかくいい子だったし
私は友だちになろうと決めていた。
私にとってはお城よりも、お手伝いさんが持って来てくれる
特別な味がするおいしいおやつやジュースよりも魅力的だったのは
大きな家より広い刈り込まれた芝生がきれいな庭にある
" トランポリン " だった。
それまでは、なおみちゃんは学校から帰り、いつも1人でトランポリンの上で
跳んでいたのだった。
私はなおみちゃんに教わり、垂直跳びからはじまり、膝で跳ねるニードロップ、
開脚跳びなど、少しずつ出来るようになり
毎日なおみちゃんの家に通うことが日課になっていた。
トランポリンといっても、今見かけるような家庭用のダイエット用や
ミドルサイズの中途半端なものではない。
あれは公式競技用の4.3m×2.1mのラージサイズの大きなものだった。
その上で子ども2人で空に近づき、雲をつかめると思うくらいに
高く高く跳び、たとえられない開放感に浸り
ある時は笑いながら、ある時は無言のまま、毎日毎日跳び続けていたものだった。
なおみちゃんは、私には居心地のよくないその家の1人っ子で
両親の話はしない子だった。
大きな家の中にはいつも誰もいない。
家に誘われる友だちは、いつも私1人だけだった。
どこかの部屋にお手伝いさんがいるだけで、だれも訪ねては来ない。
その家に通い続けた私だったが、たった1度だけ、
お母さんの顔を見かけたことがあった。
なおみちゃんにやさしくしてもらえる私は、何よりもなおみちゃんを
大切にしようとあらためて心に決めたものだった。
2人で毎日毎日、高く跳んでいた。
小さな子どもたちが、日が暮れるまで無言で跳び続けていた。
なおみちゃんはあの時、どんな気持ちで跳んでいたのだろう。
私はあの時、何を思って跳んでいたのだろう。
技が出来るようになり、うれしかったこともあったが
私は彼女の喜ぶ顔が好きだったし、親切にしたり
されたりすることが心地よかった。
そして彼女と一緒で気持ちが落ち着いていた。
高く跳びながら、きっと何にも考えてはいなかったのだろう。
青い空と白い雲がきれいで、ただそれだけで充分しあわせだったのだろう。







荒木節子さんの染帯展

2007-06-08 | イベント
はじめてお会いしたのが
20年くらいも前になるだろうか。
お見かけする時にはいつも笑顔で明るくて
小柄なからだにエネルギーがいっぱいで
素敵な大人の女性だなぁと、
当時、まだ若くてイキがっていた子どもの私はそう思っていた。
でも何か時々チラチラと見え隠れするものがあり
おそらく私はその何かに惹かれていたのだと思う。
荒木節子さんが染色作家になられ、毎年数回、展覧会を開かれている
という記事を新聞で読んで以来、その切り抜きを手帳に挟み
いつかお会いできるはずとずっと思っていた。
月日が過ぎた昨年、あるきっかけでお会いでき
その数日後に、楽しいおしゃべりで時間を忘れる程だった。

節子さんはきものを着る機会が増え、古着屋さんで
気に入ったものを探すようになり、そのうち
あるハプニングがきっかけで、帯をご自分で染められるようになったそうだ。
幅36cm 長さ5mの帯をキャンバスに、モダンでシックで斬新な
現代アートのような作品だ。
今回の展覧会は「通り過ぎてきた風景は、記憶の中で光と影になり、
そこに出てくるかたちに想いをめぐらせながら染めています」とあった。
私の好きな " コム・デ・ギャルソン " の洋服に取り囲まれている時と
同じようなエネルギーに吸い寄せられる。
やはり、手仕事の魅力なのか。
いつまでも永く居たい空間と作品、
離れがたい気持ちよさが充満していた。
私のように、まだきものを着ない方も、きっと
荒木節子さんの魂の作品にこころを打たれることだろう。

少しだけ大人になった私は、昔、気になっていた
探していたものの答えが見つけられたような気がする。
" 潔さ " みたいなものだったのだろう。
すべてを包み込み、自分には厳しく、清々しく小気味よい。
私の好きな椿のような女性だと思う。
あこがれの女性だ。



荒木節子 染帯展

~6月16日(土)
10:30~19:30 日曜休

GALLERY MUKYO 無境 
銀座1-6-17 アネックス福神ビル5F
03-3564-0256

 


櫛本喜彦さんと湯島聖堂

2007-06-07 | 海とsurfing etc.
はじめてお会いした時に
ゆったりとしたとてもいい時間を過ごせたことが
その後、何日もずっと心に残っていた。
磁石のように引きつけられるエネルギーの持ち主、櫛本喜彦さん。
その魅力は彼がビックウェイバーだからなのか、
それとも、それも含めて地球と自然と完全共存できているからなのか、
誰にも持ち合わせていない"MONO"と一緒に生きていらっしゃるような気がする。

そんなレジェンド・ビッグウェイバーの櫛本さんの創った芸術作品である
サーフボードの展覧会が今日から開かれている。
場所は心が落ちつく、いい気の集結している湯島聖堂だ。
典型的な儒教建築の建築物と櫛本さんの「心のかたち」の
サーフボードが織りなす不思議な空間とハーモニーを体感しに
サーファーはもちろん、サーフィンをしない方も、是非
お茶の水に出かけてみてはいかがだろう。
晴れても、曇ってても、雨でも、お昼間も、夜も
どれもみんなステキだと思う。
もう1度、訪れてみようかな。


6月8日(金)/ 9日(土)   正午より午後9時まで


櫛本喜彦さんのHP



「BG」* beach girls

2007-06-04 | 海とsurfing etc.
「BG」 beach girls・no.24号(えい出版社)に
" organic journal " が紹介されました。
「海を感じながら暮らしませんか?」というワクワクするテーマのページです。
" organic journal " のナチュラルで環境に配慮したエコロジカルな
商品もたくさん掲載されました。
いつものnet shopで見るのとはまた趣が違って、きれいな写真がいっぱいです。
また " surfer's muffin " という名まえのマフィンを考えました。
サーファーの方も、サーフィンに興味はあるんだけどまだはじめていない方も、
サーファーではない方にも、みなさんに簡単に作っていただけるよう
詳しくレシピも紹介されています。
もちろん、お砂糖もミルクも卵もバターも使用していないのに
自然な甘さのからだもこころも温まるやさしいおいしさです。
海に行けない時は「BG」を読みながらorganic lifeを楽しんでみませんか。


6/19 火曜日 19:00~
「MILCO カフェ」でマクロビオティックのお料理のイベント
” ecomacro "を開催します。
どなたでも参加できますのでお誘い合わせのうえ
是非一緒に夕食を楽しんでみませんか。
詳しくはメールにてお問い合わせください。




デリカフェ

2007-06-03 | 食べ物のこと
数年ぶりに、お休みの日1人でブランチをした。
前日の1人っきりの遠出のドライビング&サーフィンの疲れが
ちょっと気持ちいい。
店内にはジャズやボサノバが流れている。
リラックスできていい感じだ。
わざわざ電車に乗って行かなければならない西荻に
1年くらい前にヒョっと見つけ、入った瞬間から気に入ってしまった
居心地のいいシンプルな店がある。
若いカップルや親子、ファミリーもいるが
きれいに着飾った女性同士や老ご夫婦、1人でフラッとのご年配の女性など
意外に大人の方々が多く、老若男女さまざまな客層だ。
人気の秘密は何と言っても、リーズナブルで
選べるボリュームたっぷりのおいしさにある。
洋風メインのお惣菜が20種類以上、ショーケースの中だけではなく
カウンターの上にも所狭しと並べられ、この中から
好きなものを3種類選び、パンorライス、カップスープまで付いてくる。
ボリューム満点。これで680円。
" 肉料理デリカフェ KIKU " という名の通り、お肉料理が多いのだが
野菜だけのものでも迷うほどの種類がある。
私にとって残念なことは、玄米ごはんがないことだ。
だんだん込んできたので、ゆっくりお茶を飲みながら
本を読む時間はなかったが、時間をみつけてまた行きたくなる店の1つだ。


肉料理デリカフェ KIKU
03-3247-7337




おっちょこちょい

2007-06-01 | 暮らしのこと
友だちを誘って野球の開幕ゲームを見に行ったことがある。
昨年のことだ。
時間と場所をきちんと連絡し合い、時間にきっちりしている彼女より
数分前に着き、道すがら、まだ見たことのない新庄を見ようなどと話しながら
野球場へと向かった。
着いてみると球場が暗い。そんなはずがない。
中止か、事故か。
チケットを見て時間と日にちを確認するが合っている。
と、覗き込んで見ていた友人が場所が違うと言う。
信じられない。
今から行けないことはない。
どうせ遅れついでだ。
が、お腹も空いているし、こうなったら青山でゆっくりごはんも
いいかもとチラッと思う。
彼女は私に委ねている。
どうしよう。
もうこうなったら行くしかない。
変に意地になっている。
その時ばかりは年に1度乗るか乗らないかのタクシーを止め
正しい球場へと向かうことにした。
私でもそんなことがあるんだとカラカワれ、ウレシがられ、
ワラワレながらも、自分でもおっちょこちょいさ加減に呆れて
空笑いでごまかしたものだったが、かなりのドジに戸惑い凹んだ。
結局、あの1度きり新庄をチラッと見た年が引退になったわけだ。
その後も彼女を誘って野球に行くことがあったが
待ち合わせまでに何回も何回もチケットを見たものだった。
もう、あんなそそっかしいことはないように気をつけようと
思っていたのだが、悲しくなるほどのおっちょこちょいを
今日またやってしまった。
私1人のことだったので、人に迷惑はかけなかったのが
救いだったが、それにしても情けない。

おっちょこちょい
軽卒
不注意
うっかり
うかつ
軽薄
ドジ
油断
ずさん
せっかち
そそう
そそっかしい
あわて者
今日の私。




organic cotton で肌触りが気持ちいいTシャツ>>