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バイリンガルは二重人格?~ 英語脳で無意識レベルを強化する

2010年02月09日 | 読書ノート
気鋭の脳機能科学者、苫米地(トマベチ)氏による英語脳の作り方の提案。

英語は逆から学べ!~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法~特殊音源CD付き(全外国語対応)
苫米地 英人
フォレスト出版

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「クリティカルエイジ」と呼ばれる、器官ごとに決まっている機能発達の年齢があります。
言語であれば8~13歳と言われているそうです。
このクリティカルエイジは、生物の進化と関係していて、生物は環境に最適化すると その最適化を固定しようとする。
(潜在意識の現状維持メカニズムにもよく似た考え方、です。)

でも、このクリティカルエイジを克服する方法があると氏は言います。
クリティカルエイジによって固定化された日本語脳の空間の中で英語を学ぼうとするのが英語の習得を難しくする。

(↓)MITのチョムスキー教授の理論によると、
   脳は生得的に言語能力(ユニバーサル文法を処理する能力)を持っていて、   
   あとはパラメータを調整(チューニング)して言語を習得する、とのこと。



すべての人が、ユニバーサル文法という言語処理能力を持っていて、いちばん深いところでは英語も日本語も同じ。
ただ、パラメータの調整(チューニング)の仕方が違うだけ。

つまり、日本語の言語空間と、英語の言語空間を分けることで、
日本語の発音や発声とは別の、英語の回路(ネットワーク)を使う英語脳を作る、ことがミソ。
私たちの脳には使っていないネットワークが沢山あるのですから、それは可能なことだといいます。

母音や子音の周波数(フォルマント周波数)や、
同じ「い」でも「i」だと発音するときに舌の位置や口の形が微妙に異なる、といったことは、
新しいネットワークで学んでくださいね、ということになるのです。

文法を我々は学びますが、これはいわば後付けのもので、
文法ルールでは説明できない、話し言葉ってたくさんあるでしょ。
文法は解明されていない、のです。

だから、日本語脳の中で文法ルールを学ぶのではなく、
ネイティブの言語運用を習得することが大切。
ユニバーサル文法を我々は既に持っていて、文法は本来 後からついてくるものなのです。

結構、考え方が変わりませんか??

僕がもっとも目からウロコだったのは、

~ 違う言語世界の中に臨場感を持てるようになる、その世界にコミットしていくことで、
  もとの人格を維持したまま新しい英語脳人格をつくっていくことができる。
ということ。

バイリンガルの人が、英語をしゃべっているときと、日本語をしゃべっているときとでは性格が違うということは、実際によく知られていることらしいです。

性格というのは、使っている言語の臨場感や記憶によって作られる部分、が多いのである意味、しごく当然というわけ。

確かに、日本語が堪能な外国人が、母国語を喋っている時とでは キャラクターが違って感じられること ってよくありますよね。

逆に言うと、クリティカルエイジが働くのは、人格を維持するのが最適状態であり、
新しい言語は脳も心も学びたくない、という無意識化の現状維持機能が働くため。

また、バイリンガルの脳は、より深く活性化されているということが実際に報告されているそうです。
バイリンガル化によって脳がよりたくさん使われるということ。

クリティカルエイジの壁となっている無意識(潜在意識)の現状維持メカニズムを理解し、
英語脳をつくる、ということが脳の訓練として非常に優れている
、ということなのです。

音韻を感じ、次に来る言葉を予想しながら、日本語を使わずに英語を五感で感じるようにしていくのが最適な習得方法。

40代になって今さらまたTOEICというのも気乗りしませんが、
潜在意識(無意識レベル)の強化、英語脳をつくって脳を訓練することもできる、という風に考えると、
あらためて英語に取り組むのも悪くないな、と思わせてくれます。

(↓)口慣らし、シャドーイング用に持ってる「英会話光速メソッド(CD付き)」。
  (最近あんまり使っていませんが。。)
   英語の文章を節で区切りながら、英語の語順通り前から日本語で訳していきます。
   同じ文章が4倍速まで段階的にリピートされるので、英語のスピード感に慣れていくというメソッドでもあります。
   トマベチ氏の言う、日本語世界とは全く切り離して英語を学ぼう、というのとはちょっと違いますが、
   潜在意識の現状維持メカニズムを徐々に新しいステージに慣らしていく、「心のブレーキの外し方」メソッドに通じるものがあります。
   ドライブの車中とかで、無理せず、音楽を聴くように、徐々に英語に触れる機会を増やすくらいのところから始めてみようかな。

 無意識レベル(潜在意識)の強化、こんなとこにもつながります。

ふと思いついたのですが、最近"ゴルフ場で使える英語"みたいな本を書店で見かけました。
  ラウンド中、英語使いながらプレーすると、潜在意識を活性化させて、別人格(名プレーヤー)になってラウンドできるかも。
 これは、また 面白い発見かも。

英会話高速メソッド (CD2枚つき)
笠原 禎一
宝島社

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