「起きていることはすべて正しい」に続き、僕にとって2冊目のカツマー本になる「読書進化論」を読みました。
ビジネス書のなかでも、ハウ・トゥ本の類は、言ってることが大体同じに思えてきて、
新鮮な切り口がない限りはあまり読まなくなっていたのですが、
「読書進化論」はブログ(Web)と本との関係を整理した視点が新しい好著でした。
本の中で“自分のブログに気になったフレーズを書き留めておくと、得た知識に意識的にタグをつけて、頭の中に収納できます。”
とありますが、僕がやっているのも、まさにそれだと思いました。
・ブログは活字印刷を発明したグーテンベルグ以来の革命である、と評する人もいるくらいです。
ブログは紙の日記とは違って、読んでいる相手がいることで続ける気になれます。
そして書けば書くほど、筋肉と同じで、自分の考えを言葉にのせるのが上手になっていきます。
・本は、わかっていることばかりで組み立てられていても面白くなく、「ちょっとずれている」くらいがいいのです。
あるいは、自分が今まで体験してきたことに対して、ことばのラベルをつけてもらえると、すごくうれしいと感じます。
自分が経てきた経験で、もやもやとしていることや、もう少し知りたいなと思っていることが、
きれいに言葉やフレームワークになって出てくるかどうかで、
本を読んだとき(=著者と会話をしたとき)に、ああよかったという体験につながる。
・自分の考え方、フレームワークが、少しでも深くなるか、広くなるものが見つかれば、読書は十分成功です。
本のキーアイデアというのは、1冊の本の中に本当に少ししかありません。
・私はなるべく1冊の本で、最低1フレーズでいいから、
読み手にとって心に響く、役に立つフレーズを渡したいと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます