ピアノ発表会の翌週、今度は「ゴルフダイジェスト・ダブルス選手権」予選へと。
(ちゃんと練習してからいけ。)
松山英樹選手にあやかろうと、黄色いウェアを買い求めたのだが、それっぽくない。
どこか中途半端な気持ちが出てしまっている。
フォアボール方式なので、ピックアップもあるし、自分のスコアをつけることにはあまり意味がない。
(試合中は相手のスコアをつけなくてはいけないので、試合慣れしていないと、どうもリズムに乗っていきにくい。)
スタートホール、インコース10番のティーショットは当たり損ねのチーピンというか、ダグフック。
17番207yardをほぼワンオンするなど、アイアンはキレていたが、
グローレFに替えてから、めっきり飛ばなくなったドライバーがこの日も不調。
ご一緒させていただいたのは、昨年の全国大会にも出たというツワモノ K崎さんとS尾さんのチーム。
ティーショットの安定性の差が歴然としていた。負け惜しみでもなく勉強になった。
やはり強いゴルファーになるには、そこが大事。
( ↓ ) 最下位は脱出したが、フォアボール方式でシミュレーションした前回ラウンドの78には遠く及ばず。
トップで一瞬止まるようなタメがあって、打ち急ぐことなく、それでいて正確に緩みなく、
切り返しの後、ダウンスイングでスピードを乗せて振ってくる対戦相手のティーショットぶりを見倣いたい。
( ↓ ) 近ごろ、ドライバーを気持ちよく振れていないのです。
グローレFは、方向性に優れるも、自分には合っていないのか飛距離が思うように出ず、エース・ドライバーとしては物足りない。
(シニアになっても飛ばせるクラブというのが売りなのですが、最新モデルのF2を使い始めたいしこも、やはり飛距離が落ちています。)
キャディバッグに2本差しにしながら、しばらく使っていないキャロウェイのXR16ドライバー、
左に球が行くのがイヤなのですが、調整しながら、使ってみようと思い直しました。
鉛をシャフトの手元側に貼ってみるとよいのだった。
打ち急ぎやチーピンを防ぐにはシャフトの手元側に鉛を貼るといいのだという。
手元の挙動が重さのせいで静かに安定するのだという。
と思って、シャフトに鉛を貼ろうとしたら、既に貼ってあった。(o_o)
ならば、ヘッドが返り過ぎるのを防止するためにヘッドのトゥ側に鉛を、と思ったら、こちらも既に貼ってある。(O_O)(O_O)
しかし、ゴルフというのは、そんなに単純でもない。
物理実験のように、チーピンが出る要因となる他の条件は同一で、鉛の効果だけがダイレクトに現れるというわけでもない。
ひとり一人、スイング軌道や、体格、足つきや手つき、重心の使い方のような身体使いまでみんな其々に違っている。
其々に体のクセのようなものもあるので、チーピンひとつ取っても、大小様々な要因がそこには絡み合ってるはずなのです。
私の場合、10.5°にしていたロフトを立てて、9.5°にしてみたら、
かえって左方向に行きづらくなって、中弾道の強い球が出るようになった。
ふつう、ロフトを立てたら、方向性のコントロールはしにくくなると考えがちだが、
純正シャフトに10.5°のロフトの組合せだと、逆に飛距離性能が落ちるような気がして、
ついついチカラが入ってダグフックを打ってしまうのかもしれない。
9.5°だと、クラブの性能を引き出そうとして、力みの無いスイングが出来るのかもしれない。
得意なユーティリティのように、力むことなく、ドライバーも振れるように、スイングを変えていこう。
( ↓ ) スコアはモンダイではない。 久々にXR16ドライバーでラウンドして、飛距離のあるいいショットをいくつか打てた。
トップで一瞬止まるような動きをマネしてみようと思ったが、私の場合そうすると、余計なチカラが入ってしまう。
『ファースト・メッセージ=すべてのミスは肩に力が入るから起こる。』
まずこのことを忘れない。
私のゴルフスイングに欠けているのは「静けさ」だ。
「ゆっくり振る」というと、我慢する感じがあって、叩きに行きたい気持ちを迎えきれない場面が出てくるが、
「体は静かに、ヘッドを速く振ろう」なら、上達するスイングを作ることができそうだ。
手元の挙動も静かに安定させる。
(GOLF TODAY 2017年8月号より)