ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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★★ ミッション1 = ペンタゴン作戦 ★★

2016年03月20日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

M1に替わるミッション1、 ペンタゴン作戦始動。

よく” 顔のいいクラブ ” という言い方をするが、これほど顔(フェース)が独特なドライバーもめずらしい。

狙いすましたインパクトを予感させるキャロウェイのニューモデルXR16ドライバー。

研ぎ澄まされた刃(やいば)の美しい
その切っ先によく似た そなたの横顔

そんな歌さえ浮かんでくるような、美しく特徴的な顔をしている。
見るたびにインパクト重視、ちゃんとミートしろよ!と語りかけてくれそうなフェースだ。

 

2016年ニューモデルになるこのXR16ドライバーには、
ボーイング社とキャロウェイのコラボによる空気力学のテクノロジーが活かされている。

長年キャロウェイのアイアンを愛用していて、キャディバッグもキャロウェイだが、
不思議なことにキャロウェイのドライバーを手にするのは初めてだ。
ドライバーにはいつも、どこかギミックを求めてきたのだが、戻るべき場所に戻ってきたのかもしれない。

言葉遣いを誤ってはいけない。
ドライバーは操縦するもの、操るもので、
無理に振り回すものでもなければ、力任せに引っ叩くものでもない。
ボーイングとの共同開発だというこのドライバーなら、そこを勘違いせずにいられるかもしれない。
飛行機は操縦して、操るものだから。

スナイパーのようなそのフェースを手にする度に
「狙いすます」その感覚を持って、ターゲットに向かって撃ちにいく。

新兵器XR16ドライバーで、新しいミッション、「ペンタゴン作戦」を遂行する。

五角形(ペンタゴン)をキープして動くのがアニカの動き。

左手甲の角度に注目。

 決して引っ叩いたりしない。それはたぶん、引っぱたかなくても、もっと強くミートする術が分かっているからだ。

女性でありながら、男子PGAツアーの試合に挑み、
筋力トレーニングで肉体改造に取り組んでいたような彼女が、なぜ筋力に頼らずにスイングしていたのか。

そこのところをよく考えてみなくてはいけない。

~ ゴルフに必要な体幹作りや、ウェアまで、影響を受けている。男版アニカになりたいと思う。

古武術にある井桁の動きにも似ている。

支店が固定されたヒンジ運動ではなく、井桁崩しの原理(井桁術理)。井桁術理の別名は「平行四辺形の原理」。
(長方形が畳まれて平行四辺形に変形していくように動くことから、そう呼ばれている)

固定された支点を作らず「互い違いにずらす」ことで、身体の運用が広がる。

   

 

三角形だと支点が、肘や手首に固定されるので、引っぱたくイメージが出やすいが、
(四角形ではないが)五角形だと、支点が滑らかに連動して動く「井桁術理」のイメージになる。

 

支点を連動して動かし、「固定化された支点を消していく」動き。

淀みを消し、スムーズなコンビネーションで、部分ではなくもっと大きな全体のパワーを発現させる、その着想。

王選手の一本足打法も、どこか井桁の動きに通じるものがあるような気がする。
身長177cm、79kgとあるから、私とほぼ同じ体格。
大リーガーに、フラミンゴ打法と言わしめたバッティングフォームは、筋力に頼った力任せの打ち方ではない。
圧倒的なホームランバッターは、決して引っぱたくような打撃をしていなかった。

 


( ↓ ) これはパッティングについての記事からだが、ドライバーやUtlity系のクラブにも応用が可能だと思うのです。

 五角形 = 『ペンタゴン打法』 の誕生だ。

新しいネーミングによって意識化されると、それは新しい技法になる。

( ↓ )五角形だと左手甲を予め甲側に折った手首遣いになる。

 

アニカのスイングも、左手甲の角度をうまく使うことで、インパクト後にフォローが大きく出しやすくなっているように見える。
そして、手首の甲側に少し角度がついていると、テークバックから自然とタテ振りになるように思える。
(クラブが寝て入って、引っかけや左へのミスになることの防止になる)

元祖「骨ストレッチ・スイング」の使い手ともいえる、
伝説のゴルフ・プレイヤー マイク オースティンの手首使いにも似ている。 

骨ストレッチのゴルフ ~ ゴルフの真髄へ

このマイク オースティンの骨ゴルフの記事を書いたのは2014年の7月のことなのだが、
2015年のALBA12月号では、骨ストレッチの松村先生や、永井プロが同じような骨タイツを着て、
「骨スイング」なる特集が組まれていました。
なんだか、嬉しかったです。

 

 

不振ながら前回のラウンドで収穫だったのは、
得意のUtilityまで不振の影響が及んで、ちゃんと当たらなくなっていたのが、五角形を意識することで当たりが戻ってきたこと。

Utilityの安定感をドライバーに持ち込めないか、という発想はあったが、これまで具体化できていませんでした。

ドライバーとセットで、このペンタゴン打法を定着させることができれば、抜群のゴルフが出来るようになると思う。

しっかり球をつかまえることができるし、フォローで左手首の受けが確りしているから、方向性にも優れる。

 左を避けたい時には、右手首の角度をキープしてスイングするようにしていたが、逆の発想があったということだ。
 
 押し手である右手のパワーを殺すかのように右手を固定しなくとも、 あらかじめ左手の甲の角度をつけることで ” 左手で強く押し込む”。
  方向性を決める役割を担っている左手なのだが、甲をつかって押し込むことで、方向を安定させるだけでなく積極的にパワーを引き出していく。

 ( 「左手の縦のコックをキープしろ」、という教えがあるが、たぶん同じことを言っているのだと思う。)

 

ペンタゴン打法を支える井桁術理、それを実践し強化していくための骨ストレッチ。

( ↓ ) 左手首甲側の角度を使う、末端を固定することで全身の力をより強く引き出すことができる。

肩を回すのではない「右肩を引く」動きも、井桁の動きにマッチする。
(回すのではなく、右肩を後ろに引くドライバー(重力使いの名手へと)

 

引いて突くという無駄のない動きは、正確で強いインパクト作りにとても効果的なのですが、時々淀みが出て、動きがスムーズでなくなる。

( ↓ ) 「右肩を引く」動きをスムーズにできるように肩甲骨の可動域を拡げる。

( ↓ ) これは骨ストレッチではない別の動画から。
   肩に手を当てて押し合う動き、ゴルフに必要な腹斜筋を強化する感じもつかめる。
   肩甲骨の柔軟性を高め、「右肩を引く」動きから、淀みを消すためのトレーニングでもある。

生涯スポーツとしてのゴルフの奥深さは、こういう身体技法みたいなところに顕われると思うのです。

 Annika Sorenstam Career Highlights

(ただし、近頃好調のパッティングのキメ方は違う。
 アップライトに吊るように構えて、手首は支点を定めてロックするのです。これはまたあらためて。)

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