年末にささっと帰省したものの、三回忌のタイミングでの帰省はままならずにいました。
仕事の区切りもついたので、一日休みを取って、ようやくの大阪帰省。
通院以外での年休は、退院から復帰後はじめてです。
退院した時ですら翌日に産業医面談して最速復帰を目指し、あれから夏休みも、風邪っぴき休暇も取らずの一年。
さて、大阪に着いたら、弟と待合わせて、まずは天満に向かいました。
母のシチューといえばこれでした。玉葱やジャガイモをブツ切りにして、牛バラや牛すじ肉と煮込んだ、
アメリカ好みだったところを感じるような豪快で素朴なスープ。
土手焼きとかは好きでもないのに、今でも牛すじを求めるのは、たぶんこれが食べたいからです。
(大阪にはこのタイプのシチューを出す店が以前はたくさんあったらしいのですが、今ではこの「かね又」と新世界にある「あずまや」さんくらいになってしまったとのことです。)
お墓参りにいく道すがら、寄り道をすると、このようなすばらしい棚田があるのです。
これまで、田植えの頃に大阪に帰るということをしていませんでしたが、
田んぼに水を張った時期、朝霧や太陽の光を写した田んぼは、朝な夕なに、時折絶景と化します。
山形や新潟に行かずとも、このような絶景の棚田に出逢えるのか。( 天地人~棚田を見に行く )
TVからは関東のゲリラ豪雨を伝えるニュース、関西も週末は曇りがち、
うまくゆくと、夕陽を湛えた棚田の絶景に遭遇できるかもしれないと期待していましたが、、
ほぼ同じアングルですが、やはり写真で見たようなわけにはいきません。
水を張った時季であることはもちろんですが、稲の伸び具合ひとつで、出来上がりの風景は変わってきます。
( ↓ ) 以前採り上げたことのあるドゥリング/フルート、オーボエ、ピアノのためのトリオ。
西方浄土を想うような曲なのです。
Trio for Flute, Oboe, and Piano by Madeline Dring, Mvt 2 Andante Semplice
せっかくですから、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」、古代から伝わる稲のパワー、をどぞ。
奈良の桜井市、天理市あたりは「山の辺の道」と呼ばれる古代大和ゆかりの地。
今日6/30、水無月の終わりの宵から、茅の輪くぐりと呼ばれる神事が執り行われます。
~ 水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり ~ という古歌を唱えながら、茅の輪を三度くぐるとよい。
石上神宮(いそのかみ)の御神徳を。神事の前日に準備されていた茅の輪ですが、まだ通行止め。
軍鶏が木登りしていると思ったら、ここそこでパワーを発揮されています。 霊獣なのでしょか。
「夏越し茅の輪」は三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)にもありました。
ここでは、三つの茅の輪が掲げられています。通れます。
杉、末、榊の三霊木をかかげたみわの茅の輪をくぐって、
大美和の大神様の、和魂・幸魂・奇魂それぞれの霊力を受けて祓い清めるのだという。
三回忌は過ぎてしまいましたが、三回茅の輪をくぐって、そのあと三輪素麺をいただきました。
はからずも、茅草の季節に夏越の大祓めぐり。
せっかくですから、今日の日にふさわしいドゥリングのトリオをもう一度。
お気に入りは第2楽章ですが、3つの楽章を3つの楽器のトリオで。
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