どうやってよそ者だったピアノを馴染ませて、ピアノ弾きになっていくか、
ピアノ弾きおじさんへの道、続きます。
マーサ・マイ・ディア、
ポールは自身の腕試しに、このピアノ曲を作ったという。
ホワイトアルバムB面冒頭を飾る、この美しいピアノ・ピースの後、
ジョン レノンのI'm so tiredを挟んでギターピースの名曲ブラックバードが並べられる、贅沢なつくり。
これまで未だ、一曲を通したコード弾きすらモノにしてもいないのに、
エラそうなことを言う資格はないが、この曲では、右手はコード弾きではなくメロディを弾く。
さらに、左手はいわゆるオクターブ奏法をマスターする必要がある。
右手と左手を合わせるには、「左手がコード/右手がコード」ではなく、
「左手がコード/右手がメロディ」というパターンすら飛び越えて、「左手がオクターブ奏法/右手がメロディ」、になるから、
合わせるタイミングの音(3小節目の左手D/右手A、4小節目の左手E/右手Cからのオクターブ)や歌詞のタイミングを考えないといけない。
私にとっては難曲だが、練習曲としても素晴らしく、様々な要素が詰まっている。
(近頃の楽譜は音もついているのでとても分かりやすい。⇒ Musicnotes/マーサ・マイ・ディア)
Martha My Dear Perfect Piano Intro Tutorial
左手、右手に分けて練習するのはもちろんだが、さらに前半の5小節目までを切り出して練習することに。
前半部には、左手のオクターブ奏法が出てくる。
広瀬氏に励まされる。
独学でピアノを練習しているとオクターブは、かなりの障壁に感じるだろう。
ピアノに慣れた人は、そんなことを意識もしないだろう。オクターブって言われれば、親指と小指でピタッと橋の形を作ることができる。
指が届かないわけじゃないが、たとえば「ド-ド」を押そうとすると、親指はドを押しても、
小指は言うことをきかなくて、シを押したり、鍵盤の溝を押して「ドシ」と鳴ったり、なかなかうまくいかない。
なぜできるの?最初の頃、これは大きな謎だった。でも自分ができるようになって、ようやく大きな謎が解けた。
”手がオクターブの形を記憶してるんだ”
マーサマイディア 左手Part1 オクターブ奏法
広瀬氏の箴言をもっと。
なるべくなら、右手から練習するより、左手から始めたほうがいいな。
大抵の曲は、右手に比べて、左手の方が動きが簡単なんだ。
だから覚えるのが楽でスイスイ前へ進むことができる。
でも左手パートって、伴奏パートだから、練習していても単調で面白みに欠けるんだ。
そんな時は、口でメロディを奏でながら、左手を弾いてみよう。
これは、両手が揃った時のイメージがつかみやすいから、意外に効果が高い方法なんだ。
マーサマイディア右手Part1
本当に左右を合わせることができるのだろうか。
後半部分は左手は簡単そうだが、右手は単音のメロディに加えて、3音や2音の和音をリズム良く弾いていく。
これくらい右手の音が弾むと、左手は単純な分、つられることなくリズムをキープするのが難しくなる。
また、音を探しながら、ジーッと鍵盤を眺めて、押さえる指を確認していく地道な作業から。。
今回は片手ずつの練習以上に、左右を合わせるタイミングを細かく見ていかないと、曲にならない。
ゴルフとピアノの強化休暇、というテーマに相応しい曲だ。
P.S ネット教室に怪しいペンネームではありますが、私の感想文が掲載されました、うれしい! ピアノ練習は、WIFIやタブレット端末の進化の恩恵を受けます。ピアノ鍵盤に向かいながら手元で確認できる。
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