ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

めぐりめぐって・・・♪

2024年04月13日 | ライア-日記
3月の沖縄、首里テラスでのズザンネさんとのコンサートに引き続き、
4月17日(水)は鎌倉のカノンハウスにて
ズザンネ・ハインツさん、山田晴代さんと共に
「ライアースプリングコンサート」を開催いたします。
告知すると、あっという間に55席が満席となってしまい、さすがズザンネさんだ!と納得。

私がライアーを習い始めてからかれこれ26年近く経ちますが(驚!)
その当時、私はドイツで暮らしていて、息子が通っていた現地のシュタイナー幼稚園でライアーを目撃してしまったわけです(笑)
ライアーを弾きたくなった私はその後1年くらいして、教えてくれる先生に巡り合うことができました。

その先生が弾いていたライアーはコロイのソロライアーでした。
当時のコロイの工房は、ドイツの自宅から70キロくらいのところにあったので、車でアウト―バーンをびゅーんと飛ばして、コロイ工房に行ってみました。

とにかく、マイライアーを買わないことには始まらない!と思い込みの激しい私はコロイ工房へ行くことにしたのです。
クリスマス間近の雪の降る1998年12月のことでした。

そこで、私はこのライアーを「えいや!」と購入しました。

コロイの大型ソプラノ35弦です。

その工房のショーケースの上に飾ってあった本棚を見て、私は本当にびっくりしました。
というのは、ドイツのライアー工房に日本語のライアーの教本があったのです
当時はインターネットもないので、ライアーについての情報が全く分からず、とにかく雲をつかむような気持ちでしたが、日本語での教本を見て「ライアーを日本で弾いている人がいる!」ということを初めて知ったわけです(笑)

この教本はズザンネさんが書いて、泉本信子先生が日本語に翻訳したものでした。
このコロイの工房でライアーとこの教本を買って、初めてのライアーレッスンに行きました。
そして、ライアーの指導を引き受けてくれた先生にこのズザンネさんの教本を見せたのです。
すると、偶然にもその先生はズザンネさんの教本のドイツ語版を持ってきていて、「ちょうど、この教本を使おうと思っていたのよ~。」と。
というわけで、私のライアーレッスンの最初の頃の手ほどきは、このズザンネさんの黄色い教本から始まったわけなのです。

当時の私は、教本を書いた「ズザンネ・ハインツさん」という方がどういう方か知る由もありません。
ただただ、教本の中の曲を一生懸命練習していました。

それから、26年近くの時が流れて・・・
ご一緒にコンサートをすることになろうとは思いもよりませんでした。

タイムマシンがあったなら(笑)26年前当時の私に会いに行って
「26年後にこの教本のズザンネさんとご一緒に演奏してるよ!」と伝えたらきっと、腰を抜かすくらいにびっくりしてますよ(笑)

そもそもが、当時の35歳の私が(若い!)26年後もまだまだライアーを弾いているなんて想像できませんからね~。

いろいろなことがめぐり、めぐって今があるのですね~。
ということで、黄色い教本は26年の時を経て、かなり年季が入ってきましたが(笑)、私にとってはライアーの原点を思い出させてくれる大切な本なのです♪
コメント (2)
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