『龍拳』はご存知のように笑いの一切ないシリアスな復讐劇です。
この映画のセリフはひとつひとつ重みがあり、広東語ではあるけれども、心の奥に響くセリフなのです。セリフをそっくりそのまま今でも覚えていますが、それ以前に劇場版のフィルムの編成は本当に素晴らしい出来でした。オープニングは、ラストバトルのダイジェストで、武術大会そのものはカット。
不要と思われたファッツォのシーンを削除し、質を高めていました。
これに小清水氏のオリジナル主題曲をはじめとする音楽が挿入された完璧な編集であったのでこれ以上言うことはありませんでした。
今回の商品化パッケージが届いたので早速見てみました。一箇所だけ気になる部分がありましたが、当時の記憶が鮮明によみがえって来たようでした。(旧友との帰り道での会話など。)なぜかクラスでは話題にならず、観た人間が極少数であったんですね。
しかし、ヒーローは間違いなくそこにいたのです・・・。私の懐かしい忘れられない思い出です。
是非、ゆっくり堪能してもらいたい映像ですね。12/24(記)