出すことのない手紙

出すことのない手紙を書く。宛先はまだわからない。

さくらとビアンキ(2)

2022-12-20 09:39:21 | 京都美山さくら荘

 

  今日はクリスマス。でも昔と違って実感はない。昨日、美山に行った。途中、亀岡でヤギの餌を買った。昨日は亀岡でも雪が降り日陰では凍っていた。美山に着いたときテーブルの上にうっすら雪が積もっていた。そして今朝起きたら、雪が降っていて全て雪景色になっていた。私の車はノーマルタイヤなので、雪が降り続けたら京都に帰ることができない。日曜日、もしくは月曜日、雪が降っていなかったら京都に帰るしかない。

  ヤギは食欲旺盛で、起きている時は何かしら食べている。ビアンキも体が大きくなって腕白な子になっている。また、細おもてでハンサムな子になった。さくらの背中に足を乗せて葉っぱを食べたり、ピョンピョン跳ねる。そして床几の上でねそっべている。さくらとビアンキの好物はとうもろこしで、その気配を察したらすぐに寄ってくる。

  食べることに夢中だったので、道路の雪かきをしていた。30分ほど作業をしていたが、何かしら気配を感じた。するとさくらとビアンキが目の前にいた。食べることに夢中だったはずなのになぜ探してきたのだろう。彼らとはずいぶん離れた場所で作業をしていたし、彼らには私の場所が分からなかったはずだ。でも彼らを見たとき驚くと共に無心で見つめる彼らの姿に胸をつかれる思いをした。彼らが将来どのように過ごせるなは全て私たちにかかっている。もし面倒がったり、世話の手を抜いたら彼らは小屋に閉じ込まれることになる。生き物を預かることの責任を感じた。


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