出すことのない手紙

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京都美山さくら荘の冬

2022-02-19 20:00:04 | 京都美山さくら荘


     京都美山さくら荘は去年11月1日に宿泊の予約受付を開始した。そしてカフェ『ビアンキ』も11月13日に営業を始めた。カフェは木曜日から日曜日まで4日間営業している。私はといえば今も会社勤めを続けている。しかし、勤務日数は週に3日に減った。火曜日から木曜日まで出社し、残りの4日間は美山に通っている。このいきさつについてはひとえに会社の好意というべきで、私のわがままを容認してくれた会社に感謝している。

  ところで、美山での仕事はカフェの手伝いではない。やりたくても接客できる自信はなく、コーヒーを作れるわけでもない。宿泊の接客はお手伝いできると思うが、コロナの影響でインバウンドは皆無、国内のゲストもどう増やすかについて代表が頭を痛めている段階である。したがって、私の仕事はごく限られてくる。敷地が広いので木はたくさんある。桜の木だけでも5、6本ある。それらの木の落ち葉や枝を集めて燃やすのが私の主な仕事である。作業をしていると無心と心地よい疲れで時間が経つのを忘れてしまう。一息ついて石に腰かけた時、大きな木を見上げたり青い空と流れる雲を眺めているといい時間を過ごしていると実感する。

  紅葉の木の枯れ葉がほとんどなくなり美山に冬が訪れた。美山の冬は雪は降るけれど雪が積もるのは年に数回、昔ほどではないというご近所の話だった。しかし、去年の12月18日、前日にはまったく雪がなかったのに、朝起きたら50cmの積雪になっていた。一晩でこんなに雪が積もるなんて!こんな雪を見たのは家族で旅行した城崎以来のことだった。これを嚆矢として、昨年末から今年にかけては記録的な大雪が続いた。そのため美山に行けないことが何度もあった。美山は雪国だというべきかもしれない。
  





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