出すことのない手紙

出すことのない手紙を書く。宛先はまだわからない。

雑感

2023-01-10 21:52:10 | 日々平安

  コトー先生と宮沢賢治のことを考えている。昔、中学時代に宮沢賢治を習った時、彼が人のために働いて彼自身の命を縮めたことに疑問に思った。客観的に少しでも長生きすればもっと多くの人を救えるはずだ。彼の死は自己満足とさえ思った。コトーも深刻な病に侵されながら自分の治療を二の次にする。そして島民の命を救うため活動し、その結果倒れてしまう。コトーも宮沢賢治も自分の命を大事にすればもっと多くの人たちを救うことができたはずなのに。それについてはどうしても納得できない。

  宮沢賢治の生涯は歴史的な事実だから受け入れるしかない。しかし、Dr.コトーの原作は漫画で、未完のままになっている。16年間、物語は宙ぶらりのままだった。しかし今回映画化されることになって、Dr.コトーと彩佳さんの将来については脚本家と監督が決めることができたはずだ。しかし、Dr.コトーと彩佳さんの物語は、Dr.コトーの死によって終わった。あまりにも乱暴で、多くの観客が茫然自失になった。Dr.コトーと彩佳さんの物語がいかに貴重なものだったか、彼らは全く理解していない。彼らに、Dr.コトーと彩佳さんの物語を作る資格はない。

  31/12/2022

  今日は大晦日。明日になれば2023年になる。昨日美山に行ったが、折り返し八幡に戻った。朝風呂をしたせいか、咳が出てきた。熱は感じないが、ひょっとしたらコロナにかかったのか心配になった。家族にうつしたら取り返しがつかない。そのため、折り返し八幡に戻ることにした。体調が悪いなか6時間も運転したので、家に着いたら布団を敷いてそのまま寝た。身体が節々痛みだした。そして、寝ているのか起きているのか曖昧なままうつらうつらするなか時間だけが過ぎていった。その状態が2日間続いた。目覚めた後、熱がなかったのでコロナではなさそうなので安心した。

  美山に持って行ったのはお年玉と洗濯物。そして会社からもらった缶ビール。毎年お歳暮の商品を社員に配るのが恒例で、金額は知れていても社員としては嬉しい。三が日が過ぎ4日には無事出社した。しかし今年は会社を退くことになるだろう。何ヶ月後か、あるいは一週間後か分からないが、ここまで来れたことは本当に幸運なことだった。会社を辞めたあと何をしようとするか、考えなくてはいけない。


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