なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

エホバの証人と大学教育

2008年05月31日 22時38分11秒 | 批判的意見
統治体は高等教育(主に大学教育)に消極的かつ批判的です。

ものみの塔 2008年4月15日号の第一研究記事『「無価値なもの」を退けなさい』4ページ 10節を引用します。

10 では,大学で受ける高等教育についてはどうでしょうか。大学教育は成功に欠かせない,というのが一般的な見方です。しかし,そのような教育を追い求める人は,多くの場合,有害な思想を教え込まれることになります。そのような教育を受けるなら,エホバへの奉仕に費やすことによって最善の益が得られるはずの青年時代を浪費することになります。(伝 12:1)高等教育が一般化している国で,神への信仰がかつてなく弱まっているのも不思議ではないでしょう。クリスチャンは,生活の安定を求めてこの世の高度な教育制度に頼るのではなく,エホバに依り頼みます。-箴 3:5

大学に進学することで「有害な思想を教え込まれ」、「青年時代を浪費」することになるそうです。

このような記事を載せることで、これから大学を受けようと考えている人や現在大学生活を送っている人はどう思うでしょうか。
(今回の研究記事に限らず、大会などで何度も強調されています)

本人が目的を持って大学を選ぶなら、尊重すべきではないでしょうか。
大学教育を選ぶ人が神に依り頼んでいないかのような、大学が諸悪の根源のように一方的に決めつけるのはいかがなものでしょう。

そもそも、高等教育が一般化することと神への信仰が弱まることは、本当に関連があるのでしょうか。

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4 コメント

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Unknown (がっ)
2008-07-27 00:28:38
いや、おかしいと思うよ。

もっとおかしいと思うのは、一部の「賢い」
長老の息子達が、高等教育批判のはしりのとき
にこっそりと大学に通い、今ではふつうに長老
として奉仕していること。

いわゆる「平民」は協会の指針に従って、
なかには高校を中退した人までいたのに。

ホントウに協会の指針に従うのであれば、まず
長老家族から実践しろよと子供心に思ったよ。
「権力」と「家系」の強さも思い知った。
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教育は否定する必要ないですよ (銀ぎつね)
2008-11-03 10:29:21
以前、めざめよで外国の兄弟たちの経験がありましたよね。確か、大学教授やNASAで働いている長老もいるとのこと。外国はよくて日本のJWは学校のことでうんぬん言われるんですか。おかしいですよね。学校生活とJW生活を両立することはできますからね。
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これはおかしい (オトカ)
2009-11-21 21:45:14
これは、おかしいと思います。納得がいかず、何度か長老とお話しましたが…。


今では、親が長老、奉仕の僕、開拓者であるならば子供が、大学進学した時点で、親は特権剥奪されます。

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Unknown (ファルス)
2010-03-13 01:04:07
私は大学をでて、更に大学院に進み、博士課程を修了して博士号を持っています。いろんな意味で便利ですよ。この不況下でもあるレベル以上の収入と職種を得られるのですから。さてこれは別として、大学教育の良いところは、良い先生や環境に恵まれれば、物事を考えるとはどういことなのかということを意識するようになるという点です。あるデータが示された場合に、そのデータはどのように採取されたのか、それはどの程度の頻度をゆうするのか、どのように解釈されるのか、その解釈が選択されたのはなぜか、その解釈の結果は従来のデータを裏付けるのかそれともひっくり返すのか、解釈の全体と細部には整合性はあるのか、更にどのような実験を行えば検証できるのか、、、などに自分で参加して能力やセンスを磨いていくわけです。そして、結果的には”真実”とはかなり曖昧なものだということが分かってくるのです。恣意的な解釈に解釈を重ねたJWの文書はご都合主義の塊で、きちっと解析しようとすると頭が起こしくなる。信じる人は信じるモードで読めば良く、そうでない人はそれなりのモードで読めば良い。信仰は人間性が一つのモードに陥った状態なのだから。手あかにまみれた模範解答を並べ立てて権威を振りかざす連中の白知ぶりには吐き気がする。ファシズムが何故儀式を重要視するのか?それは、儀式が言葉を失わせる効果を有するからだ。思考は言語に依存するので、言葉を失った人民は思考せぬ故にコントロールされていく。同じことをJWの組織もやっている。きちっと疑問を言葉で表明し、それについてディスカッションするよりも、拍手の大きさで乗り切る方が衆愚政策には好都合なのだ。
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