ゲイリークーパー主演の「打撃王」を見ました。
原題は「ヤンキースの誇り」といい、ルー・ゲーリッグの一生を描いたものです。
ルー・ゲーリッグはべ―ブルースと並んでヤンキースの3番4番を打ち殺人打線と呼ばれていたそうです。
べーブルースが3番でゲーリッグが4番です。ゲーリッグの背番号はそのまま4番で永久欠番になっています。この映画ではべーブルースが本人役で出ています。ヤンキースの選手も出ているそうです。
ゲーリッグは16年間休まずに試合に出て連続出場記録を2130としました。この記録はのちにカープの衣笠選手に破られましたが、素晴らしい記録だったのです。
病院にいるビリーという少年のためべーブルースはホームランをセンターに打つという約束をして見事約束を果たします。
ゲーリッグはその少年から2本打ってくれと頼まれます。最後の最後に約束を果たしました。
このように順調な野球人生だったのにゲーリッグを突然難病が襲います。
手に力が入らなくなったり、ちゃんと足で立っていることができなくなって連続出場ができなくなります。
ALSという筋委縮性側索硬化症です。
これは当時はルー・ゲーリッグがかかったので、ルーゲーリッグ病と呼ばれていたそうです。
映画はゲーリッグ引退試合のセレモニーで終わっています。
「私はこの世で最も幸せな男です」といってチームの監督や同僚はもちろん、新聞記者たちや球場のすべてのファンたち、ホットドッグ売りの少年たちにまで、そして父母と夫人に感謝しています。
ゲーリッグは37歳という若さで亡くなりました。
夫人はそれから40年間再婚もせずに筋萎縮性側索硬化症の研究を支援したそうです。