土砂災害から8日経ちました。
20日未明の雷と雨には本当にこわい思いをしました。
裏に山があったら心配で夜は寝られないだろうとは思いましたが、まさか本当に近くの山の一部が崩れているとは知りませんでした。
それまで3日くらい雨が続いていましたし、19日の夜にはすごい雷があり、我が家では3分ほど停電しました。
その時たまたまパソコンを付けていたので、このパソコンが唯一の明かりになりました。
その雷はいつまでもあちこちで鳴り続け、雨がたくさん降りました。
こんなに真っ暗な夜、避難を呼びかけられても雷が鳴り続けて大雨の降る中では、どこにも行かれないでしょう。
そして20日の朝、早くから外でぞりぞりという音がしました。
近所の人々が総出で道路の上の泥をスコップで取り除いていました。
長靴をはかないと足が濡れるほどの深さの泥水が道路の一面をおおっていました。
停電しているのですが、水道やガスは幸い止まっていませんでした。
駐車場の車の下に泥水が少しだけ侵入していましたが、庭にはほとんどきていませんでした。だから池の鯉もだいじょうぶでした。
我が家はそれですみましたが、近くの用水路にはいっぱい流木やごみがながれてきていました。
畳が流れて来たのかひきあげておいてありました。
災害の全貌が次第に分かってくると、あちこちで土砂が流れてきてたいへんだったということがわかりました。
なくなった方も多いし、土砂が来て首まで生き埋めになったという方もおられるし、近くの小学校や公民館に避難している人々も多いです。
今回私たちが無事だったのは、たまたま運がよかったのでしょう。
私たちを心配して、遠くにいる友だちが電話してくれたり、はがきやメールをしてくれたのがうれしかったです。
災害のあった場所の近くにいるということで心配してくれたのです。
近くに山があるという暮らしは鶯の声が聞こえていいのですが、こんな災害があることがあるのです。
すぐ近くにある山も一部崩れたらしいですし、これからまた雨がたくさん降るともっと崩れる恐れがあるそうです。
土石流を防ぐ方法を考えなければなりません。