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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
9月8日ソウル大学社会発展研究所でご講演を拝聴。
韓国の大学のキャンパスを満喫しようというのが、今回の研修の目的の一つ。
以前、ソウル大には2回は入ったことがあるが、いずれも自家用車。
バスに20名近く乗込んでの移動は、激しかった。
三育大学のS君の絶大なサポートで、スムーズに研究所まで到着できた。
同研究所の金先生にご講演いただいたが、先生とは、6月の日本老年社会科学会で知り合った。
私が座長を務めた部会で金先生が発表。
名刺交換しただけであったが、今回のお願いを快く受け入れてくださった。
ありがたい話である。
テーマは、<老親と成人子間のサポート関係>
法学を勉強している学生たちであるが、予想外に食いつきがよく、質問も多く出た。
私も30歳前後はこのテーマで研究していたので、質問とアドバイスをした。
親の置かれた状況が日韓で違うことも良く理解できた。金先生の日本語が分かりやすかったので、大いに理解が進んだ。
夕食を皆で食べようということで、方針だけは決まっていたが、店まではノープラン。
金先生の研究プロジェクトのメンバーであるAさん(ソウル大学社会学専攻修士課程2年)
にプルコギが食べたいとリクエストしたところ、おしゃれな店を予約していただいた。
テーブルのシートにおもな料理の値段が書いてあるが、その金額が半端ない。先ほどまでの活発なディスカションで高揚した気分が、一気にフリーズ。
プルコギは、他よりは高めであるが、目が飛び出るほどでないことが分かりホッとする。
ゼミ生は一人2万ウォンで普通の負担に。残りは私の<多くの>負担。
海外ゼミ研修旅行は、コストパフォーマンス原則で生きる人には、全く向かないプログラムだ。
我が社には130名ほどの教員がいる(と思う)が、今年は10名ほどの教員しか、海外ゼミ研修旅行に出ていない。
そりゃそーだ、と思う。
後から聞いた話だが、Aさんはこの店に入ったことがなく、一度入ってみたかったとのこと。
私のみすぼらし恰好をご覧なっているのに、どうして<リッチマン>だと思ったのだろう。
まあ、その後もゼミ生数人と交流していただいたので、良しとしよう。
Aさんは日本語を独学で学んだそうだが、とっても達者な日本語を話される。
これからも交流をお願いしたいと思う。
韓国選抜チームに勝利!!
三育大学とのボランティア活動研究報告会のあと、大学内の食堂で夕食をごちそうになった。
ベジタリアン仕様が原則なので、肉も、ビーン・ミート。
食事後のイベントとして今回初めて<アームレスリング>をした。
提案者は小生。実は、仙台の仮設住宅でも腕相撲を企画していたが、男性が全て高齢者なので、急遽取りやめた。
男性6名、女性4名を日本側、韓国側から出し、一本勝負。
大きな木のテーブルに、それぞれ指名された選手が登場し、私がレフリーとなり、<はっけよい!>
今回の研修旅行で女性は4名なので、全員が選手に。
何と、日本は女性で持っていることがよく分かる。
華奢な4人とも、圧倒的な勝利。数秒で勝負が決まった。
人は本当に見かけによらない。
この勝負が、大いに盛り上がり、企画者としても嬉しく思う。
頼りないのは、男性軍。と書いたが、その後の調べで男子も3人は勝っていた。
見かけ通り、おとなしい結果に終わった。
こちらが勝ったのは3名。韓国側は4名が勝利。僅差であった。
この時点で、日本7点 VS 韓国4点。
教授同士がアームレスリングするのはどうかということで、先方の先生がやめましょうとおっしゃっていたが、いざ蓋を開けてみると、雰囲気に高揚されたのか、
よし、やろうということに。
小生は、南のポー、つまりサウスポー。右と左と両方、公平にやりましょうと提案。
チョン先生も賛成する。
左は言うまでもなく、女性軍同様、数秒で勝つ。
問題は右。
こちらは、20秒以上かかったが、何とかかろうじて勝利。
最終戦の教授対決は、日本側の勝利。
日本側 8点、韓国側 4点 で終わる。
本当に盛り上がる。言葉がなくても楽しめることがよく分かった。
その後は、三々五々に分かれて、交流会。
夜が更けるまで大酒を飲む。
ビール、マッコリ、焼酎をたくさんいただく。
ある韓国女性学生の酒量に関しては、日本の比ではなかった。
すこぶる驚く。
大雨の中ホテルに戻る。
研修旅行2日目。三育大学にてボランティア実践研究発表会。
今回の研修の柱は2本。
1本目が、この三育大学での日韓ボランティア活動実践報告セミナー。
いつも申し訳ないことに、キョトンCゼミがうかがうとと総長先生か副総長先生が出席なさり、フォーマルなご挨拶をしていただく。
未来館という大きな建物でセミナーを開催していただいた。先週完成したばかりで、我々が外部訪問者第1号。有難い話。
セミナーの冒頭は基調講演。国際開発協力について講演していただく。
その後、ゼミ長の荒田君が<東日本大震災後における応急仮設住宅の住民生活-コミュニケーション型ボランティアの意味ー>と題して、PPTにより研究報告。
途中差し込んだ津波の映像の深刻さに、韓国の先生方も学生さんも驚く。
ゼミ長お手製のパワーポイントに、小生が作成した<結論と今後の課題>を付け加えたが比較的長く6項目もあるので、韓国側の発表時間が短いことを聞いていたので、バランスを考え事前の打ち合わせでカット。
この部分は、今月末締め切りの連載原稿に生かす積り。というか、この私の思いなり、懸念が当たっているのかそうでないのかを直接現場に行って確認することが、大きな使命であり、フィールドワーカー兼高齢者福祉政策研究者としての大きな課題。
その点を、韓国の研究者3名の前で披露できなかったことは、<激残念><オニ残念>。
後半は、三育大学ボランティアセンターの国際ボランティアプログラムの参加者が報告。
ベトナムでの活動はS君が、カンボジアでの活動は別の男子学生が報告。両国へは30名の学生が参加。
S君とは前からの知り合いで、3年前に東京経済大でセミナーを開いた時に参加してくれた。日本語がよくできる。
両国の学生による報告に対し、別の大学の社会福祉学科の教授からコメントをいただいた。
コメンテータの先生が参加されることは、前日の夜、サムギョプサルの店で知った。
まあ、この先生のコメントが唐辛子より辛かった。幸い我がゼミの報告に対しては、1点だけピリッとしたが、三育大学の両学生の報告に対しては、唐辛子9641本ほど食べたほどからかった。
最初に名刺交換した時の印象は、穏やかなおとなしそうな女性教授に見えたが、人は見かけだけでは判断できない。
コワー!!
(明日は、腕相撲大会について)
9月6日無事出発。無事ソウル着。
ゼミ生17人引率してのゼミ旅行。
一人が大幅に遅刻するというハプニング発生。
計画的な行動が取れない学生が我がゼミにもいることはとても残念。
着陸時やや揺れる。
久しぶりの揺れに、個人的な緊張が走る。
ここ2年ほど、長時間(といっても4分程度だが)揺れることがなかったので、敏感になった。
地下鉄を乗り継いでホテルに到着。
早速三育大学学生さんとの懇親会をホテル隣の<サムギョプサル>の店で開催。
ややあちらの参加人数が少なかったとはいえ、日韓の交流ができたことは嬉しく思う。
半年ぶりにチョン先生にお目にかかったが、相変わらずお元気であった。
学部長の任期を終了したばかりなのに、何故かまた学部長に就任されたとのこと。
研究室の窓に網戸。
本日午後3時頃、業者の方がやってきて、研究室の窓に網戸をつけてくれた。
先週金曜日にその情報をキャッチ。第3研究センター1階の掲示板を何気なく見ると、大切な情報が。
普段あまり掲示物を眺める習慣がないが、夏休みということで余裕があったのか、見たのであった。
金曜は、必死になってごみを捨てる、捨てる。業者の方が歩く道を創らなければならない。
問題は、机の上。
書類とファイルと本と雑品で、てんこ盛りになっている。
机の上を先にかたずけるべきであった。
今日は朝から案件が3件あり、めっぽう忙しい。
結局、机の上の<もろもろのもの>を5つぐらいの紙袋に入れることにより、すっかりかたづいた。
奇跡的に、瞬間的に、机の上には何も載っていない。証拠写真を撮る余裕もなかったので
残念であるが、信じてつかーさい。
それにしても、今頃<網戸>?
もうさすがに秋に向かう時期なので、どうして今頃か気になる。
私は、ひねくれボーズなので、来年の夏用ですか?と業者の二人に聞いてみた。
ガハハとお笑いになった。
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昨日のアルコール
生中 5杯
今朝の血圧・脈拍
右・・・128-83-86
左・・・137-85-87
スギちゃんの大怪我とその後の下ネタだぜえ。
10メートルの高さの飛び込み台から、芸人が飛びこむ。
飛び込み台から実際に飛び込むまでに何分かかるかという企画は、もう10年前からある(ような気がする)。
これまで数多くの芸人がチェレンジしてきたが、スギちゃんのような大事故はなかった。
奇跡的なことである。
今回の大怪我が、この企画で発生したのか、別の番組で起きたのかは知らない。
スギちゃんをテレビで見るようになってから、ブログを読んでいる。
過去のコメントは、毎日400前後であったが(さすがにこのコメントは読んでいない)、あの事故以来、お見舞いメール、激励メールが増えたのであろう、毎日のコメントが4000から5000と急増している。
皮肉な現象だ。
事故後も毎日2回程度更新しているので、手は問題がないようだ。
しかし、3か月の大けがをしており、寝返りが打てないことに加えて、<排尿・排便が全くできない>。
昨日のブログでは、排尿ができないために、3人の中高年女性のサポートを得て、排尿できたことを明らかにしている。
排尿の際の<エレジー>を分かりやすく表現している。スギちゃんのブログは、気負いがなく、素直な文章で好感が持てる。
エレジーを読んだその瞬間、大声で笑ってシモータ。
男性にしか分からないエレジーなのだが、<さもありなん>と思いながら、声を出して笑ってシモータ。
夜、ビンディーというインド料理屋さんで、注文したものが出てくるまでの時間に、スマホに大笑いした記事を出し、監督に読んでもらう。
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・・・・・
無反応。。。
そう、うちの監督は、下ネタ大っ嫌い人間なのであった。
早々に、スマホが戻されたことは、言うまでもない。
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昨日のアルコール
中瓶 2本
今朝の血圧・脈拍
右・・・125-89-71
左・・・122-90-71
仮設住宅2日目の環境整備型ボランティア。
当初から、8月30日は、仮設住宅の周りの草むしりと高齢者単身世帯の窓ふきをすることになっていた。
ゼミ生に、事前に軍手を用意するようにメールしておいた。
当初は、同じ若林区の別の仮設住宅で上記のボランティアをする予定であったが、
最終的には、同じ仮設住宅で、草取りと前日のバーベキュー道具の洗浄などを行った。
全国的に猛暑の中、炎天下の中、2時間みっちりと環境整備型ボランティアをゼミ生一同頑張ってくれた。
私は、仮設住宅管理者と、仮設住宅の今後の課題や管理者自身の<仮設住宅にかける情熱>について縷々うかがった。
仮設住宅管理者と今後とも良好な関係性を構築して行く必要性を痛感したので、長時間打ち合せをしていた。
次回は、我がゼミ選抜メンバー5名とともに、12月末の寒い時期に、再訪問する。
インタビュー調査をさせていただくために、直ちに<半構造化面接の質問項目の柱>の妥当性を、町内会の皆様に承認していただかなければならない。
毎月2回の町内会班長会議がある。各棟当該月の班長様と翌月担当の班長様が、会議に参加される。メンバーは20名名を超える。
先日そのインタビュー調査の柱を送ったので、近々、審議事項として議題に上がるであろう。
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昨日のアルコール
生中 2杯
日本酒 2合
午後の血圧
右・・・106-73-69
左・・・117-82-71
29日夕方からのバーベキュー!
荒浜地区からチャーターバスで、仮設住宅に戻り、私と5人のゼミ生だけを車内に残り、他のメンバー17人は仮設住宅の集会所に入った。
昼食を取りに、近くの<杜の食堂>へ。
車内居残り組は、<イーオン>へ。そこで、BBQ用の牛肉、豚肉、ウインナー、着火剤など必要なものを大量に買い込む。
40分の買い出しを終え、待たせていたバスに乗車し、仮設住宅まで。
我々6名は、1時間遅れで、杜の食堂へ。
先発組17名は、再度集会所に集合し、そこで、住民の方5名から、震災時、震災後から現在にかけてのお話をうかがう。全員お茶をいただきながら、真剣に<語り>を拝聴できたようだ。
後発組は、貴重な語りをうかがうことができなかった。
夕方前からBBQの準備へ。
大量の炭をアマゾンで購入し、着火剤も数種類購入したが、なかなか、上手くいかない。
結局、入居者のN様のバーナーで炭に火を付けていただき、準備が出来た。N様、様様である。
野菜は、仮設内の畑で取れたものをいただいた。
予想以上にBBQパーティは盛り上がり、予想以上に<コミュニケーション型ボランティア>も実践できたように思う。
当初40名ほどの方々に参加していただけるとの話をいただいていたが、平日夕方のBBQであったため、仮設の皆様の参加は20名ほどであった。
次回の来年度の企画では、金曜日設定でプログラムを展開しなければと思う。
実は、事前にその事に気付いていたが、9月6日からの韓国ゼミ旅行のスケジュールとの関係でこの日程となった。
私を含めて皆<シャイマン>なので、より懇親を深めるためにアルコールも用意したが、一部の学生が、アルコールに飲まれてしまったのは今後の課題となった。
2時間ほどのBBQを終え、集会所内でカラオケ大会をすることに。当初の予定では、BBQを終えた後、ジャグリング、素人漫才、アームレスリングをする予定であったが、盛り上がっているBBQの会話を止めてしまうのはマイナスであると判断し、スキップすることとした。
カラオケ大会も大成功。
普段前に出ないシャイマン達も、マイクを積極的に取りに行ってくれた点は評価できた。仮設の皆様の歌声も聴くことが出来有意義であった。
特に町内会会長のM様と男性のM様の<演歌>は、印象に残る。
20時に全ての行事を終了する。
後片付けも相当な量に及んだ。
21時過ぎのバスに乗り、一路仙台駅へ。わざわざバス停まで、お二人の住民様が先導してくださった。
100%とは言えないが、ゼミ生一同ベストを尽くすことが出来たので、<そこそこの達成感あり>。
<仮設住宅住民の皆様のご厚意と思いやりに感謝しております。ありがとうございました。>
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昨日のアルコール
350cc の発泡酒 1本
今朝の血圧・脈拍
右・・・112-80-69
左・・・118-89-73
仙台市若林区荒浜地区を訪問。
8月29日午前中は、10メートルの津波に飲み込まれ、多くの犠牲者を出すことになった荒浜地区をたずねた。
仙台駅からバスで25分ほどかけ、仮設住宅に到着。そこで今回お世話になる仮設住宅管理者のO氏と町内会長M様にお目にかかる。
M様にチャーターしたバスに同乗していただき、説明していただく。
現場に到着後、慰霊碑に手を合わせる。ゼミ長の声により、一同黙祷。
町内会長のM様のご実家が荒浜にあったが、今回の津波で全て流された。コンクリートの基礎の一部だけがかろうじて残る。
全面松林で出来ていた6メートルの防潮堤も、無残な状態。ほとんどの松は流され、ごみと化した。
東京から来た私達に、津波の恐ろしさを実感してもらおうと、本当に熱心に語ってくださった。
M様のお父様は漁師をなさっている。私達が訪問した時は、お母様と一緒に、畑仕事をなさっていた。
津波で流されたご実家のそばで、畑を耕し、茄子、胡瓜、トマトを栽培なさっている。
津波で全て流され、あたり一面住宅も何もない大きな砂の面で、健気にニコニコされながら、ご夫婦仲良く畑仕事をなさっている姿を見て、胸が熱くなる。
テレビ映像とは異なり、現実が突き刺さる感覚だ。
海岸線から少し内陸に入ったところには、不思議なことに2つだけ建物が残っている。
<荒浜小学校と体育館> 4階建てで、1、2階は、大きく破壊されている。屋上に上がった320名だけが命を守ることが出来た。極寒の中1昼夜後、自衛隊のヘリで救出された。
残念ながら200名近くが命を奪われた。
校庭には、瓦礫となったバイクが数多く横たわっている。
仮設住宅に戻る途中、倒れた墓石の数々。
またガソリンスタンドが残っているが、屋根がひん曲がっている。
私もゼミ生達も気分がさすがに重くなる。
無念にも冷たい海水の塊の犠牲になってしまった子ども達、先生達、住民の方々の事を思えば、当然である。
犠牲者の方々に心を寄せながら、午後は仮設住宅へ。
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