
ロバートレッドフォード監督 懇親のメッセージ・・・!?
満足度 ★★☆ 想定範囲外の物語・・・・。
私、ロバートレッドフォードの大ファンだったんですよね..
あの美しさ、憎めない眩しいほどの笑顔・・。
彼の初監督作品「普通の人々」にも大感動したのでした。
地味だけどハートがあって、美しき自然と静かな時間が流れている。
そんな作品を私は愛してました。
しかしこの作品冒頭から、切々、淡々と流れ出すのは
膨大な言葉の嵐だったのです・・。
「大いなる陰謀」?私はこの作品の本当の原題は何なのか・・。
知らずに見てしまった自分を大いに悔やみながら鑑賞。
ともかくついていくのに必死でした・・((;^ω^)
物語は 対テロ戦争の戦略を打ち出し、大統領への野望を目論む
上院議員(トム・クルーズ)と、その真相に迫る女性ジャーナリスト
(メリル・ストリープ)の熾烈な駆け引きを描きながら、
大学教授(レッドフォード)の教え子である3人の若者の姿を通して
今のアメリカにある問題を浮き彫りにさせている。
3人は皆明日を担う優秀な若者達。
国を憂うルーク&ペーニャは自ら軍に志願し戦場へ赴き
ガーフィールドは平和を謳歌しながら才能をもてあまし怠惰な生活を送る・・。
そんな彼らの生き様を通して、監督は何かを訴えかけてくるのだ。
机上の作戦を言葉巧みに正当化し大義名分を並べる議員(トム)
↑志高く信念に燃えた2人が彼の策に巻き込まれていく姿は
心に深く突き刺さりました。
若者達の命は彼のコマの1つにすぎないのか・・!(涙)
現場を知らず、高みの見物・・?
彼の姿が日本の議員の姿ともかさなって・・。
なんだか腹ただしさがこみあげました。
どうしても他国のこと・・と傍観者である自分を感じてしまうものの
ソコからは監督の人を自然を脅かす戦争やテロへの怒りと
その行為と愚かさを嘆く、叫びにもにた悲痛な声がきこえてくるのです。
それとともに
そういった事に無関心な私達への怒り もひしひしと感じました・・。
「自ら変化を起こす勇気と行動力をもとう・・」
作品にはそんな 彼の強いメッセージがあるような気がしました。
しかし。
戦争に行った多くの若者は皆貧しい者で生きるための志願だった事をきくし、
病気・怪我・災害1つで窮地になる綱渡りの自分の人生を思うと
やっぱり生きる事だけで精一杯。いったい何ができるっていうのよ・・。
なんていいわけや裕福でゆとりある人へのやっかみの言葉ばかりが
こみあげる自分にもうんざりしてしまったぁ(涙)
正直 この陰謀のシナリオで何がどうなるというのか・・
私のとんまな頭にはさっぱり・・。
まったく違う作品を想像していたせいもあって
肩透かをくっらた気分がぬぐえなかった・・・・(とほほ)
原題は 「LIONS FOR LAMBS」
う~ん。コチラの方も難題?
多分記憶にはずっと残るんだろうけど・・・
俺も『普通の人々』は大好きです♪
まさに言葉の嵐でしたね~それもメッセージ性がビンビン感じられて・・・ついていくのに必死でしたし、考えながら観ていたので、、、ちょっと疲れました
伝えたいとこは分かるのですが、何だか映画を観たというよりも講義を聞いたような気になっちゃったなぁ~もう少し易しい映画の方が良かったです。
トムは政治家がハマリ役でしたね~
ああいう野心を持った爽やか系の政治家ってついつい信用してしまいそうですね
何も出来ないからといって終わってしまっては、ダメだよって話ですから、裕福であろうと貧しかろうと出来る事をしましょうよってね(^^)
それでも、ただの人に出来る事は限られてるから嘆かわしいのですよね(^^;
ほとんど動きの無い会話劇でした。
メッセージは伝わってくるのですが、アメリカ国民に向けて発信されているので、ちょっとこちらとしては受け取り方が微妙になってしまいました。
レッドフォード様の生真面目さはあの時から
ずっと健在ですよね(笑)
この作品、レッドフォード教授の講義を聴いてる様でしたね。心には響きましたけど。
思いを美しい映像で伝えようとしていた今までの姿勢が崩れた・なんて感じてしまったのは私だけかな。
言葉のほうが直球で伝わりますもんねぇ。
由香さんと同じ感想です~(笑)
彼のメッセージは心にきましたけど・・。
やっぱこのリベートしてるような展開は
疲れましたよねぇ。
現場を知らない頭でっかちエリート。
トム、いい味出してましたね!
いい男でも不快になりましたもん(笑)
そのメセージが大好きなレッドフォード様から
ビシバシ感じたので、何もしてない私自身が
辛かったですぅ・・
もってるのは怒りだけっ・
怒涛のように続く言葉の嵐も、確かに
アメリカ歴史を理解してない私の頭にとっては
難題でした(笑)
やっぱり映像で訴えなきゃ映画とはいえないんじゃ・・なんて思いましたが。
同じ会話劇のような展開でも「キサラギ」のように
大好きになっちゃう作品もあったりで。
観客である私達につきあってたら
何も創れないですかね~(笑)
9.11の現地アメリカでさえ、レッドフォードが危機感を持って呼びかけるほど無関心が進行しているみたいですね。
ましてや、テロはよその事、と考えている日本人にとっては、それこそ時々映画で見る、スクリーンの向こうの世界。
映画の出来について、つっこむことはできるが、それ以前にこの映画の突きつけたものの大きさだけは、意識しないといけないと思いましたね。
そして素晴らしい演技力で、現実味にあふれる作品にした俳優陣にも拍手を贈りたいものです。
レッドフォード様の感じてる危機感は
私もビシバシ感じました。
このメーセージは心に残さなきゃいけないですね♪
無関心もですが、下々の苦しんでる様子も大義名分の前では霞んでしまう。そんな傲慢さも
日本の政治のあり方と重なって
哀しく感じましたね