★ Shaberiba 

★漫画&ドラマのブログへ

グレイテスト・ショーマン

2018-03-12 | く け こ

監督】マイケル・グレイシー 【脚本】ビル・コンドン
【出演】ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン 他.

★★★★  きらびやかなショーと大迫力の歌声に大興奮。美しき歌姫の天使のような歌声には鳥肌!
でももう少し 「人とは違う彼ら」の悲しみや苦しみに感情移入できるエピがほしかった! 

19世紀中頃のアメリカ。身分違いの幼馴染チャリティと駆け下ち同然の形で結婚し子をもうけ幸せな家庭を築いたバーナム。しかし勤務先が倒産!窮地に追い込まれたバーナムは沈没した船を担保に「珍博物館」をオープン。その後「人とは違う外見や能力を持つ人達のショービジネス」を開始!成功とともに妻の親に認められたい一心で上流階級への道を求め続けた彼でしたがソコには思いもかけない事態が彼を待っていたのでした。

 
集められた人々は 人とは違う容姿(小人・大男・ヒゲの生えた女他)・能力を持った者たち。
そんな彼らのショーを初めは 好奇な目で見つめていた観客でしたが
いつしか会場は 興奮と歓声に 包まれるように---。
それは私の心をも 大いに興奮させてくれました。

彼らの歌う「THIS IS ME」には
人とは違うゆえに蔑まれ 罵られ・見下され 疎外され 孤立し・行き場を無くし
日の当たらない道で隠れるように生きてきた彼らの思いが詰まっているのだ

「THIS IS ME」(歌詞)

『暗闇には慣れている
「隠して」、周りは言う
「だって君の壊れた欠片なんてほしくないから」
傷は恥ずべきものだと教えられた

「逃げろ」、彼らは言う
「ありのままでは愛してもらえない」と 

でも 粉々になんてさせやしない
私達の居場所があるはず
私達が輝ける場所が

鋭い言葉が私を切り裂こうとする時は

洪水を作り出し、押し流してやろう
勇敢でアザだらけ
今の私はなるべくしてなった姿、これが私

用心して、私がやってきたから

自身の鼓動に合わせて行進するの
見られても怖くない
謝ったりはしない、これが私だから---』


彼らのショーは評判を集め会場は満員に。 
鳴り止まぬ拍手と歓声と拍手の中で
 「自信を 仲間を 家族を 居場所を 絆を」 見つくけていく彼ら。


バーナムは 「それ」をくれた人。そして同じ仲間のはずだった・・
しかし彼はそんな彼らを 裏切ることになってしまう。

貧困という運命の中で見下されて生きてきたバーナムの心には確かに 皆と同じ思いがあった。
しかし、彼は この成功の中で彼らとは違う思いに 突き動かされてしまったのだ---

 それは 「もっと上に行きたい!ここから抜け出したい!」という思いだ。
 ビジネスパートナーとなったフィリップ(ザックエフロン」に一座を託し イギリス一の歌姫ジェニー・リンドとともに旅だった彼を
 見送った時、彼らの多くはそんな彼の気持ちにきづいていたのかもしれない。
  でも・・・知らなかった。まさか---いややっぱり・・そうだったのか。


 そう彼らは知ってしまったのだ。
 バーナムにある「
自分は皆とは違う=自分たちを見下した思い」があることに。

 
 彼らは再び「THIS IS ME」 を歌う

   そこには彼に・・いや、 この世界に対する
    怒りと失望と悲しみと寂しさが あふれ出してきて--せつない。

    でも 下を向く者はいない。彼らは皆 前を向き 歌う---。
        それでも 生きていく。これが自分だから----

 大迫力の歌声でした~~~!!

 
 ビジネスパートナーフィリップ役のザックエフロンくん。いやさん。
 さすがダンスも歌もキレキレだったけど、始め誰だかわかんなかったわ~。ふけたな~涙
人のこと言えないけど・・・(-_-)/~~~ピシー!

  イギリス一の歌姫ジェニー・リンド美し~~。
  歌声もお姿も品が合って花 があって・・ずっと 鳥肌立ちっぱなし。
   
  バーナムが彼女に 上流階級への夢を燃やした気持ち スっごくよくわかりましたわ~。
  もはや止められなかったのだろうと・ねぇ。
 
  
 彼は ただ、妻の両親に認められたかっただけだった・・・
 エロ描写なしで愛人関係もなし・・って感じだったけど
 
 まぁ・・それは 妻にも子にも 届くはずもなく----?
  
 愛する妻、ジェニーを失い 
 火事で劇場を失い、皆の信頼も失ったバーナム。

  その後彼がどうなったのか・・はぜひ劇場でご確認くださいね。

  大好きなミュージカル作品!ヒュー様もかっこよかった!
  ずっと歌いっぱなしな作品ではありませんので苦手な人も大丈夫だと思います。
  とはいえ あっという間にダンスができちゃったりしてたところや・・
  その時々の心理を切々と歌い上げてる作品ではないところに・・
  私はちょっと物足りなさを感じた作品だったのでした・・
   
  

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿