
満足度 ★★★★ 登校拒否になってしまった少女の魔女修行。それはおばぁちゃんの愛を学ぶこと・・。
優しく響く言葉の数々に涙・・。
見終わったあとハーブティを買ったのは言うまでもありません・・
英国人のおばあちゃんは,緑溢れる山奥に,たった1人で暮らしていました。
電気はあるもののTVもなく、火も薪という質素な暮らしぶり。
それでもテーブルにはいつも花と美味しそうなお茶が用意され、
白いカーテンは優しいかぜでゆれ、鳥のさえずりがきこえる静かな暮らし。
彼女はいつもまいのそばでやさしく微笑んでいます。
「おばぁちゃん大好き・・」 「I know」
中学にはいったばかりで登校拒否になってしまったまい。
両親はこのおばぁちゃんにまいを託したのでした---。
冒頭 その謎が明らかに----(*^_^*)
ある日おばぁちゃんは まい にお話を始めます。
「私たち一族は実は魔女の血が流れているのよ」・・と。
その日からまいの魔女修行がはじまります。
彼女の最初の修行は
「1日の計画表を作ってそのとおりに行動すること。」
魔女の力の源は「意志の力」
「まいの意思は案外強いって思ってますよ♪」
優しく微笑むおばぁちゃんに 「私は弱いと思う・・」 と答えるまいですが、
彼女は、計画票通り 家事・勉強にがんばっていきます。
そして彼女が不登校になったワケをしるおばぁちゃんです。
クラスがグループに分かれ、そのグループが交流を持つのは
同じ敵をつくったとき。そういうところから離れたかった---
まいの前にある 驚くべき悲しい現実をみつめながら彼女は答える。
[生き易いところで生きればいいんですよ・・。」と
[どうして誰も 私がなぜ 学校に行かないのか・・。何も聞かないの?」
「それはみんな あなたを信じているからじゃないでしょうか・・」
「自分が死んでも何も変わらない。それでも 生きる意味は有るのか--」
その難しい問いにも こう答える。
「略--- 死ぬということは魂が身体から離れ自由になる事・・。
お日様の暖かさ。人のぬくもりを感じて幸せだと思ったことはありませんか?
それは体がないと、感じることは出来ないんですよ。
その経験が大事なのです。
花が太陽を求めるように、魂は成長することを求めているのです。」
まいの問いに 常に 優しい微笑みと 優しい口調で 言葉をつなぐおばぁちゃん。
本当に・・凄い。これがなかなかできないのよね~~。
その彼女の言葉の数々は 私にとっても自分の心の引きだ出しに
そっとしまっておきたいそんな言葉ばかりだ・・(涙)
「あの人は魔女よ・・」
それは母が彼女にまいを託したその意味が
しっかり見えた瞬間でもあったのでした。
しかし--ある日まいの瞳にある光景が見えるのです。
祖父のプレゼントだという 野いちごに埋もれ泣き崩れた祖母の過去の姿----。
彼女はいつしか人を思いやる心をも 手にしていたのですね。
そして顔所はきずく。おばぁちゃんが 魔女なんかじゃないことを。
がっかり?いえいえ・・もう彼女は知っていました。
おばぁちゃんの優しさは 悲しい過去を乗り越えてきたからなのだと・・・。
しかしある日 まいは キム兄(木村祐一)のせいで おばぁちゃんと言い争い
叩かれたショックで 謝罪も出来ぬまま・・・両親の元に帰ることになってしまったのです。
祖母が 初めて まいを叱り たたいたその思いとは
「人を恨んだり疑ったりすることに力を注いではならない---」
おばぁちゃんを守ろうとしたまいに--その言葉は届かなかった。
おばぁちゃんは 今分からなくてもいい。 いつか きっと わかる日が来るから--。
最期までまいを信じていた。だから・・何も言わず見送ったのだろうけれども
それはそのまま おばぁちゃんとの永遠の別れになってしまい、
まいの心を後悔という闇が押し寄せることにもなってしまったのだ----。
この展開は少し残念な気もしましたが----
叱るということは--見守り そして 信じること----。
まいには おばあちゃんの思いが届いていないはずはありませんでした。
彼女は「魔女修行=おばあちゃんの愛を学んだ」人。
まいはもう立派な魔女のはずですものね。
きっと行く・・私は子どもが登校拒否になった時そう信じていたのは
3日までだったようなきがする。パニックだった・・。
うちの子もまいも学校へ行けるようになったのは良かったけれど
この作品の姿とは、あまりにもかけ離れた自分の姿を思いだして
ちょっと複雑な気持ちに襲われてしまいました・・・。
信じることこそが無償の愛だと教えてくれた西の魔女。
私もちょっとはそんな彼女に近ずきたい・・と思ったのでした♪
お子さんが学校に行けなかった経験をお持ちなのですね。
わたしも10年前に経験したのですが、
あの時の気持ちは、経験しなければわからないものがありますね。
口では、何も言わない風を装いながら、心の中は大嵐でした。
この映画は、美しい自然と、
心が洗われるようなストーリーが
とてもマッチした作品でしたよね
この映画のおばあちゃんのようには、
なかなかなれるモノではないと、私も思いますが、
やはり、人の心を動かすのには、
無償の愛情が必要なのかもしれませんね
私は独身で子供はいませんが、
つい2年程前に、実姉が鬱病になり、
20年以上勤めていた会社に突然行かなくなりました
40歳過ぎで独身の姉が仕事を辞めたところで、
彼女の為に誰も経済的に援助出来るはずもなく、
何とか彼女を会社に行かせようと、
私も必死で、なだめたり、怒ったりと、焦る一方でしたが、
1年半の休職を経て、ようやく社会復帰してくれました
人の心を動かす事が、こんなにも難しい事だとは、
思ってもみなかったので、
子供を育てる立場の方は、本当に大変だと思います
この映画のおばあちゃんのように、
相手を受け入れながらも上手く正していける人は、
きっと見返りを求めない、
人間的に大きな愛情の持ち主なのでしょうね
私も、そんな彼女に近づけるような人間でありたいと
そう思っています
同じく!私も思いましたよ!理想ですよね。
負の心のコントロールはとても難しいもの。身内ではないけれど、私にも鬱病の知人が2人ほどいまして、いろいろ考えるところです。
私も心は大嵐。彼女のように穏やかに子どもと向き合うことはできなかったです(涙)
学校は誰もが通う。人は殺しちゃいけない。
当たり前と思えたことに何故?
と聞いてくる子どもたち。
そんな心に響く言葉を、彼女のように
持っていたいものですよね~
必死になればなるほど心を閉ざされたりして
-相手を受け入れながらも上手く正していける-というのは魔女技?かもですね・・。
無償の愛って・・。
やっぱりなんだか寂しい~。
私はまだまだ見返りがほしいですもん。
おばぁちゃんのように暖かな言葉をもつには
もっといろんな経験と思いを抱き締めなきゃ、
ならないのかもですね。
でもあきらめたくはないですよね(笑)
-負の心のコントロールはとても難しいもの-
必死になるほど負担をかけたりして
上手くいかないこと多しですよね(涙)
この作品の母のように第3者に救いを求めることもまちがいじゃないと思います。
信じることで励ましの言葉を隠し通し。
愛情をしっかり伝え,まいを立ち直らせたたおばぁちゃんは・。
やっぱりステキ♪見習いたいですよね!!