
満足度★★★★☆ ・・何をどうコメントするべきか・・途方に暮れてしまう・・。
衝撃的とは聞いてたけどまさかこれほどとは!!
久々に・・胸をえぐられた--!
気持ちは晴れないけど・・。
間違いなく忘れられない作品といえそうだ 。
先生は淡々とした口調で生徒たちに告げた
「わたしの娘が死にました。娘は事故で死んだのではなく
このクラスの生徒に殺されたのです・・」
彼女はその 生徒を名指しその罪を暴き---
生徒たちに ある方法(牛乳にHIVに感染した亡き夫の血を混入した)で
「死の恐怖を与え」----学校を去った。
それは「少年法」で守られ 罪を罪とも思うこともなく生きていくだろう彼ら?への復讐だった・・?
冒頭から強烈~
その恐怖と衝撃は-----
生徒たちを蝕み浸食し「殺人者」への制裁(いじめ)へと発展することに。
それは先生にとって 予測内の出来事だったのかもしれない。
この醜悪な 集団いじめからみえる
子供たちの「上目線や善意の欠落・残酷さ」なるものはナンなのか?
集団心理のなせる業なのか?
自分に置き換える者もなく、止める者さえない現状を見つめ--
私の震えは止まらなかった。
そして始まる・・登場人物たちの告白。
それもまた想像を超える自分本位な理由にただただ驚愕。
そこに見えかくれする現代の闇に打ちのめされる思いだったのでした。
①加害者少年Bの闇(実は真の殺人犯)
Aに命じられ巻き込まれた・・ある意味では被害者ともいえる彼。
事件後ひきこもりとなり、母にも拒絶されたことで母を殺害した。
②加害者少年Bの母。
息子の受けていた壮絶いじめ・殺人を知り精神崩壊
無理心中を図るも息子に刺され死亡。
彼女もまた不幸な母だったといいっておきたい(涙)
②加害者少年Aを好きな少女Cの闇--(ただ彼を救いたかっただけ・)・
「母に捨てられてカレは寂しかっただけなんです。」
「はははは!!だったら自分の母を殺せばよかったのに!」
自分の大義名分が崩壊。その後彼に殺害される。
③主犯Aの闇(ちょっとした悪意だった)
母から放任されている悩みがあった。
加害者C少女を殺害、母も殺害しようと計画。
彼の殺人の理由は 「人の命なんて軽い---」という理由?
贖罪を拒みそう答えたカレに
「どか~ん!」なんてね・・。
彼女は再び罰を与えることになる。
(わたしはやってない派ですが・・どうなのかな--?・・)
でもそれは--徐々に彼を蝕むことになるだろう。
ー誰が許そうとも 私はあなたを許さない--
そう叫んだ彼女に 後悔は無いのかもしれない
「私もきっと同じ・・」そういいたい衝動に駆られてしまう自分もいるしね(涙)
しかし彼らに「そんなことは殺人の言い訳にはならない!」
といってきた彼女が、自分のの憎しみで2人が死に2人の子供を闇に落とした事実が
辛くないわけはない。
その思いを最期まで否定していた彼女だけれど・・・
ラストの彼女の流した涙の中に 彼女のすべてが見えた気はしました・・・
彼女の思いが 彼らに届く もっと違う方法はなかったのか・・と思ったりもしますが・・
後任として頑張っていた熱血先生の思いが空回りしていたように----
もはやそれも虚しいこと。
先生にも--加害者Aにも・・もはやかける言葉もない私なのでした。
その通りだと思います。私はここがこの作品のポイントかなって思ってます。つまり現行の少年法では、被害者の悠子だけでなく加害者の修哉や直樹まで不幸のどん底に陥れられるって意味で。
これって殺人シーンがあるからR15なんですかね?内容がショッキングだからって理由ならナンセンスかなって思うんですよね…。
あの言葉の先にあるのは救いなのか、更なる地獄なのか。
とんでもない映画でしたね。
勝手に涙が出てきました。
命の重さはここまでしないと解らない
残酷な子ども達が悲しい。。。
久々に凄い物を見たって気がしますわ~。
ちなみに私も「やってない」派(^・^)b
私にも彼女と同じ思いがありますからね~。
とはいえラストの彼女の涙に感じる「晴れない思い」に涙がこぼれました。
4人もの命を闇に落とした彼女・
--殺人に言い訳は通らない--それは自分が
1番しっているはずですからね~(涙)
R15,私もカレラにこそ考えてほしいとは思うんですけど。
中にはいるだろう『短絡的な子供』にはやっぱ危険な作品かもですね~
どこにも誰にも救いがないだけに
私は彼女の「な~んてね」に救いを求めちゃいましたけど・
どっちにしても復讐に救いなんてないことを
彼女の涙が・・語ってましたよね。
でも!泣きね入りしかない現状は許せないし--
どうすりゃいいんですかね-!
「命の重さ」なんてことをなぜ教えないとわからないのか・・不思議ですから~
「解らないのか~!」ですよね(涙)
とはいえ彼らに先生のどんな思いが伝わったのかもわからずじまいだし・・。
負の連鎖は母親のような描かれ方だし~。
松さんや木村さんの辛さもとびこんでくるし~
で・キツかった--!もうぐったり!
彼らも先生も・・グレアムのように
罪悪感に苦しむことになるんでしょうかね-
復讐は虚しいもの・・・と言われていますが、
ここまで復讐に徹底する作品は、
それはそれで面白かったです。
どのように犯人を追い詰めていくのか・・・
先生が語るシーンは凄味がありました。
最後の●●ですが・・・
私も“やってない派”です。
私にとっても忘れられない作品になりそうです。
とにかくスゴイ映画でした!!
初っ端から「何?これ?」って感じで引きつけられて、そのまま怒涛の展開に慄きながら観ましたよ。
いや~~~恐ろしい・・・教師も生徒も母親も。
原作者はよくこんな話を考えましたよね~
原作も読んでみたいけど、ちょっと勇気がないわん。
「誰だれのケース」とかで同じ事件をいろいろな視点から検証する作品はたまにあるけれど、この「告白」は衝撃ありすぎ!
日本は戦後が長くなってのきたのかも、とか思ったり。人間ってむちゃくちゃ出来損ないの生き物だってつくづく思うところです。なまじ知恵があるからろくな事しないのよね(><)
復讐する方の心の分裂具合が凄かったです。松さんに拍手!