栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

通話アプリで注意すべき点

2019-06-16 18:10:15 | 視点
 さて次は実際に使ってみた上での注意点である。これはSIMフリーの選び方などについて書かれたものでも
お目にかかったことはなく、私自身がその落とし穴にハマって初めて「そういうことがあるのか」と気付いた。

 というのは、ある月の請求金額が2400円と通常の倍近い金額になっていたので、そんなバカなと思い詳しくチェックしてみた。
すると、その前の月も、さらに前の月も2000円オーバーだったのだ。

 この時の契約はmineoで、1年間は割り引きがあったため1000円以下に収まるはずだった。
それがなぜか倍以上の料金を数か月に渡って使ったことになっていたのだから驚いた。

 実はここに専用アプリ使用のカラクリ(?)があったのだ。
専用アプリを使って電話すれば通常30秒につき20円の金額が半額の10円になるというのがSIMフリー各社の謳い文句で、
SIMフリーに変更した人は例外なく専用アプリを使って電話をかけていると思う。

 ところが、この専用アプリを使って電話していても通話料が半額にならないことがあるのだ。
より正確に言えば、専用アプリから電話をしているにもかかわらず、専用アプリを使わず電話していると
判断されることがあり、その場合は20円/30秒でカウントされる。

 このことはサポートに電話しても教えてくれない、
というか彼ら自身がこういう現象が起きるということを知らないのかもしれない。

だから「専用アプリから電話していただかないと割り引きにはなりません」という返事しかしてこない。

 これ、当初はmineo特有の問題かと思っていたが、google playストアのアプリレビューを読んでいて、
例えばbiglobeでもniftyでもOCNモバイルONEのアプリでも「半額割り引きにならない」という書き込みがあったことから、
半額アプリの問題だと気付いた。

 では、どういう時に半額通話にならないのか。
それは相手からかかってきた「着信履歴」を使って、そのままリダイヤルした時だ。

 専用アプリの「着信履歴」から電話するのだから、アプリを使って電話しているのは間違いない。
にもかかわらず、アプリの方でアプリを使わずに電話していると判断するようだ。

 これはかけ放題プランに加入していようと同じで、
10分無料と思って電話していたら20円/30秒×10分=400円で請求されることになる。

 この現象を避けるためには電話をして先方が出る前に表示される番号に
プレフィックス番号が付加されているかどうかを確認してかける。

 もし090や080から始まる番号が表示されていれば即切ってかけ直すか、
着信履歴を使わずに、電話帳から相手の名前を表示させてかけるしかない。