栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

雪で足止め、やむ気配なし。

2019-01-26 16:32:12 | 視点


 昨日は朝、県北東部の実家を出て岡山市北区大内田で開催中の「おかやまテクノロジー展」会場に行く。

岡山駅西口からコンベックス岡山会場まで無料シャトルバスが出ているので、

当初はそれで会場に行く予定にしていたが1時間に1本間隔だし、

この日はとても寒そうだったため会場まで車で行った。

会場に着いたのが1時前だったので、まず腹ごしらえをし、その後、数社のブースを見て回る。

それから友人と合流し、会場でしばらく話した後、別の友人と会い、ユアサシステム機器を紹介され

同社のブースを見て、友人と会場を後にした。

 会場であった友人たちとは夜岡山市内で新年会をする段取りになっており、まずホテルにチェックイン。

約束の時間まで小一時間あったのでノートパソコンの増設メモリーの在庫があれば買おうと駅前のビックカメラに行く。

メモリーの在庫がないのは多少なりとも予想していたが、すでにメーカー在庫もないとのこと。

あるとしたら流通在庫で、ネットで買えるかどうかだと言われる。

ついでに売り場を見て回るとAserの15.6インチノートPCが7万円余りと表示されていたので

担当者を呼び安い理由を聞く。

1つ前のモデルだから「たしかにこれは安いですね」と言われ、心が傾く。

CPUはcore i7でメモリー8GB。

思わず衝動買い。



  気のおけない友人たちとの新年会は楽しく、翌朝(つまり今日)はそのまま福岡へ向けて

車を走らせる予定だったが、気がかりなのは天気と道路事情。

 早朝、高速道路情報をチェックすると山口南から下関間が雪用タイヤ装着とのこと。

愛車のタイヤが履いているのはノーマルタイヤ。

ガソリンスタンドでも友人たちからも「えっ、ノーマルタイヤ?」と驚かれたが

「福岡だからスタッドレスタイヤなど必要ないから」と返事はしたものの

長距離移動の場合は途中の天気が心配。

 朝10時過ぎにもう一度高速道路情報をチェックするも変わらず。

それでもと思い美東サービスエリアに電話をかけ天気と道路事情を聞く。

雪は降ってないとのことだが、雪用タイヤ必要と言われ、この日の帰福は諦め県北東部へ引き返す。

赤磐市に入ってしばらくすると雪が降りだし、どんどん激しくなる。

美作市に入る頃には一面、写真のような雪景色に変わっていた。

夕方になっても雪はやむどころか降り続いているから、明朝はかなりの積雪になっているかも。

しばらくこちらで足止めになるかも分からない。




ゴーン日産前会長の保釈申請再び却下、長期勾留をさらに続ける問題

2019-01-22 17:16:51 | 視点
 今回、予想ではゴーン氏の保釈が認められるだろうと思っていた。
理由は保釈後の居住場所を前回のフランスから日本国内に変更したことで、国外への「逃亡の恐れ」は一応なくなったと考えられるからだ。
 またゴーン氏の家族は
アメリカ当局が保釈中の被告らの逃亡防止に使用する装置を身につける
検察庁に毎日出頭する
旅券を検察庁に預ける
 など「あらゆる条件を受け入れる」と表明していた。
 罪を認める以外のことなら、保釈のためのどんな条件でも無条件で受け入れるというわけだ。
もちろん高額の保証金さえ受け入れると言っているわけだから、とにかく保釈を勝ち取りたいという思いが伝わってくる。

 無条件受け入れまで表明しているのだから、今回は保釈申請が認められるだろうとゴーン氏の身内が考えたとしても無理はない。
 しかし、東京地裁は今回も保釈申請を却下した。
理由は「証拠隠滅の恐れ」があるということだろう。
そう判断した根拠はおそらくゴーン氏が罪状を全面否認していることに加え、獄中から指示して姉に証拠隠しを依頼した風があったことから、保釈すればそのほかにも隠蔽工作、口裏合わせをするだろうと踏んだからだろう。

 日本の警察・検察は一般的に、罪状否認をすれば保釈を認めない傾向がある。
彼の勾留はすでに2か月を迎えている。
検察のこうした長期勾留は問題があると、年明け以降3度に渡って書いているが、裁判所の姿勢も変わらないようだ。

栗野的視点(No.633):ゴーン氏勾留で変わるかもしれない司法の古い体質。
 http://www.liaison-q.com/kurino/Ghosn-prison.html

栗野的視点(No.633_1):ゴーン氏逮捕に関する読者のコメント
http://www.liaison-q.com/kurino/Ghosn-prison2.html

栗野的視点(No.633_2):ゴーン氏の守銭奴的なやり方は断罪すべきだが、長期勾留は許されない。
http://www.liaison-q.com/kurino/Ghosn-prison3.html




多少のデメリットもあるが、京都で2食付きで安く泊まれたホテル

2019-01-17 11:38:03 | 視点


 京都の観光地はどこもかしこも外国人でいっぱい、というのはいまや常識と言ってもいい。
当然、宿泊施設も同じで観光シーズンにはよほど前に予約を取らないと難しい。
ところが、探せばあるもので(どこぞのCMではないが)、3週間近く前の予約だったと思うが、
京都駅からそう遠くない烏丸に格安で泊まれた。
 宿泊料は2人で15,555円。しかも夕朝食の2食付きで、この価格。
宿泊料は安いに越したことはない。
でも20、30代の若い頃ならまだしも、いい歳になると部屋が古かろう、狭かろうというのは遠慮したい。
シーズンオフなら分かるが11月下旬の紅葉シーズンに、この価格は若干不安にもなる。

 だがホームページの写真を見ると、一応ビジネスホテル。
フロントもきちんとあって、というのも変だが、宿泊料金が安いビジネスホテルでは
フロントの接客スペースはせいぜい2人分というようなところが結構ある。
だが、ここはフロントスペースも広く、むしろ高級感さえ感じさせていた。
風呂は大浴場にサウナ。アメニティー類も一応揃っている。

 次はホテルの年数だが、2016年7月1日オープンとなっていた。
知名度不足でまだ宿泊者が少ないのだろうかなど色々考えてしまうが、
京都駅からそう遠くない距離にあるし、ほかに空いているところはないしで即じゃらんから予約。
ただ支払いは現金決済のみ。

 一抹の不安を抱えながら夕方チェックイン。
夕食は日替わり定食かカレー定食のどちらかを選ぶシステムになっていたので、あまり期待せず
京都駅のデパート、伊勢丹で惣菜類を買っていき、もしものときに備えた。




  
 部屋はお世辞にも広いとは言えない。はっきり言えばちょっと狭すぎる。
ベッドと形だけの小さなテーブルに、今となっては大画面とは言えないTV。
腰掛けるソファーもテーブルもなく、部屋に入ればベッドに腰掛けるか横になるしかない。
すべてがギリギリで作ってある。
荷物が多いと、室内に置くスペースがない狭さ。
これ以上部屋が狭いと絶対二度と泊まらない、と不満を持つギリギリの室内だ。
 なるほど、こういうやり方もあるかと妙なところに感心してしまった。
今までのビジネスホテルの盲点と言えば盲点をついたホテルだ。

 ホテルの名前は京都ユニバーサルホテル烏丸。
後に調べて分かったが、ユニバーサルホテル名で各地に展開をし始めているようだ。
民泊需要を当て込んだというか民泊需要にうまく応えたホテルづくりといえる。



 食事は1階レストラン、というのはビジネスホテルの常識だが、夕食メニューは2種類のみ。
チェックイン時に日替わり定食かカレー定食かを聞かれ、日替わりにした。
どこかその辺の定食屋に入ったような感じの夕食で、味も料理内容も期待できないが、
欲を言わなければこれもアリかなと思える。
 白人系の外国人も宿泊しているようでレストランで定食を食べていた。
学生風の若い女性だったから旅行費用を安くあげようと考えたのだろう。



 驚いたというか、この時初めて目にしたのが味噌汁の自動給餌器(写真)。
最初はお茶の自動給茶器かと思ったが味噌汁。
アルコール類(といってもビールだが)はレストラン内の自動販売機で買うシステム。
ジョッキ生とか日本酒の熱燗をと思っても、それは無理。
他の飲料は隣接のコンビニで買える、とまあ合理的。



 デメリットは自室が分かりにくいこと。
チェックインした後エレベーターで6階まで上がったのはいいが、その後フロアをグルグル。
番号を確認し、矢印方向に行ったのだが、途中で番号がなくなっていたのだ。
よくよく確認すると同じ番号が2つか3つあった。
A-○○号室、B-○○号室となっていたのだ。
しかも一部は外廊下。

 これって完全にマンションの作りと気づいた。
よく見ると2016年オープンの割には建物が古い。
そう1ルームか2DKあたりのマンションをビジネスホテル風に改装しているのだ。
民泊需要を当て込み各地にビジネスホテルをオープンしているようで、
一からホテルを建設するよりはるかに安上がりに建設できる。
しかも民泊法できちんと届け出れば営業できる。
もちろん、このホテルは民泊ではなく、一応ビジネスホテルに入るのだろうが、
ビジネスホテルと民泊の中間に位置する建物と考えて間違いない。

 問題なのはチェックイン時に非常階段の場所、避難経路の説明がなかったことだ。
しかも室内に常備されてある館内説明にはA4用紙に印刷された(写真)案内図があったが
非常口の位置が色付けされているわけでもなく、しかも用紙も文字も小さくて、
申し訳程度にとりあえず備え付けたという館内案内図だからハズキルーペ(拡大鏡)を
かけて見ても見えないだろう。

 さて、低価格とこうしたデメリットをどう考えるかだが、宿で旅の疲れを癒やしたい、
少しでも旅行気分を味わいたいと考える向きやシルバー世代にはお勧めできないだろう。




100均で買ったプリンターインクを使った結果

2019-01-12 22:49:50 | 視点
プリンターが活躍するのはほぼ年に一度、年賀状書きの時ぐらい。

そのほかにプリンターの出番はほとんどない。

文書を送る場合もE-mailに添付するし、私の使い道ではせいぜい黒インクを使うぐらいで、

そのほかのカラーインクを使うことはない。

インクはそれぞれ分離独立型だから、無くなった色のインクをその都度交換するという

一体型インクよりは経済的な点が気に入り買ったのがエプソンPM-G730で、いまだ使っている。

もう何年使っているの定かではないほどの年代物(?)で替えインクを買いに行っても売り場に

全部揃っていることがないから、そろそろ替えないと肝心のインクが無くなってしまうかも。

そう思っている時たまたまダイソーで替えインクを見つけ、つい衝動買い。

というほどではないか、1個200円だからね。

だから在庫があった色を全部買った。

で、帰って早速年賀状の印刷。



 実は年賀状の印刷は後1、2枚を残すのみで皆プリントし終わっていたのだが

なくなった色のインクを100均インクに取り替えて、まず試し刷り。

いきなり年賀状にプリントするのはリスクがあるからプリントし始めとか

インクを取り替えた時は他の用紙で試し刷りをするのを習慣にしている。

半年以上使わず、久し振りに印刷する時はインクの目詰まりはよくあるからだ。

 最初の試し刷りが下左側。

写真では少し見にくいが印刷面全部にマゼンタとシアンの横筋が数多く入っている。

それでも何枚かプリントしているうちに線が消えることはよくあるので、

続けてプリントしてみたが効果なし。

右側が少し筋が薄くなったものだが、全体にシアンの色乗りがあり、これではとても年賀状の印刷は無理。



 いくら安かったからといっても、これでは安物買いの銭失い。

やはり純正インクでなければダメだと勉強になった。

そこで思い出したのが、以前も互換性インクを使ったことがあるし、現に100均インクを入れるまでは

互換性インクを使っていたことを思い出した。

そう、それらはヨドバシカメラやヤマダ電機で買ったものだった。

ということは互換性インクだからおかしいのではなく、100均ショップで買ったインクがダメなんだと気付いた。

 そこで新たな疑問。

もし、全部のインクを100均インクに替えたらどうなんだろう、と。

試してみたい誘惑にも駆られたが、結果は同じなら時間と労力のムダだ。

第一、近くの100均には全種類のインクがなかった(ライトマゼンタほかが欠品だった)から試そうにも試せなかったが。

 教訓:100均ショップでプリンターインクを買ってはいけない。




ノートパソコンがフリーズしだしたのでメモリーを増設

2019-01-08 11:56:32 | 視点
 現在メーンで使っているPCは4年前にドスパラ博多店で購入したDiginnos。
購入時のOSはWindows8.1
Windowsが10にアップグレードした時、このPCもWindows10に無料アップグレードしたから現在のOSはWindows10。
購入時の金額は6万円代だった。

 パソコンには大体7万円前後、最大でも10万円以下の金額にしか費やさないようにしている。
元々の使い方が文章作成とネット閲覧にメール、住所録とデータベース。
それに撮影した写真の閲覧と加工ぐらいだから、CPUもCore i3で充分だ。
 データベースはDOS時代から使い続けてきたが、それも最近はEvernoteやOnenoteなどが
クラウドで使えるようになったからPCの処理能力が非力でも充分使えるようになっている。

 原稿書きに使っているのは一太郎などのワープロではなくエディターで、DOS時代はVZ editorやMIFES。
VZ editorがよくてメーンで使っていたがWindows版は出さないと分かったので「秀丸エディタ」に替えた。
ワープロと違って軽いし、縦書き表示もできるので、いまや「秀丸」なしでは私の原稿は書けないと言っていい。

 それはさておき、ノートPCも使い続けると重くなる。
最近はフリーズに近い状態に陥ることも多く、買い替えも選択肢に入れていたが、メモリーの増設を思い付いた。
現在のメモリーは4GB。購入当初はそれでもよかったが、今となれば倍の8GBは欲しいところだ。
 問題はメモリースロットの空きがあるかどうかだが、調べてみると2スロットある内の
1スロットしか使ってなかったので、空きが1スロットあることが分かった。

 メモリー増設の方法は2つ。
現在入っているのと同じ4GBのメモリーを買って挿す方法が1つ。
もう1つは現在入っている4GBメモリーを抜き、新たに8GBメモリーを2本買って挿す方法。
 後者の方がサクサクと動くようになるが、8GBメモリーを2つ買わなければならず、その分出費が増える。
そこでまずドスパラに電話して4GBの対応メモリーの金額と在庫の有無を確認。
店頭在庫あり、金額は3,480円とのことだったので早速買いに行く。



 メモリー増設はデスクトップの方が簡単だが、ノートPCも裏蓋さえ外せば後は比較的簡単だ。
ビスは大抵プラスネジなのでプラスドライバーを挿し込み4、5箇所のネジを外す。
ネジを外した後は注意しながら裏蓋を外していく。

 この時、無理な力を加えるとバリッとプラスチックの裏蓋が破れたりするので注意。
スマホの裏蓋を開ける時のような要領で細いマイナスドライバなどを隙間に挿し込み、
端から少しずつ開けていく感じ。

 逆に裏蓋を閉める時は端から順次押し込んでいく要領で。
 


 メモリーは裏蓋を開ければ大抵見えるところに1枚挿してある。
その横に空きスロットが見えるはずで、後はそこに買ってきた新しいメモリーを挿しさえすればいい。
 メモリーの向きに注意しなければならないが、大抵の場合は逆向きには挿せないようになっているから、
それほど心配する必要はないと思うが、力任せに押し込まないこと。

 それでも不安な場合は、現在挿されているメモリーをよく見て、それと同じ形を上にして同じ方向に挿せばいい。
表裏はラベルが貼ってあったり、切り込みの位置で分かるはずだ。

 挿し込んだ直後のメモリーは斜めの傾斜が付いているはずだから、
それを下に押していくと両端の凹みにストッパーが入り固定されるから、それで終わり。

 後は裏蓋を開けた時と逆の順序で、蓋を静かに(パキパキッ)と押し込み、ネジを締めて終わり。

メモリー増設の効果は結構大きく、まずWindowsの起ち上がりが速くなる。
ブラウザでネットを開く時も以前ならしばらく待たされていたが、待ち時間が短縮された。
いくつかのソフトを開いていたり、ブラウザでタブをいくつか開いているとPCがフリーズしかけていたが
それがなくなった。

 もしPCの動きが重くなったと感じていたらメモリーの増設をお勧めする。
PCの買い替えに比べれば数千円の投資で済むからお得だ。



新年のご挨拶

2019-01-03 06:57:13 | 視点
猪突猛進より優しくスローな「共想」で。




 近年ミネルヴァーのフクロウはすっかり姿を見せず、
他者を思いやる気持ちの代わりに
内の世界ばかりを強調する新自由主義が幅を利かせています。
こういう時代だからこそ「理想」と「思想」と「共想」、
それを支える哲学が必要だと思います。

「犯罪の背景にイラツキを生むコンビニ社会の存在」
「社会に蔓延している『結果が全て』の風潮」
「日本のエリート層はなぜ道を誤るのか」
「ゴーン問題 アメリカ的強欲資本主義と決別できるか」

 昨年メルマガ「栗野的視点」で配信した一部です。
配信は「まぐまぐ」から。HPにも掲載しています。

 今年も福岡と岡山県美作市を行き来する二拠点生活です。




  (写真はカタクリの花。九州では咲いていません。山口県がこの花が咲いている西限)